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戦争映画の中の外国語(その6)

Last Update 2004.5.10


 戦争映画の中でよく聞くフレーズの第6弾です。今回は、野戦憲兵や歩哨に立つ兵士が、怪しい人物を誰何(すいか)する時のフレーズです。

 

< 誰何編 >

 あなたは、検問に立つ野戦憲兵。そこへ、遠くから運転手1人だけが乗ったトラックが近づいてきます..

日本語 ドイツ語 英語
止まれ!
はい、はい、止まって。
ハルト !
Halt !
ストップ !
Stop !
どこへ行くんだ?
負傷者の搬送じゃないよね?前線は逆だよ。
ヴォーヒン ゲースト ドゥー ?
Wohin gehst du?
ウェア アー ユー ゴーイング ?
Where are you going?
書類は?
とりあえず、身元の確認っと。え、書類ないの?
パピア ?
Papier ?
パイパー ?
Paper ?
降りろ!
怪しいな..まさか、逃亡じゃないよね?
ラオス !
Raus !
 
手を上げろ!
なに!前線から逃げて来たって..捕まえなきゃ。
ヘンデ・ホーホ !
Hände hoch !
ホールド アップ
Hold up !
一緒に来い!
あっちで、取り調べだ!
コム ミット ミーア !
Komm mit mir !
カム ウィズ ミー !
Come with me !

 

< 補足 >

Halt!
Halt(ハルト)は、「戦争映画の中の外国語(その1)」でも書いています(物語上、再登場です)。ここでは、英語のstop(ストップ)に相当する「止まれ!」といったような意味です。

Wohin gehst du?:
Wohin gehst du?(ヴォーヒン・ゲースト・ドゥー)は、「どこへ行くのか?」といった意味です。英語で言えば、Where are you going?(ウェア・アー・ユー・ゴーイング)です。ちなみに、この言い回しは語学書からです。

Papier
Papier(パピア)は、英語のpaper(ペイパー)に相当して書類という意味です。「書類を見せろ」という場合は、単にPapier、あるいはpaper の一言で済ませてしまう場合が多いようです。ただし、相手が上官の場合、普通はBitte(ビィッテ)please(プリーズ)がつきます。

余談ですが、英語の発音はペーパーではなく、ペイパーとなります。

Raus!
Raus(ラオス)は、「外へ出ろ!」を意味します。これは、様々な場面で非常によく聞くことのできる言葉です。例えば、部下を部屋から追い出す場合、トラックに搭乗している兵たちを下ろす場合、戦車や戦闘機から脱出する場合などがあります。

Raus は汎用性のあるとても便利な言葉ですが、英語にはこれに相当する言葉はないかもしれません。

Hände hoch!
Hände(ヘンデ)は、手を意味するHand(ハント)の複数形です。両手という意味ですね。そして、hoch(ホーホ)は「上へ」を意味します。ということで「両手を上へ」、つまり、「手を上げろ」とうことになります。

英語だと、hold up(ホールド・アップ)となります。ただし、現在の警察を舞台とした映画などでは、「動くな」を意味するfrieze(フリーズ)が用いられます。hold up は、現在ではもう死語なのかもしれません。ちなみにパウル・カレルの著書では、アメリカ兵の言葉として、Hands up!(ハンズ・アップ)と書かれています。

余談ですが、ロシア語ではРуки бберх(ルキー・ベールフ)となります。Руки(ルキー)は、手を意味するРука(ルカー)の複数形です。そして、бберх(ベールフ)は「上へ」を意味します。文字通り「両手を上げろ」ですね。パウル・カレルの著書では、ドイツ語で"Riki werch!"と表現されています。

Komm mit mir!
「来い!」を意味するkomm!(コム!)は、様々な場合で聞くことができます。相手が複数の場合は、kommen!(コメン!)となります。英語ではcome(カム)となります。mit mir(ミット・ミーア)は、英語のwith me(ウィズ・ミー)と同じ意味で、「私と一緒に」といった意味です。


< 主な参考映画 >


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