寺だより

はすのはな第15号  -平成23年年始号-

他の号はこちらからどうぞ

開創600年の新春を迎えて

新年明けましてお芽出とうございます。

檀信徒の皆様にはご家族お揃いにて、希望に満ちた輝かしい平成23年の新春をお迎えの事とお慶び申し上げます。

当山におきましては、応永17年頼意法印開山より600年という千載一遇の慶年を迎えました。これ偏に檀信徒皆様が、日頃のご先祖様への篤い帰依とご本尊を信仰する心の賜の他ならないと衷心より敬意と感謝を申し上げる次第でございます。

開創六百年慶讃事業として発願いたしました山門の建立と本堂屋根銅板葺き替え工事の勧募も、お蔭様で温かいご進援により順調に進んでおります。

今年は卯年、【二兎追う者は一兎も得ず】という格言も有りますので、目標を定め、脇見をせず精進し各々の希望が成就されますよう願っております。

ご家族皆様にとって、素晴らしい一年でありますよう心よりご祈念申し上げます。

(住職)

山門

 

今年の花まつりの頃には本堂前に姿を現す当山の山門、その山門の木材点検の為、11月16日山形県鶴岡市にある材木工場に、当山名誉総代、森学氏と一緒に行ってきました。

羽田空港から1時間で庄内空港に着きましたが、その日は日本海の冷たい風が強く、身に堪えました。 材木工場では、柱となる太い材木の1本を試し削りし、木肌に触れて確認し屋根などの反りも実物大図面を基に説明を頂き、予想以上の良材で安心いたしました。

檀信徒の皆様と一緒に、完成を楽しみに待ちたいと思います。

お大師様のことば

【口に信修を唱うれども心すなわち嫌退すれば頭有って尾なし】

いかに口先で信じます、行じますと言っても心の中に、これを疑い、あるいは怠けようとする気が少しでもあるようでは、首尾一貫せず、信修の意にそむくことになる。

私達が生きるということは、さほど難しくはない。しかし『人間』として生きるのは大変なことである。何故なら真の人間とは心の眼を大きく開き、しっかりと物事の良し悪しを見極め、行動には心を込め、お教え(智慧)を身をもって実践するもののことだからである。

シリーズ⑤ お大師さまのことば  「性霊集」より

600

開創600年に因んだコラムを今年は3回掲載したいと思います。
私は13の時、東京都八王子市にある真言宗智山派大本山高尾山薬王院で、得度をしました。その薬王院のある高尾山は昨今、気軽に楽しめる山として人気があり、昨年は、250万人の登山者がいたそうです。 その高尾山の標高は開創年数と同じ600mです。どうぞ高尾山へも御参拝を。

高尾山ホームページ
http://www.takaotozan.co.jp/

高尾山薬王院公式ホームページ
http://www.takaosan.or.jp/

絵手紙展

 

昨秋、当山毘沙門閣信徒会館にて一週間に亘り「絵手紙展」が開催されました。 絵手紙を日頃親しまれているご年配の方々が今までの傑作を持参し、お洒落で味わい深い作品の数々を披露され、連日大勢の方が訪れ、盛会でした。

奇跡

 

昨年8月5日に起きた、チリのコピアポ鉱山落盤事故は、皆様も記憶にまだ新しいと思いますが、事故から69日ぶりに33人全員が、予定よりはるかに早く地下634mから無事救出され、久しぶりに世界の人々が喜び合える感動的なドラマと成りました。
今年も、世界の国々で、微笑ましい喜び多き出来事が生まれるよう、願うばかりです。

お知らせとお願い

 

☆交通安全祈祷ご希望の方は、ご一報下さい。
☆二月三日節分には毘沙門天大護摩供を奉修します。厄年の方や入学・就職等諸願成就を祈願いたしますのでお申込み下さい。
☆豆撒式参加者募集しております。
☆墓地の承継者等でお悩みの方はお気軽に御相談下さい。
☆会館横の駐車場が混雑している場合は、交番左右の駐車場をご利用下さい。又、無断の長時間駐車はご遠慮下さい。