2004年6月9日(水)放送

From S 中川晃教イェ〜ス!ドゥビデバビデドゥ〜♪
はい!皆さん今晩は、梅雨に入ってしまいました。
じめじめっ、あーっ気持ち悪い!!あの高校時代を思い出します。学校の廊下が上履きとの摩擦で、キュッキュッキュっていうあの音、大っ嫌いでした。(先週も言ってたもんねぇ)
黒板に爪を立ててキーって引っ掻くのと同じくらい嫌いでした。
そう梅雨の季節に入りました。梅雨の季節になると高校時代の嫌〜な音を思い出すんですが、皆さんは梅雨になるとどんな事を思い出しますか?興味があります。

さて今日はオールディーズな曲を3曲程セレクトして来ました。それに今日6月9日ロックの日です。
ロックなので、その辺も楽しみに最後まで聞いていただきたいなと思います。
皆さんからのメール募集しております。沢山のメッセージお寄せ下さい。

            
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You know to-day… 6月9日ロックの日です。ということでお送りした曲はビル・ヘイリー&ザ・コメッツで“ロック アラウンド ザ ロック”でした。

さてメールを読ませて頂きましょう。
ラジオネーム〔ジョアンナ〕さんから「今晩は、突然ですがアッキー、言い間違えってよくありますか?実は私、先日やってしまいました。
電話予約した『himself』のチケットを劇場に取りに行ったんですが、公演名は?と聞かれ、何を血迷ったか『キャンディード』と言ってしまったんです。それも思いっきり元気に。
目が点になっている窓口のお姉さんに気付いて、慌てて、じゃなくて『himself』でした、と言い直したのですが恥かしいやら、可笑しいやら」っていうね。
「キャンディードの余韻が抜け切れないでいるのかなぁ。LIVE ACT『himself』 楽しみにしています。どんな作品になるのか聞かせて!」というメールを〔ジョアンナ〕さんから頂きました。
えっとですねー、まず言い間違い、僕、よくありますよ。ふっふっふ、この間もガッツリ名前を間違って。
あの、打ち合わせをしていたんですね、相手の方が斉藤さんっていう方で、なのに最初は斉藤さんって…自分では言ってるつもりなんだよね。自分では間違いに気付いてないのね。
で、小林さん、小林さんって、うっくっく(思い出し笑い?)言っていて、なんか変な顔しているなぁって。
ほんとこのジョアンナさんと同じ、あれ〜、目が点?な〜に?みたいなね。
そうしたら小林じゃなくて斉藤さんだった〜みたいなね。まぁ、よくあります。間違いは誰にでもあります。
仕方ないです。でも、嬉しいですね、キャンディードの余韻が抜け切れなかったのが理由だと。いや〜嬉しい、ありがとうございます。そしてLIVE ACT『himself』どんな作品になるのかとっても楽しみですと。
実はキャンディード名古屋公演を終えてから、すぐ4日間程自分の時間を作り、そして早速『himself』の曲創り。
ま、今回もちろん2ndアルバム【himself】そして、1stアルバムと僕自身のこれまでリリースしてきた楽曲を、ハムレットというW・シェイクスピアの原作に基づいてミュージカル化、舞台化するということなんですけども。
当然1シーン1シーンごとに僕のこれまでの曲を当てはめているんです。とっても抜群に当てはまっています。
えっ、この曲がこのシーンで?とかほんとにそれはアンビリーバボーかも知れない。
でも、やっぱり書き足さなきゃいけないところもちょこちょこっとあるんですね、シーンによって。
丁度今、4曲ぐらい書き足している最中です。で、ようやく台本も今手元にあるんですけど、一言で言えば何と
言えばいいでしょう。まあハムレットのとっても幸せだった頃のハムレット…、そして実の父が、その弟に殺されると、ハムレットの叔父ですね。その叔父が王の座に着くと。そして自分の母親であり、先王の妃までも乗っ取ると。で、ハムレットは悩み、苦しみ、色んな葛藤があって、最後には…っていう、とっても有名な話ですが。
そのハムレットの幸せだった頃から描くというのは実はこれまでにない、新しい試みなんですね。
そういう意味では、どこか僕自身の創り出した楽曲、僕自身の歌う楽曲はやはりポジティブなものが常に根底に流れていると思うんです。そのポジティブな部分と同時にこのハムレットという作品の悲劇…有名な言葉でTo be or not to be: that is the question. 生きるべきか死ぬべきか、それが問題だと。
この究極な生きるか死ぬかのどちらかのチョイス。でも、最早それも問題じゃないという。
生きるも死ぬも問題じゃない。この場において何が問題か、それはヤツを殺す事って言うね。とってもハムレットというストーリーと僕の2ndアルバムの楽曲と僕自身の楽曲が面白く当てはまっています。
これは演出家であるグレッグ・デ−ルさんとの打ち合わせ、またスタッフ皆との打ち合わせの中で、僕達も創りながら日々この作品がどのような形になって皆さんの元に届くのか、幕が開くのかというのはほんとにドキドキワクワクしながら創っている最中です。
沢山の方に観に来て頂きたいなと思っております。楽しみにしていて下さい。
それでは今夜の2曲目です。今夜は凄くオールディーズな感じですね。この曲もとっても素敵な曲です。
トニー・べネットで“ザ シャドー オブ ユア スマイル”

            
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実はですね、この楽曲とっても有名な映画の中で流れていた、使われていた楽曲なんですね。知ってましたか?
『いそしぎ』という映画。1965年の映画です。
この中でトニー・ベネットがほんとに人の心を掴む歌声で絶賛を浴びた楽曲をお送りしました。

さてこの時間は週替わりでテーマを設けてお送りするテーマトークのコーナーです。
今日は6月第2週目の水曜日なのでマイアーティスト。
今日のマイアーティスト、本名エリノラ・フェーガン、ふふっ。クイズですね、これ。
さあエリノラ・フェーガンは誰でしょう?ビリー・ホリディ・イン。違〜うっ!ホテルそれ。
ビリー・ホリディ・イン・リゾート。それもホテル!
ビリー・ホリディ。アッハ、そう今日はビリー・ホリディについて、マイアーティストとしてピックアップしたいなと思っています。
彼女はフィラディルフィアで生まれているんです。彼女のプロフィールを読むとビックリ、始めて知りました。
とっても不幸な少女時代を送っているんですね。両親に虐待されたりとか、被害者であるにも拘らず人種差別による偏見で不良少女として扱われたり、それがきっかけで施設に送られたり、あとは家庭崩壊とか娼婦に身を落としながら、でもなんとかしようとしてメイドの仕事に着く、が、しかし自分が住んでいた部屋の家賃滞納で、部屋を追い出された彼女はクラブで仕事をするんですね。そこで彼女は歌っていたんですね。その歌を聴いた多くの人がその歌に心惹きつけられて、彼女は15歳で歌手ビリー・ホリディとして誕生すると。
15歳で彼女はデヴューしてるんですね、素晴らしい。
で、1930年代後半〜40年にかけて正に絶頂期だったそうです。徐々に麻薬に溺れる日々で声が出なくなっていくと、そして自分の最高の共演者だったレスター・ヤングも、戦争で受けた人種差別や精神的なショックで、麻薬とお酒に溺れていって死去するんですね。そのショックで彼女は後を追うように死んだと。44歳でビリー・ホリディは亡くなってるんです。そんなビリー・ホリディの名盤といわれているこの曲を今夜はお送りしたいなと思っているんです。
邦題は「奇妙な果実」ワ〜オ!この曲で彼女は一躍有名になったんだそうです。
今夜お送りする曲はビリー・ホリディで“ストレンジ フルーツ”

            
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――焦らずに進めばいいのBGMに乗せて――

さあ、あっという間にエンディングです。お知らせです。

 ★LIVE ACT『himself』のチケット一般発売は6月20日、日曜日の午前10時からです。

詳しいことは僕のHPをチェックして下さい。
ここで来週の予告です。来週1週間はDate fm のスペシャルウィークということで、この番組もライヴに絡めた内容でお送りしようと思っております。
ライヴといえば、あっ、僕は昨年12月に中野サンプラザでやったライヴを思い出しました。
はい、そこで来週の番組では中野サンプラザでやったライヴの模様を特別にこの日限定でお届けします(どんどん声がでかくなるアッキー)すみませんうるさくて。
勿論全編じゃないですけど、楽しみにしていて下さい。
それでは来週絶対聞き逃さないように!DJは中川晃教でしたチャオ!!