もはや数えるのが馬鹿らしいほどの月日が流れ、人類の文明は成熟を通り越し、腐り落ちた。
旧世紀の終わりに資本主義社会が終焉を告げ、人類はもはや生きる意味を失ったのだ。
人類は自らの人体を機械に置き換えることに飽き足らず、記憶すらも脳から電子へと成した。
もはや完遂しきった文化には新たな知識の追求ではなく、停滞と緩やかな衰退の中の甘美でしか幸福を生みだすことができなかった。
これは全ての人類が時間という名の束縛から解放され、生きることを止めてしまった時代のお話。

人類が人類である意味を失い、全ては夢へと紡がれる。

Sweekfee Saga

I was born to ――

Go to Heaven

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