２００４年４月２８日(水)放送
		From Ｓ　中川晃教イェ〜ス！ドゥビデバビデドゥ〜♪ 皆さん今晩は！春満開です。春爛漫です。 東京も２８度とか２９度とか、もう記録的な暑さで徐々に徐々に上がり出しています。 仙台はどうなんでしょうか？いいですよねこの季節、新緑、緑がもう生い繁っていて。定禅寺通りとか広瀬通りとかね、スゴイ綺麗。けやき並木が。西公園とかね、噴水があっていいですよね。あれっ、噴水なかったっけ？ あれは勾当台公園だった。知ってました？噴水の近くってマイナスイオンが出てるからスゴクいいんですよね。 ま、そんなことはどうでもいいんだけどね。 そう、４月です。今日はね４月最後の放送なんですけども、あの世間では早い人ではすでにゴールデンウィーク突入している方もいるんじゃないかなと思うんですけども。 僕は始まってしまいました。何が始まったかというと、そう、ブロードウェイミュージカル『キャンディード』。 これが先日４月２６日の月曜日から東京国際フォーラムホールＣで、初日の幕を開けました。 このミュージカルは、この番組でも何度か言ってるんですが、演出が宮本亜門さん、音楽がＬ・バーンスタイン、ウエストサイドストーリーで有名な方ですね。 もう毎日頑張っております。是非仙台の方からも観に来て頂けたらとっても光栄です。 今日はせっかくなので、キャンディードの話にもちょっと触れて行きたいなと思っております。 皆さんからのメールを募集しています。沢山の方からのメッセージお待ちしております。 それでは今夜の１曲目です。中川晃教で“マタドール” 　　　　　　　　　　〜　♪　　♪　　♪　　♪　　♪　〜 さて、メールを沢山頂いています。結構ね春だからかな、気持ちいいメールが多いね。 例えばどんなメールかって？ ラジオネーム〔いしこ〕さんから 「突然ですがアキノリ君の睡眠時間ってどれくらいですか？私は、この春の季節だんだん暖かくなってきていつもより良く眠れます。一日だいたい６〜８時間くらい寝てるんですが、アキノリ君ってどれ位なんだろうと急に思いました。たくさん睡眠とってお仕事、お稽古頑張って下さいね。」というメール、嬉しいね。 睡眠時間ってどれくらいですか？凄く素朴な質問。とっても素朴、ほんとに素朴。 えっとねー、いしこさん６〜８時間は寝すぎ。そんなに寝れてないよオレ。だいたい５時間ぐらいじゃないかな。 だいたいね、仕事が終わって寝るのが１２時過ぎちゃうんですよね。２〜３時なんです。 で、朝起きるのが８時くらいでしょう？で、本番が始まると結構いろいろと大変なんですね。 家に帰ってもいろいろとやる事があって、レコーディングの時は睡眠時間なんてあってないようなもの。 時間があったら、パッと寝るって感じですね。 でもこの季節、いしこさんの言うとおり分かります、だんだん暖かくなって来てるからいつもよりほんと良く眠れる…はずが、今の僕は違うんだよね。ミュージカルの本番が毎日あるので、緊張と興奮が家に帰ってもクールダウン出来てないんだよね。ちゃんとクールダウンしなくちゃなといつも思っているんですけど。 そんな僕、クールダウンの方法を共演者の方から教わったんです。 まず平らなところに仰向けに寝ます。で、背中を床にピッタリと付けて膝を揃えて立てます。そして膝を左右に倒すんですね。右、左、右、左ってそしてだんだん膝の角度を狭めていって同じように左右に倒すんです。振りこのように。 で、それを徐々に徐々に早くして行くの。５〜１０分位やるとすごく体がねクールダウンして腰の調子とかも良くなります。時間も短く、簡単にパッと出来るので楽です。そんなクールダウンの方法も教わったりしています。 そう、睡眠時間、この時期はほんとにたくさん寝れます。寝れる時に寝ておけって感じですね。 でも、良く僕の両親が言ってましたが寝溜めは意味がないって。寝溜め、食い溜めは意味ないって言われました。 確かにそうだなと思います。でもお金は貯めていいと思います。生き金ね。死に金じゃないよ、生き金。 そんな感じでたくさんメール頂いているんですけど、リクエストも頂いているんですね。 何のリクエストだろう？一杯あってねぇ…。 ラジオネーム〔プリッツ〕さんから 「【himself】“拡声器”について、タイトルを聞いて内容が想像出来ないなぁと思っていました。そんな意味で、ミステリアスで魅力的なタイトルですが…やっぱり意味不明でした。んが、ヘッドフォンで聴くと脳内に音が通って、脳内マッサージ気分でグッドです。でもリクエストは“ＫＩＮＧ ＆ ＱＵＥＥＮ”」 ほんとに意味不明〔プリッツ〕さん貴女が意味不明よほんとに、面白いです。 そうかな【himself】ってタイトル意味不明かなぁ、“拡声器”も意味不明かなぁ、まあいいでしょう大目に見てやるぜ。ふふっ。ウソです、メッセージありがとうございます。 それでは〔プリッツ〕さんからのリクエスト２ndアルバム【himself】の中から“ＫＩＮＧ ＆ ＱＵＥＥＮ” 　　　　　　　　　　〜　♪　　♪　　♪　　♪　　♪　〜 さてこの時間は週替わりでテーマを設けてお送りするテーマトークのコーナーです。 今日は４月第４週目の水曜日ですのでマイライヴ。 近況ですね。先程も言ったとおり『キャンディード』の初日が今週の月曜日から幕を開けました。 今日ももちろん公演やってきたんですけど、宝塚歌劇団の友達が観に来てくれました。２人、凄く可愛い女の子。 僕も可愛い女の子が来てくれたのでちょっと嬉しかったです。楽屋にね。それはいいとして。 今日のマイライヴ、『キャンディード』のことについて話したいなと思っているんですけども。 皆さんご存知だったでしょうか？キャンディードというミュージカル、もともとこれ副題が楽天主義について。 ヴォルテールが1759年に書いてる「カンディード」というものが原作になっているんですね。 原作者ヴォルテールについて話したいなと思うんですが。ヴォルテールっていう名前は教科書で習った事はあるんですが、ちゃんと調べた事はなくて、今回のこのいい機会を得て知ることが出来たんですが。 1694〜1778年の人で、フランスの思想家、啓蒙主義者。本名はフランソワ・マリエルっていう人なんですね。 1759年に代表作「カンディード」を発表したんです。その他にも多くの評論や小説等で貴族と教会を攻撃、科学 と合理主義を進めた思想家。フランス革命にも大きな影響を与えた人物です。 彼の言ったとっても有名な言葉があるのを皆さんご存知でしょうか？ 「私は君の意見には反対だが、君がそう発言する権利については私が命をかけて守る」 またね、こんな言葉もあります。 「男がどんなに理由を並べても、女の一滴の涙にはかなわない」 ほほう、なんか分かる気がしますね。ッァ〜イ！ 確かにそうだよね、どんなにサー男が理由をならべてもサー、女性がサ…しかも声出さないで泣かれた日には… 一番やだよね。 「だってぇ〜！」とか言ってくれればいいけど。――どんどんＢＧＭが高くなって――ストーップ！(ＢＧＭに) ちょっとうるさいうるさい。もう入らせて、ほんとに。もうビックリ音量が上がって、ちょっとマッシュみたいオレ。と、まぁそういう方なんです、ヴォルテールっていう方は。 今回の『キャンディード』実は再演なんです。初演は2001年に行われているんです。 で、今回の再演は初演とは全く違うジャパニーズヴァージョン。 これは世界が認める日本オリジナルのヴァージョンとして今回上演するんですね。 演出家の宮本亜門さんが僕にこう言ってました。 「初演に比べて今回のジャパニーズヴァージョンは原作にもう一度立ち返って、新しいとってもコミカルで、それこそキダムを観にいく感覚で沢山の人が観に来れるような、勿論哲学的な要素も入っていたりとっても難しい内容なんだけど、その難しい内容を小道具のように使って面白おかしく描きたい」と。 そんな『キャンディード』のこの曲、誰もが知っていると思います。まさにコミカルというかファンタスティックなこの曲、Ｌ・バーンスタインで、“キャンディード序曲” 　　　　　　　　　　〜　♪　　♪　　♪　　♪　　♪　〜 ――焦らずに進めばいいのＢＧＭに乗せて―― さぁ、あっという間にエンディングです。 　★先程も言いました26日に幕を開けたばかりのミュージカル『キャンディード』 　　東京は５月１１日までやっています。その他大阪、名古屋の方にも行きます。 　★その後ようやく僕の一つの夢が叶うというライヴアクト『himself』。 　　仙台、大阪、東京でやらせて頂きます。 　　 　★そしてまだ先の話ですが１２月に『ＳＨＩＲＯＨ』というミュージカルもあります。 皆さんからのメールお待ちしています。 ＤＪは中川晃教でした。皆さん『キャンディード』是非観に来て下さいね。チャオ！