Precious
1. ココロはいつも 醒めがちで 夢も 誰かのレプリカのまま
  見慣れた 茶色い鎖に 締め付けられながら 生きてきた
  
  “シアワセの定義”なんて 自分で見つけるものだよね?
  瑞々しい不安定が  今は フシギに気持ちがイイ
  
  フィルター通した言葉じゃ 大事なキモチ 伝わらないよ 
  くるぶし痛めたっていい  わき目も振らずに 走り出そう

※ さあ 手づくりの翼で あの虹を越えてゆこう
  そろそろ ホンキの 笑顔 見せなくちゃね
  “完成”なんて 急がない 生きてく強さ 称え合おう
  これから 本当の Precious memories

2. ダメな自分を嫌う日々に 疲れたことに 気付いたのなら
  たった一度だけでもいい 本気で誰かを愛してみて

  結果を決め付ける前に とりあえず始めてみるんだ
  もう どんな法律だって 僕らを 縛れはしないさ
 
  不機嫌顔のパレードに 頷(うなづ)くことも覚えてみよう
  都合のイイ出逢いだけじゃ 真実(ほんとう)の場所なんて 行けない

  さあ 手づくりの筏(いかだ)で あの河を渡ってゆこう
  そろそろ 漕ぎ出さないと 明日は来ないね
  同じ時代を生きている この偶然に 感謝して
  いつでも 真剣(ほんき)の Precious heart

  (※repeat)
  これから 本当の Precious memories
  これから 本当の Precious memories
copyright2001 Shuichi Hatta

卒業の歌を書く時は、いつも前向きな歌を書きたいと思っています。卒業式が終わってクラスに戻り、みんなで最後に合唱してもらえるような歌。いつか「贈る言葉」のような、永遠のスタンダードを世に送りたいですね。この歌もテーマは「はじまり」。風呂に入っていた時、「手づくりの翼」という単語が突如思い浮かび、そこから一気に書きました。「ホンキ」「本気」「真剣(ほんき)」と、同じ発音で違う表記の言葉を散りばめたり、少し工夫も凝らしてみました。はっきり言って、文科省唱歌狙ってます(笑)。でも、「茶色い鎖に締め付けられながら〜」の部分は管理教育を象徴しているから、やっぱり無理かな?