はすのはな第24号 -平成26年年始号-
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新年明けましておめでとうございます
本年も宜しく御願い致します
檀徒の皆様にはご家族お揃いにて、平成二十六年の新春をお迎えの事とお慶び申し上げます。昨年賜りましたご厚情に対し、衷心より深く感謝申し上げます。
さて本年は『午』歳ですが、「人間万事塞翁が馬」という中国の諺があります。
人生において、明日を予測することは出来ないという意であり、常に幸不幸は背中合わせであるということです。
昨年は自然災害の多い年でした。想像を絶する豪雨や竜巻が襲い数多くの犠牲者と甚大な被害を被りました。被災された皆様には心よりご冥福とお見舞い申し上げます。
極普通に行なっている事や行われている事の有り難さがひしひしと身に迫ってまいります。
当山の客殿に「今日また無事」という扁額がありますが、一日無事に過ごせた事に感謝し、明日への希望と意欲に繋げたいものと思います。
檀徒皆様にとって、本年がかけがえのない素晴らしい一年になられますよう心よりご祈念申し上げます。
(住職)
絵手紙展
昨年11月12日から14日の4日間、毘沙門閣信徒会館において、絵手紙を趣味とされている方々が、「あやめ会と仲間たち展」と題し日頃書き続けている絵手紙などの展示会を開催いたしました。葉書や色紙提灯など様々な物に好きな言葉と絵を上手に書き、大勢の来客の皆様の目を楽しませました。
信徒会館はご葬儀などばかりでなく、ご趣味の個展などでも、ご利用できますのでどうぞ遠慮なくご相談ください。
準西国稲毛三十三所観音霊場御開帳
開 扉 4月12日
閉 扉 4月30日
巡拝日 4月17日・4月18日予定(2日間行程)
12年に一度御開帳となる午年の準西国稲毛三十三所観音霊場が上記の19日間本年奉修されます。全国各地で観音様の御開帳が有る事と存じますが、本霊場は約260年前に山田平七という方の発願により始められました。
稲毛とは鎌倉時代に、桓武天皇の十三代の子尊小山田別当有重は、武州小山田(現在の東京都南多摩郡忠生村大字小山田字関)に関城を構えていましたが、その嫡男稲毛三郎重成は北条時政の娘をめとり、菅生(現在地は不明)に桝形山城を築き、武蔵国橘樹郡の北東の五十七村、四万八千石を支配し、稲毛領と称したのがはじまりと考えられております。
観音様は、正しく言えば観世音菩薩で、世間の衆生が救いを求める声を聞くと、必ず直ちに救済する。あるいは、一切の諸法を観察し、衆生救済も自在であるという、偉大な力をもった仏様で、その衆生救済にあたっては、必要に応じて三十三もの姿に化身されるありがたい仏様であります。
当山の観音様は、「聖観世音菩薩」です。像高わずか五寸ですが、宝暦年間頃離れた場所に観音堂のご本尊として祀られていました。御開帳期間中当山におきましても、檀信徒皆様とご一緒に巡拝致したく計画しておりますので、どうかご近所、ご友人お誘い合わせの上ご参加下さいますようお願いいたします。
お大師様のことば
【加持とは如来の大悲と衆生の信心とを表す、
仏日の影、衆生の心水に現ずるを加といい、
行者の心水よく仏日を感ずるを持と名づく。】
加持と言う言葉の意味は、如来の側からは大慈悲心を、衆生の側からは信心を表すものである。
如来の大慈悲の日の光が、衆生の心水に影ずることが『加』であり、行者の心水が、よく如来の大慈悲の日の光を感ずることが『持』である。(即身成仏義)。
シリーズ⑩生きる力「お大師さまのことば」より
師走に助っ人来山
娘の大学時代の友人でジュリアンというフランス人が、三味線修行に来ました。
アルバイトをしながらの、滞在ということで、境内の掃除や本堂の掃除をしていただきました。
三味線の先生はフランスにいないので独学で練習をしているようですが、なかなかの腕前です。今度来山された時には、ミニ演奏会でも開いて頂きたいと思っております。