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 整形外科の臨床医としてレントゲンフィルムで身体各部の骨格ばかり見てきた職業柄、いつの間にかゴルフ上達の秘訣を身体の構造面から探るようになり、約20年前のことになるが、一年の間、縁あって某ゴルフ雑誌に持論を発表する機会があった。

 その後も見当はずれの開眼・閉眼を数多く重ねたが、小さな確信が寄せ集まって、自分なりのスウィング理論体系のようなものができ上がり、日本ゴルフ学会誌「ゴルフの科学」Vol.13, No.3 December 2000に拙論「ゴルフスウィング私論 ―身体の仕組みからの考察―」を掲載させていただくことができた。

 スウィング分析には物理学・解剖学・生理学・心理学・力学といった知識が必要だが、特に身体構造学的アプローチは不可欠である。静止しているボールに対し、身体が反応作動するゴルフは動作解析に大変適していると思う。

 
スポーツ好きの整形外科医が人体の筋骨格面より考察した研究レポートとして、ゴルフスウィングを考える上での参考にしていただければ幸いである。また、広くご意見・ご批判をいただき、今後の研究に活かしていきたいと考えている







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