03/02/19

短歌は“Japanese Song”でいいのか・・・。

返歌は全く変歌です。(^^ゞ
boxanime_01.gif (8664 バイト) 川柳も覗いて見ますぅ?


 

      亡くした人の 年追い超して 振り返る 微笑む君の 姿変わらず

      2月18日「誕生日おめでとう」 言葉受けとる 君もうここに居ず

      「一緒に逃げよう」 差し出す手 振り切った 我まだここに 命あり

      思い出す 品もなく 年追うごとに 薄れいく 君の面影 追い求める

      いつまでも未練と 自嘲し せめて…せめて… 今日だけは 君思い出していたい

 

 

    この先の 道の険しさ 思うとき 「死」の一文字が 頭をよぎる    

    目覚めては すいもくきんど… 指折り数え 君の帰りを 待ちわびる

 

    口癖は 「元気ぃ?」 墓に向って 問いかける マヌケさ

    通販の 痩せるお茶 広告眺めて ため息す ねーちゃんは座敷ブタ

    明日 明後日 仕事かと 思うだけでも 気が滅入る

 

    キャンセルするよ 笑って言える 自信なく 口に含む 珈琲なみだ味

    我との約束 果たせずに 心残せし逝く人は 病という父の戦友

 

    春一番 吹いたと聞こゆ 君の街 潮の香り 運ぶ便りに

    風強き 街を歩いて君はふと 髪を撫でつけ 何思ひやる   (以上2首 詠み人 湘南夫人)

 

    楽しげに 弾む声とは うらはらに 淋しさ増す 我の胸うち

    気をつけて 風邪引かないで 気をつけて 君を案じる 言葉は尽きぬ

 

    にぎやかし 煮込みの湯気の 向こう側 見知らぬ人が 肴となれり  (詠み人 アッシー氏)

変歌  にぎやかに 音立て落ちつ 湯気のぼる 現状知らぬ人 吾肴とす

変歌  うるわしの 君の香りと 思えども 馨しきとは 掛け離れたり  (詠み人 アッシー氏)

    カウンター スクリーンに写る 俳優と BGMが 寂しさを増す  (詠み人 アッシー氏)

変歌  ショットバー 愛モード打つ 君一人 寂しさまぎらす 話題はウンチ(^^;

    哀モード 紛らわすはずの 寂しさが 募る思いを 浮きだたせたり  (詠み人 アッシー氏)

変歌  悲しみは 君の淋しさ 伝わりて 何もできずに ただ哀めーる

    目前の 可愛い彼女 くどこうと ジャストタイミング 君よりのメール  (詠み人 アッシー氏)

 

    君の夢 一歩近づく うれしさを 伝えるメールの 文字踊る

    外海へ 夢語る君 はずむ声 嬉しくもあり 寂しくもある

    夢へ 大海原へ 出航す 夏待ちきれず 君が操る船

 

    澄みれ渡る 冬晴の空の下 ふと君のこと 考えてみる  (詠み人 アッシー氏)

変歌  君が言う 君とは誰と 考える せくち〜ぱんつか 花柄ずろ〜すか

変歌  僕が言う 君のこととは 誰あらん まる子声の 君のことなり  (詠み人 アッシー氏)

変歌  まる子声 聞かせましょうか 授業中 首になるやも 我関与せず

変歌  さっきのは もちろん嘘だよ 冗談さ ホントのことは ひみつだよ  (詠み人 アッシー氏)

絶句  念を押さんでもよろし。

 

    君よりの メール届きし 授業中 さざえさんが 響き渡る

    著作権 侵害をする 君を見て 心外と思う 我法律家なり

    うるわしの 君よりの声 聞き初めし 一人浜辺で 遠く見つめる

    まる子声 響き渡る 臨海場 おかげで覗き 失敗したり    (以上4首 詠み人 アッシー氏)

絶句  新聞に載るぞ。(-。-) ボソッ

 

    空を舞う 銀杏枯葉に 涙して 佇むばかり 佇むばかり

    白い息 震える手の中 吹き込んだ            (以上2首 詠み人 Carro氏)

 

    着信を 告げる音 耳に残し 何故と己を責めて 朝迎える

    カチカチと 着信知らせる 音響く じっと息ひそめる 長い夜

 

    しーちゃんの せくし〜ぱんつ 手に取って 思わず鼻を 背けたくなる  (詠み人 アッシー氏)

変歌  ずろーすも せくし〜ぱんつも 納豆も 臭さは同じと 頬ずりする

変歌  納豆を せくし〜ぱんつと ずろーすと 一緒にするとは 許せまじきなり  (詠み人 アッシー氏)

 

    冬の日の 晴れ渡る 空の下 我も密室で 研究会なり  (詠み人 アッシー氏)

変歌  密室で 篭もりついでに 期限なき レポート頼む ズロースで手を打って

変歌  うるわしの きみより願い 気になるも 我ずろーすを 好まざるなり  (詠み人 アッシー氏)

 

 

    これからも 時間を飛び越え 君思う 何度もめぐる 時間旅行

    気をつけて 扉の向こうに 人がいる ぶつかる自分 気まずい自分

    ごめんねを 繰り返しては また失敗 明日があるさ! さぁ頑張ろう   (以上3首 詠み人 Momotin氏)

 

    自責の念に とらわれつ いま一度 君の胸に触れたい 女の性

    テキストの 文字追うだけで 上の空 こころ一日 さまよい続く

 

    寂しさに 想いの深さ 実感す 君が見送る 駅のホームで   (詠み人 湘南夫人)

    おやすみの 愛メール届かぬ 今宵は どちらの女の 膝枕かな

 

    さにあらず 世にあらずとも 我過ぎて 陽はただ暑く 夢のけだるさ

    壊したら 又積み重ね やや壊し 路は暗いが 蝉も鳴かない

    爪先に 風がさと吹き 夜の空                  (以上3首 詠み人 Carro氏)

 

    じゃあね 互いに背を向け 歩きだし ふと振り返れば 君まだそこにいるかと(いてない…(ーー;)

    あれも言おう これも話そう タイミング逃して 何も話せず

    夕闇が 二人を包むとき 「連れて帰りたい」 聞こえぬフリした 遠いあの日(フッ、つまらぬ事を思い出した)

 

    包帯あとの 白い肌 今年の暑さを物語り 夏はゆく

    還る家 探し探し 迷い道 「死ねばいい」母の呪文 まとわりつ

 

    痛む腕 切り落としたいと 泣いた夜 今「おつかれさん」の言葉かけ

 

    蜩と 響く雷音 君がいた 一昔前の 恋物語

 

    公園に 鳴き始めた 蝉の声 梅雨明け間近と 告げる朝

 

    夜明けて 覗き込む目は 充血中 澄んだ目と褒められ 交代までファイト   (詠み人 単細胞)

 

    がんばって 声に送られて 同じ道 志した 友との別れ

    ポルシェと君 ディスプレーの中 仕事離れた 君笑ってる

 

    母の日の 花投げ捨てる 横顔に 疎まれても それでもあなたの娘です

 

    「帰ってきたぞ」 声聞くまでは 落ち着かず テレビつけてる 月曜の朝

 

    帰国まで あと何日 あと何日 指折り数えても まだ二日

    日本恋し 我忘れずにいるならば その思いが 自動電源OFF解除   (詠み人 携帯電話の営業時間延長)

    10時5分 「行って来るぞ」と 機上へと すでに酔っ払っておる ヽ(´・`)ノ フッ・・・

    10時5分 「行って来るぞ」と 機上の人に 淋しさ告げる 空涙もよう

    君の乗る 飛行機探し 南の空 今日から続く 帰国待つ日

 

    夢の前 立ちはだかる 壁高く 乗り越える日 果てなく遠く

 

    一言も もらさじと 言葉待つ 君見つめて気づく 気恥ずかしさ(*^_^*)(*^_^*)(*^_^*)

    君の車 見送りイヤで 名古屋まで このまま居たい 一緒に居たい(*^^*ゞ(*^^*ゞ(*^^*ゞ

 

    父の姿 夢に見て 今日が命日と 思い出す 慌しき日常

 

    春の言葉 いい遺し君 先に逝く 追いかけたくも 面影薄れし

 

    ショーウィンドウ パステルカラーの 花咲きそろう 人の心も 春うらら

 

    今週の 占い見ては 一喜一憂 ため息ついてる 本屋の店先

 

    まっすぐに 物事を見る その瞳 視野の片隅 わたしはいるのか

    i モード 愛モードとも 言いにけり 今日は悲しいくらいに 哀モード

    後ろ姿 見えなくなるまで 見届ける 心にしみる 君の優しさ

    君の愛情 わたしの感情 優しさゆえの すれ違いだな

    素っ気ない 君の言動に ほのかに感じる優しさが 疲れた心に温かい    (以上5首 詠み人 ばるたん女史)

    会いたいと 言えば会える 距離なのに 遠く感じる 君と家族の日曜

 

    抱きながら 君の名のどまで いでにけり

    バイバイと またねとさよなら つかいわけ

    そこが好き なった男の 弱みです

    これ似合う 聞かれて探す 誉め言葉

    ごめんねと さよなら告げて 届くメール   (以上5首 詠み人 おっぱ氏)

 

    突然の 強き朝日に 顔覆い 今朝も道路は 眩しさに消ゆ   (以上 詠み人 Carro氏)

    満点で 返された 答案用紙 問題とき夢あった 図書館の隅

    覗き見た 日記読んでは 「やかましぃー」 ディスプレィに怒鳴る 君目に浮かぶ

 

    手作りに 無言の励まし バースディケーキ 明日も生きるぜ 取り戻す笑顔

 

    受話器から 久しぶりに聞く君 笑い声 今泣いてたカラスが もう笑うた

    落ち込んで 聞く君の声 いつもの声 あした元気になれる 吾が特効薬

    君からの 贈り物「心に一筋の光を…」我の光となれ MerryChristmas   (詠み人 エサも与えろー)

 

    数回の コールの後の メッセージ 甘えるな! 怒鳴られた気になり 噛んだくちびる

    老い至る 双の目に 何を見る されるがままの 生きた屍

    特養の 家人の見舞い 訪れもなし 所在無さげに 今日生きる人

    実習日 今日の反省 思うより 人の人生 止まらぬ涙

 

    市販買う 嫁に文句を 言うでなし 吾の手作り待つ 父の大晦日

    手作りの お節待つ父 居らずとも 買い求めてる 今年もまた 

    口にせず 君覚えてた 忘れずに 今日が記念日 12月17日

    口癖は じゃあな元気でな 免疫できて 返す言葉は そう、元気でな

 

    人知れず 自分も見れない 冷たい目 沈没せよと 話してる   (詠み人 沈没@Toshi氏)

    人知れず 自分で見れない ヘソの下 ダイエットせよと 話してる   (詠み人 Kumiko女史)

    人知ってる 自分でまる見え つま先を 断崖絶壁と 皆叫ぶ   (詠み人 (・)(・)ナシ)

 

    我下ろし 残り香乗せて 200キロ 遠き道のり 帰る君何思う

 

    寒風に 空見上げれば 秋晴れと 澄む青こそが 身を刺す事よ

    闇夜にて 我独りとて 道を行く 前も後ろも 分からぬままに

    明日を待ち 今日もふらふら 待ちぼうけ 何かが変わると 幻見つつ   (以上3首 詠み人 Carro氏)

 

    人一人 助けられずに この道歩く 夢急激に 色あせて

    からかい口調の いつもの声 今日は励ましに聞こえる 君のぬくもり

 

    我残し 死を選ぶ君の思い 糾すの森に住む 神に問う

 

    今日だけ 今日一日 君だけ思う 逢いたい 逢いたい 逢いたいと

    あの夏を 忘れず君来ると 望みかけ 今年も登る 鞍馬山

 

    無意識に 描き散してる スケッチブック 心映して 泣き顔ばかり

 

    いつでも 電話してこいの 声を聞いたよう 願う潜在意識が見せた夢

    連絡なく 何も分らず 苛立ちに 紫陽花の花言葉 雨に濡れる

 

    悪態の 言葉に隠れた 思いやり 深夜の電話 思いはありがとう

 

    吾が想い 誰にある 吾が心 誰にある 問うには優しい 風、翡翠色

    想い出に 眠る君と 鞍馬山 あの日帰らず また夏が来る

    何故逝った 我を残し 何故逝った 連れて行ってそこに 迎えに来て早く

    悲しみが 襲うたびに 思い出す 差し伸べられた 君の温もり

 

    春風の 凍える夜に 待ちぼうけ 月は明るく 散る桃花と

    容赦なく 月日流れて きたるのは 杉の花粉と 始まる終わり

    風化する 心ばかりの 思いこそまた永遠よ 散る花の下   (以上3首 詠み人 Carro氏)

 

    西安の 空に浮かべる いかのぼり 群れつつ 離れつつ寡黙

    糸切れし 鳥の形の いかのぼり 没日の方へ ゆらり舞ひゆく

    亡き父の 魂を恋ふ旅にして 暮れ残りたる 塔を仰げり

    声高に 少年ら去る 城壁に 錆びたる色の 黄昏の来る

    並びいて 闇引き寄せるごとく 立つ兵俑に 時とどまりしまま

    半年を 雨なき北京 くれないに 雲濃く重く 朝日に染まる

    いずこより 来しか老婆は 長城に 刺繍布売る 声を荒げて   (以上7首 詠み人 河氏)

 

    まどろんで 抱き寄せられた あたたかさ 夢と気がつく 君居らぬJapan

 

 < 4月2日 >

    何一つ 変わらぬ去年と 同じ今日 変わる心に 桜咲く

    一年前 出会ったこの日 この時刻 続く空の下 君何を思う

    花曇り 去年の今日を 思い出し 別れを知らず 笑い合った日

    満開の 桜を後に 横浜へ 笑顔の出迎え 忘れえず

    花冷えの 人波避けて わき道に 凍えた体 肩寄せ歩く

    境内の 白無垢花嫁 目に映り 我を重ねた 気恥ずかしさ

    未練だと 言い聞かせた 4月2日 忘れたはずの 蘇る記憶    

 

    もう少し 話していたい あと少し 渡欧前夜は 電話切りがたし

    君乗せた 飛行機探し 南へと 見送り出来ぬ 恋の選択

 

    大空の 旋回ヘリは 君の夢 高く高くに 舞い上がれ

    海に空 飽きることなき 君の趣味 遊び疲れて どこへ帰るや

    ひとしきり 笑い終わって もう寝るゾ 私の声は 睡眠薬?

    今週の 占い見ては ため息し いつもと変らず また日過ごす

    生きている 我が人生の 下にある 咲き乱れたる 女郎花達

    にび色の 行列続く 霊園に 降り出す雨に 傘の花開く    

    春浅き みちのく朝に 旅立つも 父見送る 家族の情景

    旅立つ日 ついて行くとも 泣かぬほど 幼き子を見る 父の眼差し

    仕事場に その姿なく 弾む声の 道歩き出す 連絡嬉し

    足腰の 弱りし母の 手を取りて 一足ごとの愚痴 じっと聞き入る

    ベトナムへ 誘われて 空見上げ 飛び立つ翼 持たぬ鳥悲し

 

    つかまの間の 炎(ひ)と思えせ君 命ふたつ はらみ合いたる 時の法悦   (詠み人 アイ子さん)

    恋という 舞台の上に 今立って 幕下りる時 それまでヒロイン

    贈られた モミの木の種 芽ふいて 大きく育てよ 友情のあかしに

    母の歌 詠み返しては あの頃の 家族の有り方 ふと懐かしむ

    ちらちらと 雪舞うに 誘われて 車走らす 吉野路まっすぐ

    生涯を 山村留学に 命かけ 父と慕いし人 眠る村

    訃報聞き あの日の笑顔 思い出し 泣いて走った この道169

 

    忘れたき 想い出一つ 時と云う 魔法の空間 そっと閉じ込め

    あの日から 半年過ぎて 消し去った 架けることなき 携帯番号

    メモ帳に 「別れ」と書いて 文字なぞり 沈黙長く 言葉待つ電話

    冷える夜 名古屋の街に しんしんと 雪降る中を 君どこにいる

    携帯の 「出られません」と アナウンス 声聞きたくて 電話するのに

    好きだとも 愛してるとも 言えずおり 己が気持ちに 一線を引く

 

    あの朝の 神戸の街は ここになく ビルの谷間に 吹かぬ行政

    昆陽池の 公園揺らめく 命の灯 燃え尽きた朝 悲しみあらた

 

    安易なる 道行くことを 選ばずに ふと振り返り これが人生

    不運日と 自分で決めた 誕生日 荷物片手に 逃げたこの夜

    一夜明け 壁が食べた ケーキと共に 三月の汚れ きれいに落す

    決意の日 嘆く母の目 突き刺さり 逃れた先は ホームの端

    目を閉じて 躊躇い一瞬 手を引かれ 通り過ぎた 快速急行 

 

    人の記憶の あさはかさ 昨日のことも わすれゆく 人恥ずかしき   (詠み人 Momotin氏)

    呼び方が 「おまえ」に変わる 瞬間を ムッとしながら 受け入れている

    留守電に メッセージを入れ 君からの 連絡を待つ 長い時間

    なんとなく 声が聞きたい そんなときに つながらない 携帯電話

    君の気持ち 我の気持ち 強いほうに 流されている そんな日常

    話したいことが たくさんあったのに 逢えば何を 話そうか悩む    (以上5首 詠み人 ばるたん女史)

    多摩川や 母なる恵み ありがとう その川の名は タマ皮といふ    (詠み人 まるぅ氏)

    笑ったぞ やっちゃん顔の おっちゃんは 着信メロディー ポケモンマスター

    あの人に 想い届けと 書き綴る みそひともじに 託す言葉

    珍種の女と言われれば 着物き 鯛のアラ炊き もてなす気になる

    遠き目で 男のロマン 語る君 ほうづえついて 聴衆者一人

    海語り 心はすでに 海原へ 君の幻影 我の幻影

    ページ見て 読んでやろかと イヤなヤツ その口ふさぐ 君横に居ず

    飛行機の 便名告げて おやすみと 無事に帰れよ 私の為に

    帰国する その日を待ちわび カレンダー チェックマークの 花咲き並ぶ

    目覚めては 生きていたかと 思う朝 一粒増やす 人生ゲーム

    二者択一 夢見る事に 不安なり ネットで遊ぶか 薬を飲むか

    ドーナツの ショコラが好きと ほころんだ 仕事離れる その笑顔が好き

 

    君思う まだ見ぬ君に 思いはあつく 何処を探せば 過去を探せば

    夕焼けを 見上げる空の 遠い月 これから見るは あたたかい夢    (以上2首 詠み人 Momotin氏)

    どう思う 問いかけられて 話しそらす 素直に答えぬ 不器用な恋

    好きだよが 愛してるよと 電話口 変わった言葉に 我を呪う

    ウィンカー 左に帰ると 合図する 見送る者の 淋しさ知らず

    じゃあねと 同じ処に 帰れずに 見送る車 左へ去る

    繋いだ手 温もると 眠さ増し やや子と同じと 声夢の中

 

    よい年をと あいさつ交わす 商店街 足早の背に 売り声かかる

 

    無残やな 見る影も無し ブドウ二個 つわものどもの 夢の跡かな

    無残やな 見る影もなし 腰の巾着 空風ひゅ〜ひゅ〜 師走も寒い    (以上2首 詠み人 まるぅ氏)

変句  絶句 (^.^)

 

    運転する 無防備な口 銀紙脱いだ ガム押し込む したしさ

    今日一日 車においた 残り香に あす朝君は 何を思う

    俺の愛 車の中に 忘れたろ 髪ときながら 言葉反復す

    電話待ち 淋しさ紛らせ 詠みし歌 人を恋いうる 歌ばかりなり

 

 < 春夏秋冬 >

    ホームに 人待ち顔の 君がいた 通り過ぎた 我に気付かず

    おいしいよ 食べてみろ 渡されたのは 取り分け皿の エビのケチャップ煮

    中華街 1歩先行く 背を見つめ 並んで歩いたのは 春の夜

    歩む肩 小雨降りそぎ 雷音聞く 別れを刻み 梅雨終りを告ぐ

    捨てようか 捨てまいか 思い出の品 懐かしみ しまい込んで日暮れる

    出会った春 別れの夏 泣いた秋 憎んだ冬も それも思い出

    憎んでも 支えられた日 思い出し 言わず終いの ありがとうの言葉

 

 < 酒 >

    酒囲む 飲んで騒いで 君を見る その笑顔には 勝るつまみなし

    アルカポネ 禁酒法で 大もうけ 禁酒宣言 くそくらえだな

    ドクドクと 並々そそぐ いつもの酒 グラス片手に 好きな夢見る    (以上3首 詠み人 まるぅ氏)

    水割りを ウーロン茶にかえ 酒宴の席 飲んでも飲まずとも 変らず陽気

    聞いてない その一言で ビール飲み ああ禁酒宣言 どこへ行ったのか

    ブランデー 注ぐ音好きで 飲みまくり 3日で空けた 中2の冬

 

    よく見れば 氷はってる この毛蟹 冷凍保存か いっただきま〜す〜♪  (詠み人 まるぅ氏)

変歌  ちょっと待て 注意一秒 毛蟹一生 冷凍物には 火を通せ

    カニ味噌は 好きな人は 好きだけど アタシは嫌い 美味くない     (詠み人 まるぅ氏)

    カニスキは 酒すすまずに 言葉なく カニの身せせる 音のみ響く

    殻をむく わくわくどきどき この瞬間 いっぱい費やす この時のため  (詠み人 まるぅ氏)

変歌  嬉しいわ アタシのために 面倒な カニの殻を むいてくれるって? 

    水族館 高足ガニが いるケース 美味しそうと 思うのは私だけ

    

    ページャーで 語りあかせる 夜ありて これもデートか そうデートだろ   (詠み人 ばるたん女史)

    「忙しい」は 心を亡くすと 書くんだろ 心をどこに おいてきたんだ    (詠み人 ばるたん女史)

    心だけ 亡くしたく無いと 思いつつ こと多き日々に 置き忘れてる

 

 < 山 >

    一円玉 塵もつもれば 山と云う いつになったら 山になる?       (詠み人 まるぅ氏)

 変歌 一円玉 塵もつもれば 山となるはず 貯まっては使いで 賽の河原に似て候 

    実る秋 巨峰がふたつ チョコンチョコン この山の名は 「かよノ山」  (詠み人 まるぅ氏)

 変歌 おいおっさん 見たのか触れたのか とりあえず 当たっているが 反抗してみる

 変句 実る秋 実らぬ恋は 干しぶどう     (ほっといてくでー)

    夜風吹く コートをかけて 守りたい 幾山越えたら 君に会える     (詠み人 まる氏)

 変歌 同じなら 毛皮のコートで 守ってね 生駒越えたら 私に会える

 返歌 よく似合う これを着たら 日本一 特注特製 毛蟹のコート       (詠み人 まるぅ氏)

 返歌 そうかしら 毛蟹のコートは 生物よ 食えないヤツと 言わないでよね

 

 < 母子輪廻 >

    秋刀魚焼き 子供のために ほぐしてる ドライヤーかけ 紅つける母

    生きてるを 息してるとに 書き換えて 閉じる日記は 花柄模様

    「東京へ」 心密かに 決めた日は 庭に一輪 曼珠沙華 

    夏だった 季節を感じず 過ぎゆく夜 母の涙を 初めて見た気がして

    きんぴらと 松茸ご飯詰め 母は 上野駅立つ そのためだけに

    子を生んで 母の苦労を 知りつつも 憎んだ母は 忘れずにいよう

    夏山が 麦藁帽子 さらってき 母がしゃがんで かぶせてくれた

                                    (以上7首 詠み人 Atuko女史)

    ひとまわり 小さきなりし 母の背に その生きざまに 反発し続けた青い日

 

 < 愛する人へ >

    あれは夏 横断歩道 忘れない 待ってた私と 戻ってきてくれた君

    コンタクト ポロッと落とし 空っ風 一緒に探してくれるから家族

                                    (以上2首 詠み人 Atuko女史)

    二人して 電話しながら ネットする 同じ画面み 君が横にいると

    受信中 このメッセージに 胸をナデ いつもと変わらぬ 貴方を想う    (詠み人 m.m氏)

 返歌 いつもと 変わらぬ想いで 書くメール 少しは心の負担 取り除けているでしょうか

    泥はねる 降りしきる雨に 我が身出す 今までの罪 洗い流さん

    濡れる髪 頬を伝わる 過去の思い 流れ出すのを 塞ぐ矛盾    (以上2首 詠み人 m.m氏) 

 

 < 流星 >

    冬の夜 瞬く星の 数かぞえ 吐息に隠れ またかぞえる      (詠み人 m.m氏)

 変歌 ・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・ 寝てたくせにぃ ・・・・・・・

 

 < 初冬 >

    甲州道 銀杏の舞いへ照りつく太陽 雪降る前の 冬支度かな

    手帳見る 眼に写るのは 大阪の暮れ 心機一転 買い求めるか   (以上2首 詠み人 m.m氏)

    真新しい アドレス帳に 書き写す 去り行き人で ふと手が止まる 

 

 < 明日香 > 

    明日香路の 冬支度前の 山裾に 残る柿の実 色目鮮やか

    夕日背に 影が長いと 目が笑う 影踏み興じる 板葺宮跡  

    晩秋の 夕暮れ歩む 君の背に 揺れるススキ おだやかな時

    夜灯路を 落ち葉踏みしめ 歩くとき 帰したくないと 心狂う    (詠み人 JO氏)

 返歌 そう言えば 落ち葉踏みしめ 歩くとき ダジャレ飛ばすが 気付かなかったな

 返歌 そんな想い 有るとはつゆと 思わずに 知ったところで ボケかます

    見つめられ 戸惑いかくせず 目をそらし 言葉を捜すが トンチンカン

 

    ほろ酔いの タクシーからの ラブコール 誰への遠慮 名前出ぬのは

    こんな時 ほれ呼んでみぃ 言えないだろと からかう声に 淋しさこもる

    メール見て 大声立てて 笑うには 憚りないが 肩で笑う一人の夜 

    春夏秋冬 孤独の旅と 洩らす君 君を追いかけ メールも旅する

    夜回りの 拍子木響く 街辻に 提灯のあかり 月夜に揺れる

 

 


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