地域づくり講演会開催
去る9月1日午後6時より、室根曲ろくふれあいセンターにおいて「地域づくり講演会」が開催されました。
はじめに主催者を代表して室根青年連絡会の小山雅也会長が、「この講演会を契機に、市町村合併以後悲観的になっている住民の気持ちを一新できれば」とあいさつ。また、室根自治区長の小山寛さんが祝辞をのべました。

地域づくりの糸口を探る
 講師の愛媛大学講師 若松進一さんは、まず室根の美しさを「日本の桃源郷」と讃えました。
 若いころに青年運動に取り組んだという若松先生は「青年団をやって青年の心を育てる。4つの徳(1.ふるさとをどのようにするか考える。2.人の前で話ができるようになった。3.仲間づくり。4.感動する人間になった。)があった。」と若き日の思い出を語り「全国青研に行った際、愛媛県の双海町をわかってもらうのに骨が折れた。そして、その双海町にがどんな町と聞かれて答えられない、自分の生まれ育った町を語れなかった。」と、地域づくりを行なってきた出発点を語りました。

まちづくりのキーワード
若松先生は、その後双海町役場の職員として一生懸命まちづくりをしなくてはならないと思い、4つの組織を立ち上げました。(まちづくり30人委員会・まちづくりエプロン会議・青年会議・町役場のまちづくりグループ)その結果、「18時間寝ないでシンポジウム」やJR予讃線・内子線を走る「環状列車」という事業を実現しました。
 双海町の夕日の美しさに着目し、渋るJRを説得して「夕焼けコンサート」を下灘駅で開催したことや、町の地域振興課長時代には町の予算が20億の町で総額75億の事業を実施。その第3セクターは毎年黒字経営という実績を紹介しました。
 (筆者注・・・でも、彼は決して双海町と同じことをやりましょうといっているのではないのです。)
 まちづくりのキーワードは@楽しいことA新しいこと、クリエィティブなことB美しいことの3つをあげていました。
 若松先生は最後に青年たちへの支援を呼びかけ、講演会は好評のうちに終了しました。 
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