〜グリンスヴァールの森の竜〜
〜グリンスヴァールの森の竜〜
艶やかな頭髪を撫でて、ラキの唇に口付けをする。柔らかな感触と、若草の香りに似た、少女特有の匂いがする。
唇を割って舌を差し入れると、ラキは驚いたように閉じた目を開いたが、すぐに力を抜いて、俺に全てをゆだねようとした。
「ん、ちゅ………」
舌を絡ませあい、口中を舐めまわす。キス自体が初めてなのか、ラキはどうしてよいのか分からず、なすがままになっている。
ただ、何度も舌を絡ませあっていると、慣れてきたのか俺の動きにあわせて舌を動かしてきた。
俺は少し乱暴に、ラキを抱き寄せると…更に深く、ラキの口中を味わおうと、舌を深く進入させ、掻き回す。
「っ………ちゅ、ふ、んっ」
ラキが、息苦しそうな仕草を見せたところで、口付けをやめて、身を離す。溶け絡まった唾液が糸を引き…ぼうっとした表情で、ラキは深く息をする。
ベッドにラキの身体を横たえて、その身体を眺める。白磁のシーツに黒の制服が、コントラストとなって俺の目を魅了した。
「ぁ、ん、先生っ…」
制服の上から、ラキの胸を揉みしだく。小さいながらも弾力のある胸は、触っているだけで心地よいが――――やはり、実際に味わうべきだろう。
「――――ぁ」
腹部より手を差し入れて、制服をたくし上げる。シャツと一緒に下着も上にずらすと、着やせするのか、充分なふくらみのある丘の頂に桃色の尖りが見える。
顔を寄せ、耳を当ててみる。ラキの心臓の鼓動は、早鐘を打つように一定の間隔を刻んでいる。その感覚は、徐々に早くなっているようにも感じた。
「ん………くすぐったい、です――――ひゃっ!?」
かり、と乳房の頂点を甘噛みすると、ラキは驚いたように身をすくませた。どうやら、刺激が強いようだったので、俺は攻めるべき場所を変更する。
弾力のある乳房に唇をつけ、舌を這わす――――滑らかなラキの胸部は、瑞々しい甘さと、うっすらとかき始めた汗の混ざった味がした。
いっそ、このまま食べてしまおうかと思えるくらいに、ラキの身体は魅力的だったが………まだ、それは早い。味わっていない部分が、他にもあるのだから。
「ラキ、こちらも脱がせるぞ」
「ぅ………そっちは――――…ま、待ってください、自分で脱ぎますから!」
「まぁ、そう言うな。ほら、身体を浮かせるんだ」
スカートの中に両手を差し入れて、それに指を掛けた俺を、困ったように見るラキ。しかし、重ねて言った俺の言葉に観念したのか、両手足を使い腰を浮かせる。
その間に、俺は指に掛かったものを引き降ろした。薄水色の下着――――中央が濡れているのは、ご愛嬌といったところだろう。
ラキは真っ赤になって、両手で顔を覆っている。恥ずかしいのだろうが…そこで躊躇できるほど、俺は枯れてはいない。
黒色のスカート、その覆いをあげると、そこには誰にも蹂躙された事のない、少女の丘があった。うっすらと生えた周囲の毛と、未開の空洞。
「触るぞ」
「………」
返事もできないのか、ただただ頷くラキの返答を受けて、俺はラキの股間に指を這わせる。閉じているラキのそこは、俺に触れられたせいか、内側より蜜を出し始めている。
しかし、これではまだ足りないだろうが。俺は花弁に手をかけると、指でそれを開いてみる。ピンク色の膣壁と、処女の証がそこにはあった。
「――――っ!」
外気に触れるだけでも刺激が強いのか、くにくにと肉壁をいじるたびに、ラキは身体を震わせ、敏感に反応する。
無論、ラキのその部分だけでなく、唇に唇を重ね、胸部を揉む事も繰り返す。そうして、まだ蕾である花を徐々に開かせ、開花させる。
ころあいを見計らい、俺はラキの身体に覆いかぶさった。股間のいきり立つ物を取り出して、秘裂にあてがうと、これから起こる事を感じ取ってか、ラキの身体が強張った。
「ブラッド先生………その」
「初めてなのは分かっている。怖いだろうし、痛いだろうとは思うが――――俺に身を任せろ」
「――――はい、ブラッド先生……………っ、あ、あ!!」
ぐ、と硬い肉の塊が、ラキの身体に埋め込まれていく。よほど痛いのだろう…ラキは身体をつっぱらせ、シーツを握り締める。
か細い少女の手だというのに、その手は強くシーツを握り、痛みをごまかすかのように強く握られている。
さすがに、こればかりは代わってやる事はできない。俺ができることは、ラキの身体に楔を打ち込むことだけだった。
俺はラキの腰を掴むと…更に奥へと蹂躙を開始する。ラキの中は狭かった。その心地よさに酔いながら、俺は未踏の地を鮮血と共に抉じ開けた。
「っ………ぐ………ふぅっ」
ラキの最奥――――…子を孕む場所にまで突き進み、俺の腰は止まった。異物を身体の中に受け入れた少女は、荒い息をつきながら、俺の腕の中にいる。
涙に顔は塗れ、胸をはだけさせ、身は肉の棒で貫かれているというのに、その姿は一片の価値も損なっていないと感じるのは、ひいき目なのだろう。
それほどに、俺はこの時………ラキに見惚れていたのかもしれない。俺は、ラキの頭に手をやると、少々乱暴にその頭を撫でた。
「よく頑張ったな、えらいぞ」
「はぁっ………先生っ、私、ちゃんとできましたか?」
「ああ、充分に気持ちいいぞ。だから、しばらくはこのままだ」
本当は、今すぐにでも動きたくはあった。男を初めて知る膣内は、ひくひくと蠢き、まるで吸い付くかのように蠢いている。
その壁に肉の棒を擦り付け、子宮を突き上げ、奥の奥、苗床となる場所に白濁の精を蒔きちらす事が出来れば、どれだけの快楽となるだろうか?
しかし、明らかに無理をしているラキに、それは無茶というものだった。蹂躙すれば、ラキが壊れる――――それは決して、愉快な事ではなかった。
「あ、あの…辛く、ないんですか? ブラッド先生」
「さてな。それはラキの気にする事ではない。ほら、今、口はそういうことの為に使うのではないだろう?」
「ぁ――――んっ…」
口付けをすると、どうやら気に入ったのか、ラキは嬉しそうな表情になる。俺は、上下の口からラキの身体に進入し、その中を味わった。
俺を受け入れたという自覚が芽生えたのか、俺から流し込まれる唾液を、ラキは抵抗感なく体の奥へ、嚥下する。
火照った身体は熱を帯び、柔らかな胸、細い腰のくびれ、張りのある太腿………どこを触っても、心地よい暖かさが伝わってきた。
そして、何より――――いまだ俺の埋め込んだままの膣内も、熱く、ぬめるように蜜を吐き出してきたのだった。
「さて、少し動かすぞ。また、痛むとは思うが………」
「大丈夫です………我慢できますから、最後まで、お願いします」
潤んだ目で、俺を見つめてくるラキ。その顔を苦悶に歪ませるのは少々気が引けるが――――さすがに、こちらも我慢の限界だった。
長くお預けをくらったおかげで、すでに爆発寸前のそれは、発射の衝動に駆られているが…こすっただけで出るのは情けない。
せめて、隅から隅まで味わってから、放ちたいものだと思いつつ…俺は本格的に腰を使って、ラキの身体に切り込んでいく。
「っ、あ…あ…あ…あ…!」
速いテンポで腰を打ち付けると、痛みが奔るのか、ラキの身体が硬直した。それでも、動き始めた腰は止める事はできなかった。
初めてで、快楽を感じるのは難しいだろう身体を傷つけないように、注意を払いながらも、奥への侵入はとまらない。
最奥に留まったまま、小刻みに腰を動かす――――激しい動きよりも、この方が負担は少ないだろう。
「先生、先生っ………ふ、く、うぁぁぁっ!」
すがる様な、ラキの手を握り返し、俺は最期のスパートに入る――――もはや、外に出そうなどという考えは、微塵も起きなかった。
激しい劣情と、雄の本能が混ざった頭は、教え子である少女の身体に、種を撒き散らそうと、それだけに没頭した。
「いくぞ、受け止めろよっ!」
「ぅ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ――――――――!」
開放感が、脳を真っ白に染めていく。どくんどくんと、脈打つたびに身体の奥から湧き出したものが、ラキの身体に注がれていくのが分かった。
溶けて、混ざっていく。そんな心地よい感覚と共に、生み出された情欲が、ラキの身体に染み渡るまで、長い時間が掛かったように思えた。
「はぁ、あ、はぁ…」
「大丈夫か、ラキ?」
「………ぁ、は、はい、大丈夫です。でも………ブラッド先生のは、大丈夫じゃない、みたいですけど」
「ん、ああ、すまないな。すぐ抜くから」
困ったように言うラキ。あれだけ出したというのに、俺のものは未だ、全然萎えてはいなかった。硬いままのそれを残されたままでは、ラキも困るだろうと、俺はそれを抜き取ろうとした。
と、腰に当てた俺の手に、静かに手を添えながら、ラキは心底恥ずかしそうに、俺に話しかけてきた。
「その、もう少しこのままでいてくれませんか? 先生が中にいると、安心するんです…」
「そ、そうか?」
男の俺には、いまいち分からない感覚だな――――と、内心で首をひねっていると、ラキはどこか大人っぽい微笑みを見せる。
「その、私はもう大丈夫ですから、休憩したら、続きをしてください」
「それは構わないが、ラキは辛くないのか? かなり疲れただろう?」
「大丈夫です。それに、男の人は、このままじゃ辛いんでしょう? シャルちゃ――――友達が、そういってましたから」
「………そうだな、ひとまず小休止とするか」
苦笑をし、行為の余韻と共に俺とラキは身を寄せ合い、口付けをする。浮かされたような夢の様な時間は、そうして過ぎていった。
結局………それから、ラキに口で奉仕をさせたり、彼女の三つの穴全てを使い、それぞれに幾度も注ぎ込んで、果てもなく行為は続けられた。
最終的には、ラキが気絶することで場は御開きになったが………あのままでは、いつまで続いたか分からなかっただろう。
「すぅ、すぅ…」
俺の腕を枕の代わりに、静かに寝息を立てるラキ。その横顔を見つめながら、俺は久方ぶりに、深いまどろみの中に落ちていった。
………思えば、竜の巣を逃げ出してから、リュミスの影に怯えずに眠ったのは、これが初めてだったのかもしれない――――。
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