2005年7月3日(日)放送
中川晃教「ドゥビデバビデドゥ フィーチャリング オアシス&砂漠」 】 19:00〜19:55

―夏は好きですか?の質問に
夏よりどちらかというと冬のほうが好き。夏はそこそこ好きです。

―デヴューしてからの4年を振り返ってみてどうですか?
デヴューしてからの4年間を振り返ってみて自分の中では、自分の世界、自分の表現をいろいろな形で構築していくことが出来てるなぁという気がします。
自分自身の思いを音楽で伝えていく作業が根底にありながら多面的に、音楽のみならず様々な分野で色々得て、それをカタチに、アルバムだったり音楽製作だったり…、自分自身の世界を丁寧に構築することが出来ている4年間かなぁと思います。

―ミュージカルとの出会いについては
ミュージカルには元々興味があって、デヴューした翌年に、年を越してすぐにミュージカルのお話を頂いて、今までに自分がやったことのない新しい挑戦を凄く欲していた時だったし、歌も芝居も踊りもパフォーマンスも全て要求されるミュージカルに反応しました。
自分にとって凄く刺激的であり魅力的なミュージカルというお話を頂いた時にデヴューしてすぐだったけどぜひやらせてほしいと…演出家の方との話し合いの中で音楽活動の一つとしても『モーツァルト!』
という作品は僕自身がこういう楽曲を歌ってみたいという興味もあったし、なんか凄く自然な感じで出会うことが出来た、運命を感じた作品でした。

―再演に関してはやりづらい部分はありませんでしたか?
僕は音楽が、一番自然な自分にとって必要不可欠な、言葉と同じくらいに、それがなければ会話が出来ないっていうぐらいなものとして僕の中にはあって、芝居というものに関しては僕の中では初めての経験だったわけですが、『モーツァルト!』という作品に関して、モーツァルトも音楽家だから凄く自分と重なる部分が多かったし、または共感できるメッセージも含まれていたので自然と役に入り込めました。役に自分を重ねていくことが出来た。
でも逆にいうと何も知らないでその世界に入ったので後で振り返ってみるとヒャー!っていうようなことも沢山あったかなっていう。

―運命を感じた舞台、その後の音楽活動にも大きな影響を?
今回発売された2枚のアルバムもミュージカルというものの経験が活かされたアルバムだと僕自身思っていて、自分の音楽とミュージカルの舞台との接点が僕自身の中にある、それを表現するカタチの一つとして今回の『オアシス』『砂漠』があるといえると思います。

―2枚リリースしたっていうのは?
レコードのA面B面の感覚。僕はレコードの世代ではないけど、レコードって大好きで、A面6曲、B面6曲、その6曲の中での構成?で、1枚としての聴き応えもあるけど、A面B面の違いみたいなひっくり返した時のワクワク感みたいな。
A面B面の違いはあるんだけど1枚のレコードだっていう、そういう価値観みたいなものを今回のミニアルバムに持ってきたかった。物質的には2枚だけどまったく別物ではないという。

―対極的なイメージもありますけどね、『オアシス』の方はバラード中心の曲が比較的多い?
そうですね。ミディアムバラードみたいな感じが割りと多いですね。

―『砂漠』こちらは色んなジャンルの曲が散りばめられて結構アップテンポな曲があったりしてグッ!てパワフルだったり、多少ヴォーカル的にも色合いが違いますよね。それは意図的に変えた部分もありますね。
―さて2枚のアルバムがリリースされて、今度はそれを皆さんの前でじっくりと…

東京と横浜でインストアライヴやります。(大阪はすでに終わっていたので)

―そしてフォトエッセイも発売になってるんですね。
そうです。東京ニュース通信社から。これはトップステージという雑誌にずっと連載していたものが1冊になってプラス今後の僕自身の想いみたいなものを書き綴った感じです。
写真もねフォトエッセイなんで。写真撮るの好きだから。それで始めたっていう部分もあるんですカメラを。そんな高価なものじゃないけどマイカメラも持ってます。

―普段何撮ってるの?
どーしようもないもの撮ってますよ。ひらめきで撮るんですね。記念写真も好きだけど、なんかもっとどうでもいいヤツ。ロゴ的な数字が好きで、街の中のありとあらゆる数字、数字のロゴティックな感じを写真に収めたりとか、面白いでしょう?
数字のフォトじゃなく、数字自体が好きなんだ。一番好きな数字って3。深い意味はないけど感覚的、直感的に3。(即答でした)

―2枚のアルバムをリリースしました。今後のリリース予定はどうなってますか?
今度NHKの『みんなのうた』っていうのをやらせていただくんです。
“セルの恋”っていう曲をリリースすることになっているんですけど、初めてNHK『みんなのうた』
をやるっていうのが一つと、どうやらその楽曲を歌える人をずっと探していたらしくて、それがたまたま僕だったっていうことで、そして映像がアニメーションなんですね。
若手で有名なアニメーション作家の加藤さんって、僕も凄く好きな方なんですけど、その方との映像と音楽のコラボレーションという部分にも興味を持ったので、今回NHKの“セルの恋”をリリースすることになりました。

―あっという間のエンディングですね、晃教君最後に今の夢を聞かせて下さい。
あぁ〜世界の舞台。

―おぉ〜!いいですねぇ。夢は大きく。
ういっす!頑張ります。