心のメカニズム 11
「類は友を呼ぶ」とはよく言ったもので、似たもの同志が仲良しグループを作っているのはよくあること。あなた自身、仲の良い友人を思い浮かべてみると、どことなく似ている友人が多いのではないでしょうか?「似たものどうしは仲良しになりやすい」という現象は、心理学的には類似性の要因と言われるもので、様々な調査が行われ、実証されています。
では、どうして類は友を呼ぶ現象が起こるのでしょうか?一言で言うならば「似た者どうしはとても居心地がいい」からです。例えば、趣味が共通であれば、それを一緒に楽しむことができますし、性格が似通っていれば意見が食い違うことも少ない。同じようなことで悩んでいるのならなぐさめ合うことだってできます。共通点が多ければ多いほど居心地がよく人は仲良くなりやすいわけですが、なかでも共通の劣等感は人と人とを強く結びつけるようです。その典型的な例が、不良少年のグループです。
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@tobira