第1回岩手県青少年・社会教育職員関係者研究集会が開催されました!!!

岩手の社会教育活動を展望
平成19年11月27〜28日の2日間、盛岡市みたけの岩手県青少年会館を会場に「第1回岩手県青少年・社会教育関係者研究集会」が開催されました。
 はじめに、(財)岩手県青少年会館の松浦理事の進行のもと、社会教育関係団体(岩手県青年団体協議会、岩手県農村青年クラブ連絡協議会、日本ボーイスカウト岩手県連盟、ガールスカウト日本連盟岩手県支部、(社)岩手県PTA連合会、岩手県子ども会育成会連合会、岩手県BBS連盟、岩手県青年国際交流機構、NPO法人岩手県地域婦人団体協議会、NPO法人岩手県レクリエーション協会、岩手県ユースホステル協会、杜陵学園)から各団体の活動と課題について報告がありました。
 各団体とも活動資金不足や構成人員の減といった共通問題を抱えていましたが、参加者の発言は明るく前向きなものが多かったように感じました。

知事講話「達増県政と青少年育成・社会教育の振興」
 午後4時10分からは達増拓也岩手県知事を講師に迎え講話を頂きました。
 知事は「国の力が衰えると、失業がふえたり治安の悪化などで子どもにしわ寄せが行く。子どもを守らなくてはならない」と述べ「地方が危機的状況にあるので、地方の子どもは二重の危機にある」とも述べました。
知事は「現在の格差社会は『不公正』なもの。私が述べてきた『希望王国いわて』とは、21世紀型への格差社会の対応」と述べました。
 知事講話のあと、参加した各団体から提言が出されました。
(社)岩手県PTA連合会からは「見舞金事業を公益法人改革の対象外に」岩手県青年団体協議会からは
「全国青年大会参加者への助成の継続とふるさと発見銀河鉄道推進事業の復活」県婦協からは「財団法人岩手県青少年会館の敷地料の取り扱い」ガールスカウトより「国の原子力政策に対する対応」ボーイスカウトより「勝敗にのみこだわるスポーツのあり方」といったことについて意見が出されました。
 その後、会場を移動し、知事ともに各地の地酒などを組み交わしながら懇談を行ないました。

行政の社会教育事業についても討論
28日午前は、青少年会館の佐々木章一理事の進行により「岩手県の生涯学習関連事業」について岩手県教育委員会生涯学習文化課より説明を受けました。また、市町村の社会教育事業についても、参加した市町村教育委員会の担当者から説明を頂きましたが、行政の事業は青少年というよりは少年対象の事業が多いように感じました。
 約70名の参加があった今回の集会は、各社会教育関係団体や教育委員会の連絡協調が図られ、盛会に内に終了しました。今後、第2回、第3回と継続されることが期待されます。青年団OB会についてはここをクリック