Re:BIRTH

1. 誰かの顔色 窺 ( うかが ) う  そんな時を繰り返し
   心地よいユウウツを  飼い慣らしたハズなのに・・・


   信号待ちの時間が  もったいないと思っていた
   辿り着いた解答(こたえ)は  それぞれの“Let It Be”


   “トモダチは道具に過ぎない”と  シニカルに決め込むのも寂しいね
   あと  どれくらい  こうして  一緒に  いられるかな?


※  すべてをゼロに戻して  ここから生まれ変わろう
   ルーレット覗き込んだら  新しい歌が生まれたよ
   自分だけのポジション  誰にも譲れないから
   Believe my self  そう  きっと  今を  Re:birth


2. いつもギリギリの毎日  地下鉄の波にもまれて
   瞼(まぶた)に映るハズもない  オレンジを探してた


   謝れば  済むと思っていた  イマイチな日々を遠ざけて My dream
   弱さと弱さ  かければ  きっと  強くなれる


☆  温かい氷の上を  ナイフを銜 ( くわ ) えて渡ろう
   少しぼやけた明日を抱いて  私たちだけの聖地へ
   ココロの行方を決めて  靴ひもを結び直そう
   Breakthrough  そう  いつか  未来を  Re:birth


   いろんな記憶 ( おもい )
   胸にしまいこんで  この街でまだ夢の途中

   ( ※ repeat )
   ( ☆ repeat )
           
copyright2001 Shuichi Hatta

2001年『Re:BIRTH』は、『Teen Age』同様、アマチュアバンド用の作品です。
『Teen Age』で東京に出てきた女の子が、自分の夢を追いながらも都会の厳しさに少しうろたえている。うまくいかない日々の中でわずかに許し合える友人と出逢い、忘れがちだった夢への情熱を仲間と励まし合いながら、いま一度果たせようと決意する―という内容です。この詞にも曲がつき、半年ほど演奏されました。作曲者の女性は当時19歳のドラマーで、この歌の主人公のようにいつもひたむきに生きておられた方でした。風の噂で、今も変わらず音楽を続けているとか。いろんな記憶を胸にしまいこんで、私も“この街でまだ夢の途中”です。