I  WANNA  GO
1  眠れぬ夜 帰らぬ人波 騒ぐ街
   揺れる心 真夜中 15の好奇心
   喧騒(うる)さすぎる 渋滞 車のクラクション
   まるで 泣き虫だった 私の声のよう


   強い風に 身をまかせて
   今 少女の殻を脱ぎ去る


※   さあ行こう!! いつまでも迷ってちゃダメだよね
    ひとりでいる強さ 身につけてゆく
    いつも ペルソナ 被って 臆病を演じてた
    日々が遠ざかる 少しずつ


2   ざわめく街 冷たい雨が 舞い降りる
    Car radioから聴こえてくる My Favorite Song
    見知らぬ顔 ついつい 背中を 追いかけて
    夜の闇に気付けば もう 迷子の子猫


    強い雨に 身を震わせて
    今 少女の殻を脱ぎ去る


☆  最高!!昂(たかぶ)る気持ちは もう止まらない
    ひとりでいる時も 寂しくないよ
    いつも 溜め息 まとって パペットを演じてた
    日々を脱ぎ捨てて 走りだそう



    移ってく 歴史のようね
    もう振り返る ことは できない

    ( ※REPEAT )
 
copyright2000 S.Hatta

この歌を書いた当時は、10代の女性ボーカルと可能性を追求していました。彼女なら、東京に生きる女子中・高生の“心の代弁者”になり得るのではないか、と。そのボーカリストとは訣別する結果になりましたが、都内や横浜のライブハウスでのアクトは今も胸に残っています。テーマは“10代の彷徨”。援助交際が社会問題になり、家出少女の検挙数が年々増える中、深夜に盛り場を徘徊する淋しき少女たちの絶望と希望を歌にしました。私が住む千葉県に柏という大きな街がありますが、、今では「東の渋谷」と言われていて、毎晩心に傷を負った少女達が集まっているとのこと。自分の人生を切り拓くのは、結局自分しかいません。彼女達が再び、立ち上がってくれるような歌を、届けてあげられたらいいなと思っています。