大番長・西欧編 

Battle:ヴェネティア


斬真 狼牙
 
体力 280/280     攻 120 治 25
                 命 200 収 30
近・ウルフファング      避  70 給 35

スキル・ウルフファング
消費気力3・攻撃力1.5倍・先制攻撃


天楼 久那妓

体力 130/130     攻 110 治 35
                 命 140 収 40
近・超回避          避 120 給 35

スキル・超回避


ミスティ

体力   85/85     攻  70 治 20
                 命 105 収 30
近・瞬速           避 140 給 15

スキル・瞬速
気力消費2・飛び道具無効化・攻撃力3倍


ハル

体力 100/100     攻  90 治 70
                 命 130 収 70
中・SOLシールド      避  30 給 20

スキル・SOLシールド
通常時10%で発動・攻撃完全無効化・他人の戦闘の時も有効・コマンド『かばう』



ヴラド

体力 600/600     攻  70 治  0
                 命 130 収  0
近・タウラスボマー      避   0 給  0

スキル・タウラスボマー
消費気力2・反撃率100%・完全命中



「うおらぁぁぁぁぁっ!!」

狼牙の拳が、魔物と化した、ヴラドの身体にめり込む。
瞬時に3発。敵の重い拳を避けてのカウンターが、きっちりと命中した。

『がぁぁぁぁぁぁっ!』

打撃を受けて、魔物が咆哮する。
一撃で、人間を粉砕する拳が、闇雲に振るわれる。

「くっ!」

その軌道上にいた久那妓は、攻撃をかわそうと身を反らすが……。

ギンッ!

『なにっ!?』

間に入ったハルが、障壁を張り、魔物の攻撃を受け止めた。

「すまない、助かった」
「いえ、これくらいは……」

手短に応答をし、二人は再び跳躍。直後、魔物の拳が空間を過ぎ去る。

戦いは、終始、狼牙達のペースだった。
巨大な体躯、圧倒的な破壊力の魔物だが、動きが鈍く、命中することはまれだった。

「やあっ!」

ミスティの蹴りが、魔物の胴体に吸い込まれる。
密着しての2発、離れざまの1発……瞬時に命中させ、魔物から離れる。

しかし、魔物は倒れない。

「はあっ、はあっ……」

ミスティの息が、上がっている。
いくら攻撃を放っても、受けた傷は瞬時に回復し、魔物は無尽蔵に攻撃を続けてくる。

『くくっ……むだだな』

嘲るように、魔物は言う。それはまさに、神話の時代の魔物そのままだった。
異形のその姿は、かつての青年だった姿は微塵もなく、魂すらも漆黒に染め上げられていた。

『わきあがるこの力、これこそが最強の証!』
「はっ、言ってろよ、牛野郎が」

しかし、狼牙はそんなヴラドの言葉を一笑に伏した。
彼は懐から何かを取り出すと、それを利き手に握り締める。

「その自信、叩き潰してやるぜっ!」

叫んだ直後、狼牙の手から、光の本流が溢れる。
それは、ヴラドの体から溢れる光と同質のもの、しかし、その色は、漆黒と対称の純白。

『な……に……?』

光は、狼牙の身体にまとわりつき、彼を守護するように覆っていく。
それはまるで、鬣を持つ、獅子のように雄雄しい姿の青年で……。

「獅子王……リック…………」
「え?」

ハルの呟いた言葉に、ミスティが怪訝そうな顔で応じたその時。

「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
『がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!』

光をまとった狼牙が、漆黒の光をまとったヴラドが、交錯する−−−。



斬真 狼牙
 
体力 280/280     攻 120 治 25
                 命 200 収 30
近・レオ・インパクト     避  70 給 35

スキル・レオ・インパクト
消費気力7・攻撃力7倍・先制攻撃



ヴラド

体力 600/600     攻  70 治  0
                 命 130 収  0
近・タウラスボマー      避   0 給  0

スキル・タウラスボマー
消費気力2・反撃率100%・完全命中



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