Good−morning,my love
1.差し込む光にせかされて 僕はそっと 瞼を動かした
  小さな部屋で迎えた なにげない 大切な朝だった


  せきたてるような毎日をくぐって 辿り着いた君の腕の中は
  ガキの頃につくった  自分だけの 秘密基地のようで


  寂しがり屋の ふたりだから
  お互いを 帰る場所だと決めた・・・


※ Good−morning,my love
  遠い昔も こうして 恋人たちは 生きたのだろう
   Good−morning,your face
  永遠を誓った この場所から 明日も 同じ景色を見よう


2.毛布にくるまった姿勢で  くすんだ色のカーテンを開ける
  二度と来ない一日が  静かに動きはじめていた


  眩しい未来に連れられて  いま 君は寝息を止めた
  目ざめた天使は  生まれたての 微笑みをあずけて・・・


  途切れたばかりの 夢のつづき
  ふたりなら いつだって 繰り返せる

  ( ※ repeat )

  ふいに凭れかかった君に  僕はそっと唇を寄せた
  小さな部屋で迎えた  ありふれた
  かけがえのない 朝だった
copyright2000 Shuichi Hatta

作詞でセックス描写をする時は言葉の選び方に一層気を遣います。時々高校時代に書いた詞を読み返すと、官能小説っぽくなっていたりして恥ずかしいですね。2002年に書いた「タ・シ・カ・ナ・モ・ノ」では、まずまずの表現ができたのではないかと思います。これは更に昔の作品です。一夜を共にした恋人同士の幸せな朝を、男の視点からスケッチしました。実体験という訳ではないですが、こういう朝には憧れます。目が覚めて、大好きな人が側にいてくれた瞬間。今読み返して表現が少々稚拙だなと感じましたが、自らへの叱咤激励の意味で敢えて掲載しました。