Q−ZAKUの
『珍説・考察・ガンダム論


『ガンダムとスターウォーズと101匹目のサル』

皆様は、101匹目のサルというお話をご存知だろうか?ある島にサルの群れがいて、そのなかの一匹が普段、川で芋を洗っているのに、たまたま誤って海に落としてしまった。ところがこれがケガの巧妙で、食べると塩味が効いておいしい、そのサルはその日から、海で芋を洗うようになった。
そして、それを見ていたほかのサルが、次第にマネをし始め、ある時点で一気に島全体にそれが広がった。その数、その瞬間が101匹目だったという。

だが不思議な事に、島全体に広がった、海で芋を洗うという光景は、なんとその島から遠く離れた、別の島でも同じ現象が起きはじめたのだった。サル達に島を離れる術はなく、その方法が遠く離れた島に伝わるはずが無い・・・・。

この現象と同じ種類とされている出来事がある。例えばニトログリセリンを固める方法を世界が模索していた時、ある国が、とある温度で固体化する方法を発見した。ところが、ほぼ同時にまったく違うところで、同じ方法が発明がされたという事があったらしい。何故同時に・・・・原因は不明、謎とされている。
他に、歴史的にも革命が起きた時、地球の裏側で、同時に革命が起きたり、火山の噴火が同時だったり、この101匹目のサル的な現象は世界各地に見られる。理由は一時、流行になった「波動」によるものだとか、様々な説が唱えられているが、明確な答えは見つからず、現代でも研究が進んでいると言う・・・・。


さて、話は変わるが、世間の映画の話題と言えば「スターウォーズ・エピソード2」で持ちきりではないだろうか?ちなみに私もスターウォーズは大好き、もっともクラシック派ではあるけれど・・・。

私はスターウォーズも好きだし、言うまでも無くガンダムも好きである。そんな私が以前から、胸に秘めていた事、思っていたお話させていただきたい。それは、実はスターウォーズとガンダムは非常に似ているのではないか?と言う事である。

この疑問について私は専門家の意見を聞くべく、かなり濃いスターウォーズサイトにアクセスし、率直に質問をしてみた。スターウォーズとガンダムは似ていないか?と・・・。

答えは「ノーコメント」。解らないというのである。考えてみれば、ガンダムについて詳しくない人に質問をしたのだからあたりまえだと言える。これは私の非礼であった。謝罪をさせていただく。

そこで私は、シャアWebリングの主催をされている、サザック氏の「赤き理想郷」の姉妹サイト、「サザックのくつろぎ映画館」へと足を運んだ。ここならガンダムファンと映画ファンが沢山いるため、レスがつくと思ったからである。

私は掲示板で皆様に質問てさせていただいた。結果、多数のレスをつけていただいたが、あまり解らない、似ていると言う事はガンダムサイドは公認している、似ているけどどっちが本家か?など返事を頂いた。レスを着けていただいた方々には感謝したい。しかし、結果的に似ているがどっちが本家かどうかは答えが、わからないようである。

さて、肝心のどこが似ているかということなのだが、とりあえずまとめさせていただいた。

一、冒頭のザクのアップ。あの演出はSWの最初のスターデストロイヤーのアップに通じるものがある。

二、ライトセイバーとビームサーベル。

三、砂漠のシーン。タトゥーインとガンダムの砂漠(ラル編)あたりのシーンは非常に良く似ている。

四、帝国軍とジオン兵。服装が非常に良く似ている。

五、専用機。シャアザクは速度が3倍、ベイダー機は2倍という設定。

六、戦闘機。コアブースターとYウイングは極めて似ている。

七、キャスティング。アレック・ギネス(オビワン)はレビル将軍、ピーター・カッシング(ターキン総統)はマ・クベっぽい。

八、スコープ。見れば一目瞭然、ガンダムのスコープと共和国軍の戦闘機のスコープはほぼ同じである。

九、ストーム・トルーパーとモビルスーツ。これも一目瞭然。非常に似ている、特に動きが・・・

十、これが、最も似ている点である。それは、フォースとニュータイプの能力。SW(エピソード4)のラストは特に似ている。

などなど・・・・


さて、これらについての皆様の反響は、似ている事は認めるが、どちらが本家か解らない、というのが結論だった。実はSWとガンダムが世に出た時期はほぼ同じであり、制作や構想の期間が重なると、どちらが先かは、わからないというのである。確かにその通りと私も思う。

だが、その答えが浮かんできた。それが101匹目のサル現象ではないか?ということである。

このSF二大超大作である、両作品は、実は共鳴しあっていたのではないか?そうでなければ説明がつかない・・・。

101匹目のサル現象はNT理論の解明にも応用できる可能性があるが、それはまだ時期尚早といえる。今後の課題だろう・・・。

だがこれだけは言える。

そうです、ルーカスと富野監督はニュータイプだったのです。



※後で、公開日時はスターウォーズの方が早いという指摘を頂きました、どうもありがとうございました。

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