寺だより

はすのはな第54号

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新年あけましておめでとうございます

コロナ禍も漸く落ち着き始め、社会活動も本来の形に戻りつつあります。
当山に於きましても、本年は従来通りの年中行事を予定しております。
殊に、私にとりましては、辰年の自身の干支年にも正当致しますので、節分会豆まき式は意気を高くしたいと思っていますのでどうぞ宜しくお願い致します。

さて、相反する世相ですが、今、世界は戦争に眼を向けられ、何人も悲しい思いに胸を痛めております。何とか一日も早く、全世界のすべての人が、不安や苦しみから離れ、安らかな生活の日々が送られる日常になる事を願わずにはいられません。《世界平和》という漠然とした言葉がいかに現実では難しいものかを、痛感された昨年でした。

幸せとは、生きるとは、極ありふれた言葉の重みを何十億の人々の心に突き刺さった事と思います。昭和の《和》令和の《和》平成の《平》の意が顧みられる年となる事を乞い願うばかりです。

檀信徒の皆様におかれましては、ご健康にご留意の上、本年もご精進下さいます様お祈り申し上げます。 合掌

(住職)

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新名所のご案内

昨年は宗祖弘法大師ご生誕千二百五十年という慶年でした。その佳き年に因み修行大姉尊像手前に稚児大師尊像を奉安した事は、先にご報告させて頂きましたが、この度その手前に《厄除け回転念珠》を森千代様よりご奉納戴き安置致しました。

一般的に念珠は普通煩悩の数と謂われ、百八の珠で構成されていますが、修業大師を囲む四国八十八ケ所霊場の本尊の数に合わせ、八十八珠にし、八十九(厄)の語を避けて謹製しました。どうぞご来山の折には念珠を回しながらご心願成就を祈念して頂ければと思います。


(住職)

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秋のコンサート

『お寺をより身近なものに』の想いから行われた「秋のコンサート」ですが、初めての試みにも関わらず、また天気も怪しい中、本当に多くの方がいらして下さり、会場は満席になりました。洗足学園大学の学生と講師のコラボレーションで、クラッシックからアニメソングまで幅広いジャンルの音楽を演奏していただき、会場はとても和やかで癒された空間となりました。私自身も毎日に追われる日常の中でこの日は音楽に癒され、普段は感じられない心のどこかが刺激され、とてもいい気分になりました。会場を出るときには「本当にいい時間になったわ」「楽しかった」「また楽しみにしている」と帰られる皆様の温かいお言葉と笑顔に蓮花寺としても企画して良かったと思いました。

このような企画を通して、若い人たちにとって、『お寺は誰かが亡くなった時に行く所で近寄り難い場所』という概念が少しでも変わって頂けたらいいなと思っています。また何かの形でこのような企画をしたいと思っておりますので、その際には皆様どうぞお寺で楽しいひと時を過ごす機会にご参加頂けたら嬉しいです。

(盛花)

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健康診断

昨年の目標の一つに40歳の節目、『検診を受ける』というものがあり、実際大腸検査を受けたところ、自分では分からなかった身体の状態を発見する事になりました。今後の生活習慣や気に掛ける部分などがわかり自分の健康を過信していた事に反省。良くわかっていそうで意外にも気づけていない自分の健康を今年も継続して気に掛けてあげようと思っています。芸能人等も多忙を極めているのか手遅れの方をよく耳にします。皆様もご自身の健康を過信せず大切にしてお過ごしできる一年であって頂きたいと祈っております。

(盛花)

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新春初句

手を合わせつつ 中のぞかんと 千歳飴

(初孫の七五三に因み)住職

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自己紹介

はじめまして、畠山三恵(はたけやま さえ)と申します。 お寺から歩いて五分の場所で生まれ育ちました。父が五十年程前から看板屋を営んでおり、蓮花寺境内敷地内の看板を手掛けさせていただいていましたので、生活の中に「蓮花寺」と「和尚さん」という言葉が溶け込んでいました。看板取り付けのお手伝いで子供の頃からお寺に来ていたのもあり、住職とご家族の皆様とは長年の顔馴染みではありましたが、この度、お声を掛けていただけたことはとても嬉しく、このご縁に深く感謝しております。 担当業務は事務関連と掲示物管理が中心です 何かと不慣れでご迷惑やご心配をおかけしてしまうこともあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

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ご報告

永年に亘り蓮花寺世話人をお勤め頂きました森千代様におかれましては、任期満了により令和五年末日を以って退任されました。ご尽力に深く感謝申し上げます。

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