2004年12月23日、KD10型が走りました。
KD10型ディーゼルカーは、昭和60年に製造されました。当初は名古屋鉄道の閑散線区で使用されましたが、くりはら田園鉄道に譲渡されました。くりでんでは、高校生の朝の通学時間帯用として毎朝1往復だけ使用されてきましたが、高校生の減少に伴い、平成16年4月からは定期運用がなくなりました。しかし、何かの理由でKD95型が3両使用となると、営業線上に姿を見せます。この日はサンタ列車運転のためKD10型が登場。石越発8:36の列車を皮切りに、2両のKD10型が一般の列車に充当されました。サンタ列車で活躍する石越のジュニア・リーダーを乗せて発車。細倉からの折り返し列車はサンタ列車参加者の迎えという役割も担うため、閑散線区用という本来の目的以上のお客を乗せて石越を目指します。

単行から重連に
サンタ列車運転中は2両のKD10が単行で普通列車を受け持ちます。その後14時過ぎに一旦車庫に入り、重連を組んで石越から細倉(マ)を目指します。栗駒でサンタ列車と交換し、細倉到着後は石越行きになります。

若柳で運転終了
石越行きの表示を掲げて走ってきましたが、サンタ列車終了後KD95型が若柳で待っていました。乗客はKD95型に乗り換え、KD10の運用はこれにて終了。お疲れ様でした。
 この次のKD10型の運用は2月の酒蔵めぐり。2軸車ならではのワイルドな乗り心地に、酔いがいっそう回りそうです。