2004年5月5日(水)放送

From S 中川晃教イェ〜ス!ドゥ〜ビデバ〜ビデドゥ〜♪
イェ〜ス!皆さん今晩は!世間はゴールデンウィークです。今日ラストじゃない?
ラストオブゴールデンウィークじゃない?今日。皆さんどんなお休みを過ごされたんでしょうか。
僕は『キャンディード』本番中です。
皆さんゴールデンウィークの意味知ってました?突然。僕ね気になって軽く調べてみました。
ゴールデンウィークの語源って何かゴールドラッシュにあるみたいですよ。昔、何かこの時期に砂金を採りに行っていたみたいな、このシーズンに。だからゴールデンウィークってなったらしいんですよ。
何か二つ位あるんですよね語源が、その内の一つです。
ま、そんなこともプチトリビア…いらない無駄知識ね。
そして今日5月5日は子供の日。親と子供の日に遊びに行きましたね。「今日は子供の日だぁ」とか言いながら。
母の日はカーネーション。今度の日曜日です。はい。
スペシャルディが沢山あります。そんな最近のゴールデンウィークを利用していろんな地方に遊びに行かれた方も沢山いるんじゃないでしょうか?プチ旅行、プチトリップ。
そして勿論『キャンディード』もね、観に来て下さった方も沢山いるんじゃないかと思うんですけど。
毎日、お客様が満員でとっても嬉しい、そんな毎日です。
さて、こんなメール頂いてるんです。
奈良県の〔yumiko〕さんから「ホームスティから帰って来ました!」っていうね。
「オーストラリアに行って来ました。アッキーも高校の時にオーストラリアにホームスティしていたことがあるんですよね。していませんでした?」ふふっ、していません。
でも、ホームスティいいですよね。さて今日はホームスティ情報。ちょっとね、僕のホームスティ時代の話しもして行きながら番組を進めて行きたいなと思っております。

それでは今夜の1曲目です。中川晃教で“White Shiny Street”カモ〜ン!

             
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さて、さっきも行った通りホームスティについて、あっそうそうメールを頂いていますね。
でね、yumikoさんから頂いたホームスティね、僕ねアメリカはアイダホ州にあるコーダーレーンっていうところにホームスティしてたの。えっとね、高校2年の時、約3週間。
やっぱりね、違うんだよね、分化っていうか生活が、食生活も違うし。
それこそ起きる時間も違えば寝る時間も違う。時差があるから当然なんだけど、クスッ!
でね、初めて親元を離れてじゃないけど、やっぱり全く違った環境に身を置くっていうのはすごく学ぶ事も沢山あるし、勿論辛いこともあるんだけど、だからこそ得る物も大きい。そんな経験だったんだけどもきっと奈良のyumikoさんも同じだと思うんだけど、オーストラリアといったらこの間ね羊がこ〜んなに(見えないっつーの)大きくなっちゃて、もうびっくりしたんだけど。毛を刈らないで何年くらいでしたっけね。
あんなに羊って放置しておくと、要するに毛を刈らないで放置しておくとあんなに石ころっていうか、岩の様に大きくなってびっくりしちゃったyumikoさん。
もうびっくり、あの羊を見て来たんですねyumikoさんも。んなわけない。
そう、このyumikoさんもホームスティでとっても充実した時期をを過ごして来たんじゃないかなと思うんですけど。僕の友達でも高校時代に留学にあんまり興味がなくて、大学に入ってから今行きたいって思ってる人が僕の周りでね、数名いるんですよね。なんであの時に行きたくないって言ってたのに今頃って?って思っちゃうくらい。やっぱり人それぞれいろんなバランスがあって、やっぱり興味があって始めて行く事に意味があるのかなって思う。興味のあることだからこそ一生懸命になれるし、得る物が大きいのかな?って思います。

実はね、ちょっと関係ないんだけど、すごく興味深いメールを頂いたんだよね。
このメールは読んでいて、あっ成る程って思ったんだけど。
ラジオネーム〔さくらこ〕さん
「初めてメールします。中川君の声を聞くと元気が出るって感じ。実は高校を中退してしまった息子が家出してしまいました。もうすぐ18歳になるんですが、自分の道を見付けられずにいるようです。そんな時、母親は見守ってあげる事しか出来ないんですね。最近そんな子が多くて何で生きてるんだろうって。中川君どう思います?」
ちょっと違うけど、今やっている『キャンディード』。これも人生の中で生きる意味、または自分というものを探す自分探しの旅を通じて、ま、一つ大きくなって行く。またはいろんな経験の中から新しい自分自身というものを見出して行く、または見出す事が出来たみたいな、大まかに言うとそんな話しなんですね。
で、僕なんかは小さい頃から音楽をやっていて、環境もそうなんですけど、とっても恵まれていたんですね。
でもそんな僕でさえも、ま、どんな状況にあっても…18歳、うん、僕もそれ位かな?自分って何だろうって思うことってよくありますよね。
でも何か自分が好きなこと、または集中出来ること、興味あること、それは人それぞれ違うと思うんだけど、僕の場合はやはり音楽だったり、あとは先程のメールのように留学だったり、海外にホームスティするとか、何かそういうちょっとしたきっかけで自分自身の考え方が180度変わる。世界がほんとに180度変わる。
もう全く今までとは違ったものに見えてしまう。それも自分のチカラ。何かそんなことを中学、高校ぐらいの時に考えてました。
何かそんな風に思いながら〔さくらこ〕さんからのメール読んでました。
そんなホームスティあり、いろんな経験がありっていう中でとっても楽しい充実した毎日が送れている中川晃教です。
それではもう1曲聴いて下さい。2ndアルバムから“WHAT ARE YOU AFRAID OF”

           
  〜 ♪  ♪  ♪  ♪  ♪ 〜

さてこの時間は週替わりでテーマを設けてお送りするテーマトークのコーナーです。
今日は5月第1週目の水曜日なのでマイシアター。
えっとね2本観たんです、映画を。一つは『愛、革命に生きて』。これフランス革命を背景にした映画ですね。
そしてもう一つは『永遠のマリア・カラス』。今日はね『永遠のマリア・カラス』の方に比重を置きたいなと思っているんですけど。ちょっと『愛・革命に生きて』は簡単に説明だけね。主演ソフィ・マルソーで1988年の映画ですね。
これね2本立てなんですよ。レンタルビデオなんですけど。タイトルにゾッコンで。
『愛・革命に生きて』キャーって感じだよね、タイトルがいいよね。それで借りたんです。 
そしてもう一つ『永遠のマリア・カラス』これはソプラノ歌手マリア・カラス、声を失くしたディーヴァ…歌姫の復活に隠された情熱と感動のドラマ。
「神よもう一度声をください!」っていうね。
実はこのマリア・カラスについてちょっと。この彼女1923年生まれ…そんなに昔の人なんだね、ニューヨークで生まれています。ソプラノ歌手です。
ま、有名なのはルチアとかノルマ、ヴィオレッタ、トスカ。この歌唱力ではとっても評価されています。技術もさることながらその役に対して、内面的に深〜く踏み込んで演じる、表現する、この点がとっても評価されてるし、今でも沢山の人の心を掴んで離さない一番の要因だと思うんですけど。
彼女はギリシャ系移民の子として生まれているんですね。13歳でギリシャに渡って、アテネ音楽院で学んだんですね。15歳でデヴューをしています。で、色々と舞台を踏み、もうとっても有名になって色んな人の心を掴み、何曲も、レパートリーは沢山あるよね。例えば有名なトスカ、僕も大好きなんだけど。
先程も言ったようにベルリーニのノルマ、清教徒、あとはヴェルディのアイーダとか沢山あるんですよね。
そんな中で彼女は1960年代頃から歌い過ぎて喉を痛めて声が出なくなったと。
そして1965年のトスカの舞台を最後に事実上の引退。でね、とっても波乱万丈の人生、一見ね。
で、この『永遠のマリア・カラス』っていう映画を観れば更に彼女の、何かヒストリィーがひしひしと伝わって
くる。それは他人事じゃないんだよね。自分ととっても繋がってくる気がするんだよね。
例えばこの映画は声を失って、自分の愛していたダンナ様も失って、最悪のドン底にいるんだよね。
そこでたまたまある話を頂いて、声を失ったけどまた再起を果たそうよっていうお話を頂いて、身近な人からのアドバイスで決心するんだよね。
「私もう一度やってみる」って。でもそこには色んな試練が待っているの。声が出ないとか、過酷な稽古。色んな現実に直面していくんだよね。そんな中で再起への不安が募っていくんですね。でも最終的にはそれを乗り越えて、生きていく情熱とプライドを取り戻して行くっていうストーリー。
何か他人事じゃないよね。いつか自分にもこういう日が来るのかなと思うとゾクッとするけど、でもそのために自分は生きているんじゃないって気がするけどね。
誰もが予測していない事が日々あると思うんだけど、でももっと根底の部分だよね、プライドを取り戻して行くっていうストーリー。ま、プライドを失うなんて考えられないな、オレなんかは。
でもそんな時が来た時に、果たして自分はそんな状況をどうやって乗り越えていくんだろう。そんなことを考えさせられた映画でした。
丁度、舞台稽古中に観た映画だったのでとても勇気付けられました。1年位前の映画です。
ではここで聴いて頂きましょう。マリア・カラスで歌劇『トスカ』から“歌に生き、恋に生き”

             
〜 ♪  ♪  ♪  ♪  ♪ 〜

――焦らずに進めばいいのBGMに乗せて――
さぁ、あっという間にエンディングの時間です。

 ★ミュージカル『キャンディード』とってもカッコいいミュージカルですよ。

 ★ライヴアクト『himself』をやらせて頂きます。2ndアルバム【himself】の楽曲とリンクしています。

 ★それからだいぶ先の話になりますがロックミュージカル『SHIROH』を12月にやらせて頂きます。

 ★音楽のリリース情報もそろそろかな?

皆さんからのメッセージお待ちしています。
DJは中川晃教でした。また来週会いましょう。連休終わっちゃった!