「和で遊ぶ布の祭典vol.2」
〜江戸の華キルト・なつかしさを彩るつくり手達〜
(2005.4.29〜5.5)
◆イベントレポート◆

昨年から始まった赤坂プリンスホテルでのゴールデンウィーク恒例イベント、
「和で遊ぶ布の祭典」に連休初日の今日、早速行って参りました。
自宅を出てから途中の乗り換えを含めて40分で赤坂見附に着き、
祝日のせいか、やけに都心が近く感じられました。




地下鉄の駅から会場までの間に、どれだけこの催しの宣伝を
目にしたことでしょう。ホテル側の意気込みを感じます。

新館から会場のある五色の間に歩くと、10時開場に合わせてみえる
お客様の数はそれほどでもなく、ホテルの従業員が慌ただしく
準備をする姿が目立っています。

昨年と比べるとイベントの規模が大きくなり、
ショップの出店も新たに加わったこともあり、
受付で「写真撮影許可」の手続きをしました。
担当の人から『赤坂プリンスホテル写真室』と
刺繍された(レトロな!)腕章をもらうのに時間がかかり、
その間に時計は10時を
すっかり回ってしまったのでした。




入り口を入ってすぐのコーナーには、このイベントの柱の一つである
「江戸の華キルト」
◆江戸時代の芸能、娯楽、名所、八百八町、季節行事、風物詩を題材にしキルトで表現◆
の作品の数々が展示されていて見事でした。

外国のキルトを見よう見まねで作り、日本で広まったパッチワークキルトの時代を経て、
日本の伝統文化を、和布などを用いて仕上げた作品を拝見しながら
日本のキルトを世界に誇れる嬉しさと、頼もしさを感じていました。




こちらが園部先生の新作 『江戸の花』(200p×180p)です。

場の雰囲気を壊さないよう、人だかりが途絶えたところで
撮影するのはなかなか難しいところ。




部分アップです。以下、作者のコメントより

◆上野寛永寺の桜、亀戸天神の藤の花、百花の王とされる谷中天王寺の牡丹、
堀切の菖蒲、入谷鬼子母神の朝顔と、
江戸の代表花を黒と白の布だけで表現しました◆

最近の園部先生の華やかでヴィクトリアンな作品を見慣れていた私は、
このキルトを見た瞬間、シンプル過ぎて意外な感じを受けましたが、
見ればみるほど、黒と白の2色の綿布だけでここまで表現されたキルトに
思わずうなってしまいました。

妥協されない先生のこと、作者のコメントにある花々を
実際その場所に出向いて、デッサンされ、
図柄に起こしたのではと想像します。

この作品を作るのに先生が苦労されたところは、
黒い布であるために、針目が大変見難いことと、
キルティングラインの糸を引くと、黒のトップに
中のキルト綿が出て来て目立ってしまう点だったそうです。

ただ作品を鑑賞するだけでは判らない苦労に、
成る程成る程と、にわかキルターになった気分でありました。




この4月より、個人情報保護法なるものが施行され、
一般の人の顔が写らないよう、写真撮影も気を遣います。
ショップのあるコーナーに着くと、
ミッチーキルトのショップは既にお客様で大賑わい。
スタッフも嬉しい悲鳴をあげていました(笑)




このイベントにあわせて発売された新刊、
『ヴィクトリアン・タイム』(パッチワーク通信社刊)に
サインを入れている先生です。

赤坂プリンスホテルの関係者が、ミッチーキルトのショップの異常な賑わいぶりと、
「このオーラ漂う不思議な女性は何者?」といった表情で観察しているのを
しばし会場の隅から見ていた私です。



とても素敵に出来上がりました新刊です。
会場では先生のサインもお入れしております。


さて、今年は五色の間の2フロアを使って展開しているキルト展です。
ショップのある2階の直下では、
「パッチワーク・キルトグループ展」が開催されています。

こちらでは、ミッチーキルトの生徒さん達の作品が数多く展示されています。
壁面には、レッスン課題であった60センチ×60センチの中に、
和布と洋布で表現した素敵なキルトがご覧頂けます。


どれも見応えのある、素晴らしい作品ばかりです。




私が撮影を始めた頃に、園部先生がショップからいらして下さいました。
先生が現れると、その場が急にぱあっと華やかになるから不思議です。
胸元には、ミシンで作られたシャネル風コサージュが。
新刊には作り方まで載っていて、驚き!
後方の黒いログキャビンのキルトは、先生のお隣りの大野さんの作品です。




こちらも生徒さんの作品です。
(画像にマウスポインターを置くと、アップでご覧いただけます)




スタッフである生徒さんたちも、新刊を見るのは今日が初めて。
先生と一緒に、楽しそうな懇談が続いていました。



ショーケースの中には新作小物が沢山飾ってありました。
こちらでお伝えするには数が多すぎて無理なのですが、
これらの作品は、『ヴィクトリアン・タイム』に掲載されております。
なんだか、園部先生の出版記念作品展のようですね。
実物を見ることの出来る貴重な機会かもしれません。




再びショップへ戻ると、ラッキー♪なことにお客様が途絶えたところで、
シャッターチャンス(ほんの一瞬でしたが‥)なひとときでした。



2階の会場の写真は、雰囲気を忠実にお伝えするため、
黄色っぽく写っています。




今回も盛りだくさんの内容で展開しております。
ショップ、展示会場とも、ミッチーキルトの仲間達が
皆さまのお越しをお待ち申し上げております。





ホテルを出ると、初夏を通り越し30度近くはあると感じた
暑い都内で驚きました。
つい先日まで花を咲かせていたであろう桜の木は
まばゆい新緑に姿を変え、ツツジが今にも満開を迎えそうでした。

5月5日まで続くこのイベント、
また日を改めて、楽しんできたいと思います。
よいゴールデンウィークでありますように!

2005.4.29 Webmaster Milky