寺だより

はすのはな第7号  -平成20年春季号-

他の号はこちらからどうぞ

もんぺ

春のお彼岸が近づき、桜の季節が到来!
何故か心身ともにウキウキしてきます。

ところで最近「モンペ」という言葉を耳にすることが多くなってきましたが、私の知っているのは「もんぺ」で、昔、婦人が労働するときなどにはく衣服を思い浮かべますが、現在の「モンペ」は「モンスター・ペアレント」(怪物父母)の略で、担任教師や学校に対し、自分の子に関する「理不尽な苦情」や「無理難題な要求」を突きつける保護者のことで、和製英語として使われています。

このような言葉が流行してしまうことは、現代の社会で大きな問題として注目すべきことですし、大人1人1人が社会人として自分自身を見つめなおす事が肝要であるのではないでしょうか。

節分会豆撒き式

当山の年中行事である節分会毘沙門天大護摩供付き豆撒き式は、当日深夜から降り始めた雪で一大事!

豆撒き式が行われる舞台も真っ白な絨毯が敷かれてしまい、急遽本堂での奉修となりましたが、例年この日を楽しみにされている300人を超える多くのご信徒の方々が大雪にも拘わらず駆けつけ、25名の来賓者とともに盛大に無事終える事ができました。これも当山の総代世話人の皆様をはじめ、関係者の温かいご支援によるものと感謝いたしております。有り難うございました。

新潟県長岡市・西生寺

例年の節分会と昨年より施餓鬼会でご法話頂いている新潟県長岡市寺泊町西生寺(さいしょうじ)ご住職阿刀隆峰僧正のご法話は、わかり易く笑顔で元気になれると評判です。その西生寺には即身仏(ミイラ仏)や今年御開帳の阿弥陀如来の純金仏が奉られています。是非ご参拝を!
HP ・ http://www.saisyouji.jp/

氷像

梅の花が咲き始めた2月上旬、大涅槃像前の水鉢の中にいる蛙が氷に包まれ氷像になっていました。今年の寒さは例年にない厳しさで、霜の高さと毎朝張る氷の厚さがものがたっていました。

氷柱を見るのも久しぶりでしたが、「すぐそこまで春が来ているよ」と、必死に寒さに耐えている蛙にささやいてあげたい気持ちになりました。


鰯の頭も信心から

【鰯の頭も信心から】という諺がありますが、毎年節分の日には柊の枝に鰯の頭を刺して、各所の門口にかざります。
たとえどんなにつまらないものでも信心の仕方次第で尊く有り難いものになるという意味を持ち、節分の夜に悪鬼を追い払う習慣としてありますが、皆様の家では如何でしょうか?

昔からの言い伝えは、成るほどと納得する事柄や、けっこう面白いことを上手に表現してあって興味が湧いてきませんか。

(鰯の頭も3日間)という言葉を作りたい気もするほど野良猫ちゃんに食べられてしまうのが現実です。


花祭りのご案内

4月8日(火)はお釈迦様の誕生日です。
本堂前、桜の木の下で、甘茶やお抹茶のご接待をしております。
その他、玉こんやおそばも支度しております。子供さんと一緒に遊ぶイベントもありますので是非ご来山下さい。

巡礼のご案内

十三仏巡礼のお知らせを別紙でご案内しております。どうぞお気軽にご参加下さいませ。

追悼

当山世話人石井章司様は去る2月14日、71歳にてご逝去されました。
衷心よりお悔やみ申し上げますとともにご冥福をお祈り申し上げます。  合掌