タブレット(通票) タブレット(通票)閉塞は単線の線路を交換(列車のすれ違い)できる駅ごとの区間で区切り、一区間では一列車のみしか運転しない閉塞方式です。通称タマと呼ばれたタブレットは直系約10cmの円盤で、革製ケースと金属の輪でできたタブレットキャリアに収められて列車へ渡されます。ある駅長さんは「(単線で)あっちから列車が来てこっちから列車が行くとぶるかるやろ。タブレットは区間に1個しかなく、タブレットを持った列車しか走れないんや」と説明してくれました。タブレットに関連するものとして、駅と駅で連絡を取り合いタブレットを1つしか取り出せなくしたタブレット閉塞器、腕木式信号、通過授受のための受器、授器、タブレットキャッチャーなどがあります。以下ご覧下さい。 |
冬の寒さの厳しい北海道で使用された北海道タイプのキャッチャーにはタブレットをぶら下げる金具が付いておりタブレットをぶら下げておくと受器に引っかかり、次に授器にセットされたタブレットをキャッチできるようになっており、授受を自動でできるようにして機関助士の厳しい寒さにさらされる負担を軽減していました。 |