くりはら田園鉄道が、90年にわたる歴史に終止符を打ちました。

終日大勢の乗客でにぎわう
 平成19年3月31日、くりはら田園鉄道の運行が終了しました。
 最終日は、朝早くから大勢の鉄道ファンや地元住民がつめかけ、3両の稼動車両はいずれも超満員となりました。このため、列車の遅れは最大で約1時間にも達しましたが、事故なく運行を終了することができました。

廃車両の中でグッズ販売
若柳駅の貨物ホーム跡に留置され、駐輪場として使われていたM182号車を活用し、くりでんグッズの販売コーナーと写真展が開催されました。くりでんグッズは売りきれるものが続出しました。販売のスタッフは絵本の作者ご本人や、マイドリームくりはらのメンバーが活躍しました。

最終列車が去ったあとも・・・
この日は下り最終の細倉マインパーク行きを折り返す形で上り臨時列車が運転され、この列車がくりでん90年の最後の営業列車になりました。営業列車が去ったあとも、窓口は記念に乗車券を買い求める人の列が長く続きました。
 こうしてくりでん最後の1日は終わり、及川駅長の手で若柳駅待合室にカギがかけられました。また、駅名標もホームから取り外され、事務室内に収納されました。
 くりでんを支えたみなさん、本当に本当におつかれさまでした。