寺だより

はすのはな第49号

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感謝


森國雄様

森清一様

令和四年三月末日、蓮花寺護持発展の為、永年に亘り檀徒総代をお務め下さいました森國雄様、森清一様が任期満了によりご退任されました。コロナ禍であった為、ご慰労会も出来ず大変残念な思いでございましたが、感謝の気持ちを込めて、檀徒総代長鈴木健之様と共にご自宅を訪ね、感謝状と記念品をお渡し致しました。

又、四月一日、新たに鈴木正宏様、石井竜也様のお二人が新檀徒世話人として就任いたしました。

本年度より下記の役員体制の下、寺務運営を勤めて参りますので、何卒ご協力賜ります様お願い致します。

名誉檀徒総代森 安男再任
檀徒総代長鈴木 健之再任
檀徒総代森 育三再任
檀徒総代下山 忠一再任
檀徒世話人森 千代再任
檀徒世話人鈴木 一雄再任
檀徒世話人森 寛再任
檀徒世話人鈴木 正宏新任
檀徒世話人石井 竜也新任
(敬称 略)

(住職)

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いつくる

 三月二十八日、祖母が百歳を迎えました。手紙を書いたり、新聞を読んだり、習字や体操をしたりと、百歳とは思えない程元気一杯です。一世紀を生き抜いたと言い換えると、ものすごく長い歴史を歩んできた様に感じます。

祖母が生まれた翌年に関東大震災があったそうなので、まもなくその大惨事からも百年を迎える事になります。当時の事は分かりませんが、記録や映像を見ると戦争の跡の様な街の姿から、想像出来ない恐怖があったのではないかと見受けられます。

ここ数年地震が多発し、先日も大きな地震で眠っていた息子を横に、とても怖かったのを覚えています。緊急地震速報の正確さはまだ不確かな物であると同時に研究者によっては地震の予想は今後も不可能だと断言する人もいます。先日救命講習を受けた際に講師の先生が「一回やった位じゃ出来ないと思っていても一回学んでいるのと学んでいないのとでは大違いで、いざとなったときに本当に火事場の馬鹿力が出るんですよ」とおっしゃっていました。大地震は百年に一度、巨大地震は二百年に一度と言われますが過去の統計から「その時」はここ三十年の間に起こると言われています。いざという時に後悔しない為にも準備しておかなければならないと改めて感じました。

(盛花)

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雑感

四月二日、元東京都知事であった、石原慎太郎さんがお亡くなりになりました。 その事は、携帯のヤフーで知りました。その訃報には動画も一緒に配信されていて、見てみると、海上からご遺骨の一部を散骨されている場面でした。愈々これからは、こうなるのかなと思いました。今では、海上散骨ツアー等も身近な所で盛んになりつつ有りますが、宇宙時代に入り、今後空からの【空飛散骨】もやってくるのでしょうか。死後土に還るという古くから伝わる思想はどこへ行くのでしょうか。

ところで、当山の境内には多数の石像や石物が有りますが、それらの一部は私が実際石材業者の方と一緒に中国に赴き求めた物です。二十年程前、中国の厦門という都市を滞在した時の事です、ホテルの窓から街中を見ていましたら、度々小さな子ども達が、大勢で【碑】の前に立ち、引率の先生と共に大きな声で何かを唱えたり歌ったりしている光景が在りました。それは何かガイドさんに尋ねてみると、祖国の指導者や戦没者の碑、或いは政治家の銅像に対し行う習慣でで、子ども達の愛国心や母国への忠誠心を養成したり、先祖への畏敬の念を養ったりする事が目的だと知りました。信仰や教育等は強制されるべきではないものの、どこか見習わなければならない一面もあるのではないでしょうか。私たちは例えどんな時代が訪れようとも、後世に伝えていくべき大切な文化もあるのではないかと思いました。

(住職)

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いよいよ復活?!

二月三日の節分は本年度も残念ながら豆撒き式は中止となり、当山のみで大護摩供を奉修致しました。昨年同様住職一人で太鼓から祈願まで何役も行い、私は皆様方からお申込み頂いた護摩札の御加持を致しました。今年初めてお見えになった方、毎年お見えになって下さっている方数名が参列して下さいました。

四月八日の花まつりも飲食を含む為、行事は中止となりましたが、花御堂を本堂の前にお祀りし、お参りされた方々と共に、お釈迦様に甘茶をお掛けして、お釈迦様のご誕生をお祝い致しました。

様々なイベントが中止になってしまっている世の中ですが、私も子育てをしていて、子どもに様々な経験をさせてあげられない事が寂しく残念に思います。日本の活気溢れる良い行事が復活できる日が早く来てほしいのは勿論ですが、私達寺院も少しでも工夫して安心して檀信徒の皆様方がお参り、行事参加出来る様に工夫していきたいと感じました。

(盛花)

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あとがき

『はすのはな』春季号が五月五日の立夏を過ぎてしまい申し訳ございませんでした。お詫びに【世界平和】と書き込んだ吹き流しを加えて空高く鯉のぼりを揚げた写真を添えます。

(住職)



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