Q−ZAKUの
突発日記
「蒸し暑い日の思い出」
実は先日、私、病院に行って来ました
・・・と言っても別に、体調が悪かったわけでは無く
単に、仕事の依頼があったからです
仕事の内容は、病院の衣類を殺菌洗浄するための設備である
ステンレス製の洗濯槽に・・・
対ビームコーティ・・・じゃなく、対塩素コーティングの樹脂を内側に貼り付けるというモノでした
私が、仕事で使用している樹脂なるものは、その種類に関係無く・・・・
硬化時に、実に強烈な臭いを放ちます
私が仕事を続けていると、背後に人の気配を感じたので振り向くと・・・・
そこには若い女性の看護士さんが立っていました
私が振り向くと、看護士さんは、にこやかに笑いながら話し掛けてきました
「すごい、臭いですね〜よく平気でいられますね」
「いや、もう慣れました・・・と言いたいところなんですけどね、実は、いつ倒れるか、こっちもヒヤヒヤもんなんですよ」
「でも、今日は気が楽ですよね〜」
「え、そうですか?」
「だってココ、病院だから・・・・」
「倒れたら、いつでも入院してくださいね〜♪」
「フ・・・・・・・フフ・・・・・・・」
「あなどりがたし!!・・・・某○○総合病院のお姉さん!!」
さて、これは、はほんの一例でして・・・・
あえてお客様の性格に線引きをさせていただくと・・・・
男より、女性の方が、ユニーク&神経が図太い系の方が個人的な意見として、多いように思えます
さて皆様、最近、蒸し暑くなってきました
私は、この蒸し暑さを感じるたびに、あの時の一件を思い出します
それは、梅雨の真っ只中の、ある豪雨の日・・・・
私が仕事の依頼を受けて、とあるワンルームマンションに行った時の事です
内容は、バスルームの風呂オケの中に無数のヒビが入り・・・
さらに、その表面がはがれて風呂に浮いてくるという、症状を治して欲しいというものでした
私は現場に着き、呼びリンを押すと中から・・・・・
松浦亜弥系の、二十歳前後の女の子が出てきました
しかも・・・・
ダブダブの白のタンクトップに、かなりきわどい、短パン一丁という
極めて露出度の高い、服装で・・・・(汗)
私は部屋に入ると・・・・ア然としました
とにかく荒れ放題!!
さらに、
外は雨だったせいか・・・多くの下着が、たこ足に、つながれ干されておりました
私は、奇妙な雰囲気を持つ、この女の子のペースに惑わされまいと、あえてクールになるよう自制し・・・
現場である、バスルームに入りました
確かに、フロの表面にはヒビがはいっていました・・・・・・が
な・・・・
なんじゃ!こりゃー!
そうです、そのヒビなるものは実は・・・
強烈な汚れが、溜まりに溜まったものだったのです
私が彼女に聞いたところ・・・・
入居して一年経つが、一度もフロを洗ったことがない・・・・との事でした
これは、畑違いだと感じた私は、すぐ事務所に電話をし、この現場から撤退すると言いました、しかし・・・
「なんとかしろ!!」
という非情の命令が下されました
何が悲しゅ〜て一年分の垢を私が掃除せねばならんのだ!!
・・・・とも、思いましたが、文句をいっても始まらないので
車の塗装すら、削り取ってしまう、コンパウンドとマニキュアすら溶かしてしまう溶剤を駆使して
ごしごし、と洗浄をはじめました
私は女の子に苦言の一言でも言ってやろうと、覗いてみると、
アンパンマンのビデオを食い入るように観ていました
人間は不思議と何かに夢中になっている人には、声をかけ辛いところがあり・・・
とにかく、さっさと仕事を済ましてしまおうと、作業に集中しました
私が作業をなんとか終え、彼女に声をかけると・・・・
・・・・・返事がありません
私はいくら呼んでも返事が無いので、おかしいと思い、バスルームから顔を覗かせると・・・・
なんと・・・・
大の字になって、完全に熟睡しておりました(汗)
おい・・・・
こら・・・・
俺が、いるのに・・・・
仮にも、若い女の子が、クーラーの無い、蒸し暑いワンルームでダブダブのタンクトップに短パンという服装で・・・・
大の字になって寝るなぁー!
俺を犯罪者にするつもりかぁー!
この時点で、私はあるトラブルに巻き込まれました
・・・・・そうです
帰れなくなってしまったのです
いくら呼んでも彼女は起きません
かといって、体をゆすって起こすには忍びない格好をしております
私は、思いっきり往復ビンタでも、かましてやろうかとも思いましたが・・・・
仕方ありません
待つことにしました
結局、それから、約一時間ぐらい車で待機し・・・・
定期的に覗いているうちに、目を覚ました彼女を捕まえ・・・・
撤退いたしました
蒸し暑い季節は・・・・
妙にあの時の、仕事を思い出します
実を言いますと、私は・・・・
なんと大学の女子寮の風呂場の仕事をしたことがあるのです
その時のエピソードは
ここでは言えません
あしからず
おわり
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