寺だより

はすのはな第19号  -平成24年春季号-

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彼岸

今年の北陸地方、東北地方は例年にない大雪に見舞われました。関東甲信越も閏年の閏日(2月29日)に今年2度目の積雪を観測しました。立春を過ぎた2月の殆どの日が、平年より気温が低く、その為か、梅の花も開花が遅れおひな様の今月3日でも、3分咲きでした。四月の花祭りは逆に桜の開花も遅れ見頃ではないかと思われます。

さて暑さ寒さも彼岸までというように、春の日差しも間近と思われますが、今月は春のお彼岸月でございます。3月17日が彼岸入り3月23日が彼岸明け、20日が彼岸の中日となります。

春秋共に中日は、昼夜の長さが同じであり、太陽が真東から昇り真西に沈む日であります。この日を中心として1週間を、俗にお彼岸と言い、中日の前後3日間の6日を六波羅蜜を指し、この世(此岸)から浄土(彼岸)の世界に向け煩悩を清め、仏道に専心精進し御先祖のお墓参りをする期間です。中日はそのようなことから、仏教の中道思想からきているといわれています。

春のお彼岸には、牡丹餅(ぼたもち)、秋の彼岸には、御萩(おはぎ)をお供えするのが、一般的慣習です。厳密には季節植物からの名前で同じようなものですが、こしあん、粒あんなど使い方に違いが地方によってあるようです。

(住職)

節分会

2月3日、恒例の節分会毘沙門天大護摩供付豆まき式を奉修いたしました。
本年は、年男である住職の同窓生も多数ご参加頂き、総勢33名の方により、辰年の本年、龍の如く勇ましく、活躍できることを祈念して4回に渉って福豆が投げられました。

お大師様のことば

【久しく無明の酒に酔うて本覚の源を知らず】

いつになっても、本能のままの生活におぼれていて、己の本性に気づこうとしない。

シリーズ生きる力 「性霊集巻第一」より

地震

東日本大震災から早1年を迎えます。或る日の報道で、4年以内にM7クラス以上の首都直下型地震の起こる確率は70%であると、東京大学地震研究所チームが発表した。この記事を目にしたとき、予報とはいえ身震いするほどの恐怖感にさらされた。

数多くの東日本大震災の映像を思い起こすとき、常に私たちは、こうした自然の中に命が生かされていることを、切実に実感させられた。

4年以内はともかく、未知の年月からいえば、100%であることは間違いないのです。。

住職独り言

昨今『アンドロイド』という言葉を耳にする事が有るが、語源を調べてみると、「人間そっくりな人工生命体」と書かれている。私は近代文明機器に疎いので、詳しくは分からないのですが、今日若い世代(?)の方は、携帯電話を人差し指を使って縦に横に動かしている。こんなことを書くと笑われてしまうかもしれませんが、最初は何をしているのかと思いました。

或る日娘がIフォンという携帯電話を買ってきました。人差し指で画面を撫でると様々な情報が出てくるので、驚きました。1946年自動車電話が(移動電話)開発され現在の携帯電話に発展したようですが、このアンドロイドやIフォンなどの機能は、今、正に人間ロボットに似た役目を備えている機器となりました。人との会話のみならず、世界の今日生まれた音楽を聴くこともできれば、これから乗りたい航空券や新幹線のチケットも購入でき、電車やバス、あるいは、近くのコンビニで買い物もできます。株の売買やオークション、又競馬などのギャンブルや宝くじも近く開発されるかもしれません。

先日の報道では、図書館に行かなくても、好きな本をこうした機器に呼び込み読書(?)できるとのことです。あらゆる世界が一瞬に手元に届けてくれる、或いは送信できる時代。これから誕生してくる人は、将来人差し指の指紋が無くなるのではないかと心配です(笑)。
私も現代文明に取り残されないよう、ギャラクシーと云う物を買ってしまいました(笑)。物にはメリットとリスクがあることを知りながら。使いこなせないことを知りながら。

おしらせ

☆従来、ご法要後のお斎で客殿などご使用される場合、お灯明料をご負担していただいておりましたが、檀徒の皆様に限り、4月1日より無料といたしました。
ご法要のお申し込みと同時に、客殿のご予約もお早めにお申し込みください。

☆4月8日は御釈迦様のお誕生日、花祭りです。今年は日曜日に当たりますので、どうぞご家族御揃いで、遊びに来てください。甘茶のご接待、庭茶席、お子さまにゲームなどしていただきお過ごしください。

追悼

当山元世話人、下山浅吉様におかれましては去る2月13日、87歳にてご逝去されました。
ご功績に深く感謝申し上げますと共に、衷心よりご冥福をお祈り申し上げます。

合掌