はすのはな第25号
-準西国稲毛三十三所観音霊場御開帳特集-
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例年になく長く咲いた桜の花が散り終わる頃の4月11日夕刻、準西国稲毛三十三所観音霊場の御開帳を翌日に控え、地域関係各位方々約50名に駆けつけて頂きました。男性の方には本堂前の供養塔の建立を、女性の方には御本尊のお手と繋がる縁(善)の綱を供養塔への結びをして頂き19日間奉修されるその準備を終えました。
翌朝9時にも大勢の方のご参列のもと無事12年ぶりの開白法要を奉修する事ができました。当山の御開帳本尊は『聖観世音菩薩』で御丈五寸程ですが、図り知れない様々なご利益があるとされています。19日間に亘り、巡拝者のご接待役でもある堂番という方が、毎日交代で3、4名、朝8時半から夕方5時迄お力添え下さいました。
当山も観音様のご縁日でもある、18日に併せ、17日、18日の両日、番外札所を含め、37の札所を23人で観音様に巡拝致しました。天候にもまずまず恵まれ、各札所の心温かい御接待を頂きました。境内には『ぼたん』や『藤』『さつき』などが咲いていて、疲れを癒してくれました。そのお陰で全員無事成満することができました。12年に一度とはいえ、5度目、6度目というご年配の方もいらっしゃいました。私も父親の記録から、5度目の巡拝をいたしました。
御開帳期間中、参拝の証印でもある御朱印が1400余り出ている事から、延べ3000人以上の方に、ご縁を結んでいただいたのではないかと思います。御開帳最終日の30日におきましても、堂番でお世話に為った多くの方にご出席頂き、御閉帳法要を営み、後片付けをして、観音様のお姿に手を合わせお別れをしました。
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ご開帳供養塔建立
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準備を整えた境内
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沿道に建てられた幟旗
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巡拝者記念写真
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札所参拝でのご法話
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縁の綱を外し後片付け