出来事




「戦争を知るもの」



今日、写真週刊誌を立ち読みした。私はこの手の週刊誌が大嫌いだ、買うことはまず無い。開いてすぐ目に飛び込んだのが、空爆後の写真。余りにもむごい光景、何ゆえに人は戦争をするのだろうか?

先日、千と千尋の神隠しがアカデミー賞を受賞した。しかし、式場には宮崎監督の姿は見えない。あるのはメッセージを書いたファックスと映画のプロデューサーだけ。監督は世界の悲劇に自分の笑顔が写ることを拒んだ。

反戦の意思を訴えたのは宮崎監督だけではない。受賞者の中には様々な戦争反対の意思を伝える主張が目立つ。ボーリング・フォー・コロンバインが受賞したのも偶然ではないと思う。

私はふっと思った。映画というのは、はっきりいって血まみれの世界。ハリウッド映画=バイオレンスだと言われてもしかたがないと思う。

そんな映画人たちが、こぞって反戦を唱えている。

この、アカデミー賞を観ていて、あることを思い出した。。

それは、マンガ家の吉田戦車、『戦え!軍人君』 など軍人をギャグ化したマンガで知られている、最近はあまり見ないが・・・・

その、吉田戦車がある雑誌のコラムでこんな事を書いていたことがあった。

「高畑監督の蛍の墓、あれを観た時、涙が止まらなかったんですよ。おかしいでしょ?オレ、戦争ギャグを描いているのに・・・・・」


私自身も戦争が嫌いだと、言っておきながら、ガンダムを取り上げたHPを作っている

この言葉は自分にも当てはまる

でも、戦争は嫌いだ、それは間違いない

この戦争の中心になっているのは、アメリカのネオコンと呼ばれる人々、その価値観は聖書を通しての解釈だという。

ブッシュもアメリカで最も尊敬されているという神父を、いつも身近に置いている。

そして、毎日聖書を拝読している

だが、戦争を起こした。


過激な暴力を描く人々が、反戦を訴え、毎日聖書を開いている人間が戦争を起こす・・・・・・


これが、世の中の真実なのかもしれない・・・・・


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