☆ 答 14 ☆
水商売-A
八百屋-A
・八百屋お七は何屋の娘…?
昔、京の都では、鴨川の川原で歌舞伎芝居の興行がありました。町人たちはその役者を蔑み、そこから「川原者」「川原乞食」という差別語が生まれました。更に、水に近い場所、水際で営業しているから「水商売」と呼ぶようになったと言われています。現在では、客の人気によって成り立つ、収入の不確定な商売の俗称となっています。
一方、「八百」とは具体的な数字ではなく、とにかくたくさん、ということを表す言葉。だから「八百屋」は、たくさんの品を売る店、という意味となるとはよく言われることです。ただ江戸時代には、八百屋と言えば主に乾物を売る店のことで、野菜を売るのは「青物屋」と言いました。だから、火事を起こしたことで有名な八百屋お七は、今の言葉に直せば、乾物屋お七…。また、「八」は分けること、「百」は親指を表し、ちょうど今でもせりでやるように、親指を立てて物を売りさばくことを「八百」と称したのです。
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