はすのはな第32号 -平成28年秋季号-
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【酉年地蔵菩薩】明春御開帳
12年に一度、酉年に巡ってくる都筑・橘樹酉年地蔵菩薩霊場の御開帳が、来年4月16日から5月7日迄22日間に亘り奉修されます。
都筑・橘樹という霊場の在る地域は、横浜市緑区、港北区、川崎市中原区、高津区です。
霊場となる札所寺院(お堂含む)は、地蔵菩薩の縁日が24日であることから、24の札所と番外1札所で編成されております。
地蔵菩薩は、立蔵、坐像、半跏坐像とまちまちですが、オンカーカーカビサンマエイソワカと云う(御真言)お名前です。
お地蔵様は、私達が毎日生活をしているこの大地のように、全てのものの存在の母体であり、生きとし生けるもののその生命をはぐくみ育てる不思議な生命力を内蔵して、人間にとって最もかなしい、不幸な、罪深い事を一身に背負って救って下さる身近な親しみやすい仏さまです。
明年、御開帳巡拝の御案内をさせていただきますので、是非ともご一緒にオンカーカーカビサンマエイソワカとお唱えながら、霊場をご参拝しませんか。
雑感
秋のお彼岸が近づいて来ました。
今年も新しい年を迎え、節分会、花祭り、宗祖降誕会、春のお彼岸、7月、8月のお盆、原爆の日、終戦記念日等々の行事を終え、気がついてみればもう九月のカレンダーです。秋のお彼岸を迎えますと、頭に浮かぶのが、又来る大晦日の除夜の鐘そして豆撒きの風景です。季節の移り変わりとともに、月日の流れの速さに慌ててしまいます。
毎朝観る天気予報では、今年も「熱中症にお気を付け下さい」「十分に水分補給をして下さい」という気温注意報が流れました。ご高齢の方では熱中症で命を落とされた方もいました。又各地のダムの貯水量も現在何パーセント等といった事もあり、取水制限も懸念されました。
然しながらいつも自然は皮肉なもので、思わぬ局地的な豪雨、或いは幾つか上陸した台風などで、計り知れない甚大な被害の爪痕を残しました。殊に九州の熊本県等におきましては、大地震の復旧途上で、何とも言えぬ痛ましさを感じました。大自然の有り難さと、相反する気持ちが交錯する今日このごろです。
秋彼岸会には、ご家族お揃いにてお参り下さい。
残念・無念、観逃した~
『水爆実験によって太古の眠りから覚めた大怪獣ゴジラが都市を破壊し、全世界を震撼させたあの日から六十余年。今夏、最強のゴジラが襲来する。』と銘打って、去る7月4日から26日迄の間、4回NHKBSプレミアムで放映された様です。中でも60周年デジタルリマスター版として、1954年東宝で公開された「ゴジラ」と1964年の「モスラ対ゴジラ」は本多豬四郎監督の作品であり、蓮花寺にとっても縁ある方であったので、放映を知っていれば観たのにな~と後から思いました。
本多豬四郎監督という方は、蓮花寺の三代前の本多芳寛住職のご兄弟で、この蓮花寺で過ごされた事が在ったようです。(はすのはな)第一号でゴジラ像の紹介をいたしましたが、この様な御縁からです。
さて、武蔵小杉を中心に川崎市の各所で邦画史上最大規模の328名に及ぶキャストで「シン・ゴジラ」のロケが行われ、7月29日全国東宝系にて公開されました。現川崎市長の福田紀彦氏は、ゴジラに興味津々らしく、この「シン・ゴジラ」に力を注いでいる様です。ご興味在る方は是非この機会にどうぞご鑑賞下さい。
余談ですが、川崎市には「日本映画大学」という日本初の単科大学がある様です。
【画像】蓮花寺にゆかりのある映画監督・本多猪四郎氏(主な作品「ゴジラ」「メカゴジラの逆襲」など多数)の十三回忌正当年記念として、篤信の方より寄進されました。
リオ
いつの間にか、リオデジャネイロ五輪が閉幕しました。開催中は、寝不足になりながらも、TVに釘付けになってしまった方も大勢居られる事と思いますが、何よりも良かった事は、今年世界各地で起きた大きなテロが無かったことです。
世界各国の代表選手、言わば、動く人間世界遺産の様な貴重な一人一人の選手の身体に、取り返しのつかない怪我や生命に万が一の事があれば、人類の大きな損失となります。何はともあれ、無事にテロも無く閉幕したことに金メダルですね。今行なわれているパラリンピックも、そして、四年後の東京もそうであって欲しいと心から祈ります。ところで、日本選手の卓球と体操の活躍には感動しましたね。
「そうだぁ~ 北陸新幹線に乗ってみよ~」
今年の蓮花会は、先般送付させて頂きました様に、加賀百万石の城下町を訪ねて見たいと思います。深まる秋の一時、ご一緒に北陸へ脚を向けて見ませんか?
因みに私は北陸新幹線初めてです。
【画像】北陸新幹線E7系「かがやき」
あとがき
お陰様で本紙の秋号で、はすのはな満十歳となりました。僅かA4一枚のお便りですが、年三回、32号の発刊となりました。ご拝読有り難うございます。
原稿を書き終えた後、こんなつまらない内容でいいのかな~? なんて思いながら発送してしまいます。檀信徒の皆様に、申し訳なく思っています。どうか、これからのために率直なご意見をお寄せ頂ければ有り難く存じます。今後とも宜しくおねがいいたします。
お大師さまのことばは、お休みします。