2005年の鉄道の日を記念して、若柳〜栗駒間に日本最古の貨車が復活運転されました。

若柳駅で大勢が見送り
2005年10月14日(金)鉄道の日を記念し、現役最古の貨車を含む4両編成の貨物列車が運行されました。(主催:くりでん応援クラブ貨物列車部会)編成は先頭からDB10型ディーゼル機関車(昭和40年製)ト10型無蓋貨車2両(明治40年製、現役最古)ワフ74(大正3年製)の4両で運転されました。
若柳駅では8時40分頃2番線に編成がすえつけられ、9時5分頃地元住民や鉄道ファン約50名に見送られ、時速約20kmというゆっくりとしたスピードで栗駒へ向かいました。

栗駒では盛大な歓迎
約1時間で貨物列車は栗駒に到着。岩ケ崎幼稚園の年長組40名が駅で出向えてくれました。園児の代表からくりはら田園鉄道且Q事と貨物列車の機関士にたいして花束が贈られました。また、貨物列車の荷物として積んできた「いも」が園児に渡されました。
また、栗駒駅待合室ではくりでんグッズ即売が行なわれたり、DB10型ディーゼル機関車の「即席見学会」が行なわれました。
さらに、ミヤギテレビのニュースダッシュアルファの生放送が栗駒から行なわれ、くりでん応援クラブの鈴木会長が出演し、くりでんの利用促進を呼びかけました。

沢辺では3本並びが実現
復路は11時52分に栗駒を出発。途中交換のため沢辺では3番線に入り37分の休止となりました。上下列車との交換で「3本並び」が実現しました。また、栗原市役所からも企画部の方々が見学におとずれ、興味深く貨物列車を見ていました。
その後、列車は再び若柳に向けてゆっくりと走り、午後1時30分頃「復活運転」を無事終了しました。
今回の貨物列車運転にあたっては、くりはら田園鉄道兜タびに岩ケ崎幼稚園に多大なるご協力をいただきました。また、全国の鉄道ファンの皆様からは運行経費につきまして多大なる寄付を頂きました。厚く御礼申し上げます。