寺だより

はすのはな第50号

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弘法大師御生誕一二五〇年


お大師様で知られる弘法大師空海上人は、宝亀五年(七七四年)香川県善通寺でご誕生されました。

お大師様は、佐伯真魚(さえきまお)と名付けられ、幼いころから仏教や文学に親しまれ、周囲から『貴物(とうともの)』と呼ばれ成長しました。現在お大師様の幼少のお姿を「稚児大師」として、時々拝観する事がございますが、それはお大師様の六歳頃のお姿の様です。弘法大師は高野山にご入定される迄、入唐求法し中国より日本に真言密教を伝え、真言宗を開宗し、数多くの仏教経典を遺し、また社会事業の土木工事や教育施設の設立など驚異的な数の遺産を築き、日本全国に多くの伝説を残されました。

弘法大師空海上人のご誕生から千二百五十年を迎える明年、令和五年は、ご本山をはじめ、各宗の大本山やその末寺で様々な催しが繰り広げられる事と思います。殊に、ご誕生された四国の四国八十八か所霊場会では、目下、御朱印をはじめ、グッズ販売にも力を入れ、試行錯誤しながら企画している様です。当山におきましても例年「降誕会」と称し年中行事を行っていますが(今年は後記の通り)明年に於きましては、新型コロナウイルス感染症もきっと克服され、穏やかな日常を取り戻している事と思いますので、降誕会だけではなく弘法大師空海上人ご誕生一二五〇年の記念となる企画を考え思い出に残る令和五年に致したいと思っております。

(住職)

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古希の挑戦

秋も本番ともなれば、旅行のシーズンでもあります。寺社仏閣等を訪ねると、境内にはよく投句箱が置かれているのを見かけますし、近年ブームなのか、新聞では、俳壇・歌壇の欄が大きく掲載されています。そこでは優秀、佳作等多くの作品がその世界を日々楽しませています。

私は、俳句や短歌、和歌などは文才が無くては楽しめない世界だと思い、今迄眼を向けてきませんでしたが、昨今、それでは当山の『伝道絵馬』に掲示して頂いている方々に申し訳ないと思い、今年七十歳を迎えた契機に、夏井いつき先生の『俳句の作り方』等を読み、一句でも挑戦しようと思っています。

(住職)

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降誕会

イベントの中止が続く中、コロナも少し落着きを見せた頃の六月十五日、三年ぶりに降誕会を行いました。飲食等はまだ実施出来ませんでしたが、今年は久し振りの開催という事もあり、マジックショーとミニコンサートを企画し、当日は会場が満席になる程多くの方に参加頂きました。弘法大師のお砂踏みを巡礼しながら空海のお誕生に思いを寄せた後、本堂で法楽を行い、その後信徒会館でお楽しみ会を行いました。

「笑いが無ければ手品じゃない」をモットーにご活躍されているエリ・ザベスさんによる手品をご披露頂き、参加者の方の中からも舞台に上がって一緒に手品に参加し、ヒヤヒヤワクワクする時間を過ごす事が出来ました。その後、洗足学園大学の学生の演奏、今回は講師の先生の歌声もご披露して頂き、コロナで窮屈な生活が続き、ストレスを抱えている日常の中、とても心地良い時間を過ごす事が出来ました。帰りにはささやかなお土産をお持ち帰り頂き、久しぶりのイベントを盛大に終えることが出来ました。

その後八月二日に行われる予定だった施餓鬼会法要は第七波により急遽無参列法要で行う事になり、まだまだ安心した日々を送れるようになるには時間が掛かるのかなと残念な気持ちになりました。

早いもので急に寒くなり、年末年始の準備の季節も近づいてきましたが、少しずつでも昨年より様々なことが緩和されるようになって欲しいと切に願います。

(盛花)

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自然

私が虫嫌いなせいか、二歳半になる息子も蚊一匹でも怖がるようになってしまい、これではいけないと、私自身自ら虫取り網を片手に、息子の虫嫌いを克服しようと頑張っています。

蝶、トンボ、蝉、カマキリ、バッタ、ダンゴムシ、タマムシ、蛍・・・図鑑と照らし合わせながらこんなに昆虫に向き合ったのは初めてかもしれません。東京に住んでいる友人から電話があり、「そっちには蝉とかいる?」と聞かれました。小学生のお子さんたちに昆虫を見せてあげたいとの事・・・。私も子どもの頃、境内で沢蟹を取ったり、蛇やコウモリ、タヌキを捕まえようとしたり、牛屋さんの牛を見せて頂いたりしていたため、そういう自然を見る機会が随分減ってしまったなと感じているのに、東京の友人にとっては今でも久末は自然の宝庫なのかと思うと、もっともっと今ある自然を大切にして、息子と共に沢山経験、体験し、味わいたいと強く思うと同時に、きっと今まで気づけてこなかった地元の良さや自然がまだまだ多くあるのではないかとより一層探り、知りたいと改めて興味深く感じる様になりました。

(盛花)

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あとがき

はすのはな秋季号、大変遅れました事、深くお詫び申し上げます。



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