12月1日、東北新幹線八戸開業に伴い、平行在来線が「IGRいわて銀河鉄道」と「青い森鉄道」に経営が移管されました。盛岡〜目時間の経営を引き継いだ「IGRいわて銀河鉄道」の様子をレポートします。

盛岡駅から出発
はやて71号で盛岡に到着。新幹線八戸開業のセレモニーを見た後、IGR乗り場に移動。3台ある券売機に並ぶ人はまばらで、みんな窓口に並んでいました。発車時刻が近づく頃、「一日乗車券をお求めの方はこちらへ」の声で、改札口横の窓口から2,000円の1日乗車券を購入。記念グッズの販売員より駅窓口の応援が必要ではないかと思いました。
 初めて乗るIGRの車両は運良く新車。でも、滝沢までではクロスシートの乗り心地を楽しむ間もないですね。


広告なしでスッキリ?さびしい?
2565Mで滝沢に行きました。今まで構内を埋めていたJR関係の広告がなくなり、スッキリしたのはいいのですがやっぱりさびしいという印象です。フエザンや川徳の広告があってもいいですね。後続の好摩行きはJR車両でしたが、車掌はIGRの女性車掌でした。(緊張の色あり)
 好摩では月初めの定期を求める人と鉄道フアンが窓口に行列を作り、自動券売機を使う人はほとんどいませんでした。自動券売機への誘導が必要です。
 IGRの駅ではありますが、JRの「新幹線指定席自動券売機」を設置するというのはどうでしょうか。指定券を盛岡や沼宮内まで買いに行かなくてはならないのでは不便です。
 それから、花輪線とIGR下りの時刻表は分離したほうがいいですね。誤乗の原因になると思います。


好摩から奥中山へ
 好摩からは快速に乗車。新幹線開業に沸くいわて沼宮内を横目で見て、奥中山高原に向かいました。
 奥中山では、下車するとすぐにティッシュ(IGR利用促進PR)のプレゼント。待合室にSLの写真が展示されており、また、写真の通りクリスマスツリーの飾りつけが始まりました。地元一戸町の観光パンフレットもありました。滝沢、好摩が特段の飾り付けがなかったので、たいへんうれしく思いました。新線開業はこうありたいものです。
 そのあと、青い森鉄道からの乗り入れ車に乗って盛岡に戻りました。青い森鉄道車内には、八戸の地元企業の広告が掲示されていました。
 こういう企業努力はIGRもすべきでしょう。