第54回全国青年大会郷土芸能(民俗芸能)において、一関市の牧澤神楽が最優秀賞を受賞しました。

全国の仲間が集結
木枯しの吹いた神宮の森に、青年たちの歓声が帰ってきました。
「友愛と共励」をスローガンに、第54回全国青年大会が2005年11月11日から14日まで、東京・日本青年館をメイン会場に開催されました。
 このうち郷土芸能の部は、11月12日(土)午前10時より日本青年館大ホールを会場に開催されました。

高いレベルの争い
民俗芸能の部には全国から8団体が参加。日ごろ鍛えた技術を惜しみなく発揮しました。審査は高いレベルでの選考となりましたが、若々しく通りのよいセリフが評価され、牧澤神楽保存会(岩手県一関市)が上演した「南部神楽」{一番上の画像}が最優秀賞を獲得しました。宮城県寺崎青年会の「寺崎の法印神楽」{上から2番目の画像}が優秀賞を獲得。香川県庵治町才田獅子舞保存会の「庵治町才田岩陰獅子舞」が努力賞となりました。また、審査員特別賞である「後藤文夫賞」には、子どもたちと一体となって地域の伝統芸能を守っていくという点が評価され、福岡県金田町青年団の「獅子舞」が受賞しました。

太鼓の音響く創作芸能
創作芸能の部は全国より4団体が参加。審査の結果、2団体が秀でていたものの、その内容には甲乙つけがたいため、優秀賞が2つとなりました。香川県讃岐まんのう太鼓保存会の「和太鼓」{上の画像}と長崎県和道・深江太鼓の「和太鼓」でした。讃岐まんのう太鼓保存会は魅せるということにも力をいれていたのに対し、和道・深江太鼓は太鼓の音をいかに極めるかという点に重点が置かれ、直接比較するのは難しいとの講評でした。昨年の様子はここをクリック