DUCATI 749 FRPアッパーカウルカウル リペア&ペイント

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 転倒によりダメージを受けたFRPカウルです。オーダーの内容は破損部分の修理とレースに使用したいというオーナーの意向でライト穴の穴埋め、そしてゼッケンをワークス風にしたペイントになります。

塗膜を剥がしダメージを確認すると、毛細血管状のヒビが複数確認出来たので、その部分は切除します。表側に当て板(PP)を固定し、切除した形状に合わせたカットしたガラスマットを積層します。

次に、付き合わせの状態では接着強度が保てないので糊しろ分大きくカットしたガラスマットを積層します。
そして化粧になるガラスクロスを貼って仕上ます。
 次問題になったのはライトの穴埋めです。この部分は複合的な曲面で形成されているので、普通にPPの当て板という訳にもいかないので、金網とガムテープで代用しました。

金網は曲面にも追従しガムテープ(表面)はポリエステル樹脂に侵されないので当て板としの機能を果します。

表面にしっかり固定し、後はダメージ部の修理手順と同じです。

FRPの補修が終了したらパテ付けを行います。特にライトの穴埋め部分は理想の形状になる様、入念に整形します。

 そして、ペイント作業です。 
ペイント作業については省略します。
別ページを参照して下さい。 


このタイプはアッパーとサイドカウルを接続するクリップナットの固定部分が細く、ダメージ側は押されて折れ、反対側は引っ張られて折れるケースがよくあります。

この個体も双方にダメージがありました。

修理とペイント完了です。
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