三陸彩発見フォーラム
 平成15年11月2日、宮古市広域総合交流促進施設「シートピアなあど」を会場に、「三陸鉄道開業20周年記念フエスタ」が開催されました。
 2階研修室では「三陸彩発見フォーラム」が開催され、「子どもワークショップ」での「図書館車両」「マッサージ車両」「海の上に線路を延ばして釣りをする」などのアイデアが報告されました。
 また、パネリストに熊坂宮古市長、脇田健一県立大学助教授、三陸鉄道運転士の佐々木広美、三陸町三陸鉄道友の会の熊谷満恵、岩泉町中野部落婦人会の工藤洋子の各氏を迎え、パネルディスカッションを開催しました。
 パネリストからは「階段を上り下りしないですむ施設を」「三鉄の情報発信手段をさらに研究しては」「JRとの接続にもっと配慮を」「県・市町村の職員は、通勤に三鉄を使ってほしい」といった意見が出されました。

食の祭典『駅から始まる美味ネットワーク』
 シートピアなあどの駐車場では特設テントに沿線14市町村の味覚が勢ぞろいしました。
 野田村のテントでは、特産の天然塩を使用したお菓子やラーメンを販売していました。天然塩は塩辛いだけではなく、甘味もあり、各種のミネラルを含んでいるそうです。食べた方の話では「塩ラーメンは一般にごまかしが効かないものだが、天然塩の風味がありおいしい。」とのことでした。
 「手もみ野田塩ラーメン」は、陸中野田駅併設の観光物産館「ぱあぷる」でも販売しています。

彩発見展示コーナー
 展示コーナーでは地元住民による三鉄駅周辺の魅力発見マップや、三鉄の歴史をたどるパネル&鉄道模型の展示が行われました。
 鉄道模型では、現在までの宮古にちなんだ車両を展示する方針のもと、岩手鉄道模型仲間の会会員の手作りによる「さんりくしおかぜ」や、かつて山田線で活躍したC58、臨港線を走った動態保存機C108などが展示されました。