☆☆ タブレットについて  ☆☆



タブレット(通票)
タブレット(通票)閉塞は単線の線路を交換(列車のすれ違い)できる駅ごとの区間で区切り、一区間では一列車のみしか運転しない閉塞方式です。通称タマと呼ばれたタブレットは直系約10cmの円盤で、革製ケースと金属の輪でできたタブレットキャリアに収められて列車へ渡されます。ある駅長さんは「(単線で)あっちから列車が来てこっちから列車が行くとぶるかるやろ。タブレットは区間に1個しかなく、タブレットを持った列車しか走れないんや」と説明してくれました。タブレットに関連するものとして、駅と駅で連絡を取り合いタブレットを1つしか取り出せなくしたタブレット閉塞器、腕木式信号、通過授受のための受器、授器、タブレットキャッチャーなどがあります。以下ご覧下さい。



☆ タブレット ☆


我が家のタブレット。輪だけのものは通票革袋(タブレットキャリア)
といいます。(写真は○のタブレットが入っています)



タブレット(通票)は穴の形状により4種類あり、隣り合う区間は違う種別を
使用します。(2〜4種の写真はウサキチさんより寄贈いただきました)


☆ タブレット閉塞器 ☆


タブレット(通票)閉塞器。駅と駅で連絡を取り合い、
タブレットが1つしか取り出せなくしています。


☆ 腕木式信号機 ☆


上の赤白が進行/停止信号、下の黄黒が通過信号です。




信号・ポイントの切り換え中。タブレットを持った駅員さんが確認しています。


☆ 列車運行表 ☆


列車の運行時刻表。もう薄くなって見にくくなっていますが
駅間の○△などがタブレットの種別を示しています。


☆ タブレット受器 ☆




昔よく見かけたタブレット受器。通過する列車はここに入れて行きます。
急行通過のページでこの受器に入れる動画があります。


☆ タブレット授器 ☆


山陰本線では標準的な形の授器です


☆ タブレットキャッチャー ☆










タブレットキャッチャー標準タイプ



タブレットキャッチャー北海道タイプ(C55)

冬の寒さの厳しい北海道で使用された北海道タイプのキャッチャーにはタブレットをぶら下げる金具が付いておりタブレットをぶら下げておくと受器に引っかかり、次に授器にセットされたタブレットをキャッチできるようになっており、授受を自動でできるようにして機関助士の厳しい寒さにさらされる負担を軽減していました。


直線上に配置

2004.11.21-2006.02.05
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