寺だより

はすのはな第27号  -平成27年年始号-

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新年明けましておめでとうございます
本年も宜しく御願い致します

檀徒の皆様にはご家族お揃いにて、希望に満ちた新年をお迎えの事とお慶び申し上げます。
昨年賜りましたご厚情に対し、衷心より深く感謝申し上げます。

さて本年は『未』年ですが、先ず頭に浮かんでくるのが、あのモコモコした毛ではないでしょうか?

私達は、一年三百六十五日衣類を身につけない日は無い訳ですが、衣類のタグでよく目にするのが、woolマークです。正しく、羊の毛の事を指しています。一方で人工的に作った合成繊維がアクリル繊維と言われてます。ともあれ、衣類は人間の衣食住における三大必需品のひとつです。

そう考えると、十二支の動物の中でも、一層尊さや、崇拝されるべき存在なのかとも思ってしまいます。何気なく、衣食住に関しては深く考えもせず暮らしてますが、今年は、ふと衣類の恩恵にも感謝をしなくてはと思っています。

皆様にとって素晴らしい一年でありますよう、ご祈念申し上げます。

(住職)

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寺子屋

毎年一度、隣接する久末小学校の生徒が、課外学習の一環として社会勉強に当山を訪れています。

今年は二年生の約六十名が二班に分かれ、未だ暑さの残る九月中旬、水筒に飲み物を入れて、来山しました。宗派の教化の一つとして、「寺小屋」の復活を根ざそうとしている昨今ですが、こうした社会勉強もその役割に似た性質を兼ねているように思えます。

生徒の皆さんには、寺で日常使用する「仏器」を磨いていただいたり、又、「鳴り物」の法具を自由に鳴らしたりしました。また「般若心経」というお経も大きな声で一緒に唱え、普段、寺の境内や本堂の中に入ることが無い中で、様々な雰囲気や感触、匂いや音色や色彩など、五感を豊かにしながら、寺という場所に触れていただきました。 生徒のみなさんは、一生懸命楽しく社会勉強して学校に戻りました。

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畜霊祭

昨年十月二十九日、第四十九回「畜霊祭」が当山本堂に於いて奉修されました。
従前は川崎大師に於いて行われてまいりましたが、平成二十二年より当山に移行され続けております。
約六十年前は市内の畜産農家が五千百九十七戸有したものが、現在では十二戸と激減しているが、日々私たちの生活の糧となる食の為、精励されている方々に感謝を忘れてはならないと思います。

本年「家畜家禽一切精霊」のお位牌を前に節目となる第五十回畜霊祭を行います。

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大雪

昨年思わぬ大雪となって、当山の大切な松の木の枝が折れた為、これからも、あの様な、大雪も増えるのではないかと懸念し、本堂屋根に雪止め具を付けました。

屋根の勾配がきつい為、効果は分かりませんが、墓参の妨げに為らないためにもと思っています。




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蓮花会

久しぶりに昨年十二月一日~二日に蓮花会旅行を十五名の参加を頂き開催いたしました。島根県出雲大社を参拝いたしました。六十年ぶりの平成大遷宮後のおかげ年という事と皇室の婚礼の関係もあり今年は大勢の参拝者で賑わった様です。 宍道湖・松江城下町・足立美術館などを観光し、楽しく二日間を過ごしました。 今年は、高野山開創千二百年の慶年に正当しますので、当山におきましても、是非、世界遺産でもある、紀州八葉の蓮台を訪ね参拝をいたしたいと思っています。その折には、皆様のご参加をお待ち申し上げます。

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ヒヨドリの水浴び

立秋を迎える頃、必ずやって来る鳥に、「ヒヨドリ」がいます。警戒心が強いのか、辺りを注意深く見渡し安全を確認すると、漸く水浴びをします。
当山の客殿庭に毎年見られる、ヒヨドリの水浴びショットです。










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訃報

当山世話人をお勤めされました、鈴木憲一様におかれましては、昨年十月十九日六十二歳にて逝去されました。
謹んでご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご尽力に敬意を表します。

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