用具とスウィング(03.12.24)


用具の進歩によりゴルフスウィングに於ける身体の使い方も大きく変革して来ている。
身体の使い方で飛びのメカニズムに関係するのはコイリング・アンコイリング(躯幹部の回旋)、ロールオーバー・リストターン(左上肢の回旋)、コック・アンコック(左手関節のヒンジ運動)である。
用具の方の因子としてデカヘッド・クラブの軽量化・シャフトのしなり・ヘッドの反発係数等などその進化は留まる所を知らない。

約15年前に大活躍したアメリカの女子プロ(左)と現在国際的にも大活躍している日本の男子プロ(右)のスウィングを対比して考察してみる。
先にスティックピクチャーのアニメーションを、次いでそれぞれの特徴が読み取れるスポットを提示する。

* Quick time playerを利用して頂くと更に細かい観察が出来る。

両者を比較して先ず気が付く事は向かって右の日本の男子プロの方がアンコックのタイミングが早い事、それにも拘らず体幹部の捻じれ差・アンコイリングはまだ完了していない。
タメを十分に活かしたアンコックとリストターン(左手首の返し)主体がクラシックスウィングで、ボディーターンを主体とするのが昨今のスウィングと言えるのではなかろうか?



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