2004年4月21日(水)放送

From S 中川晃教イェ〜ス!ドゥ〜♪ビデバビデドゥ〜♪
ア〜オ!ア〜オ!アッ!アッ!アッ!イェ〜ス!
今夜も始まりました、ドゥビデバビデドゥ。
さて、いつもながら何で僕ってこんなにハイテンションなんだろう、不思議に思っちゃう。
でもこういう日もあっていいよね、ふふっ。
そう、もう4月も何週目?って感じですよね。つい最近まで4月に入りました。4月頭の第一発目の放送とか言ってたのに、今日はもう21日です。
そしてあと5日後は『キャンディード』の初日よ、初日。
ほんとにもう、稽古も佳境、佳境、佳境もいいとこ。花京院(地名)、仙台の人なら知ってるね。ほんと花京院よ。
びっくり。東六番町小学校出身なんですけど僕は。東六小って言ってた、うん。友達が東六小の目の前にある花京院のマンションに住んでた。隠れてこっそり夜遊びに行ってた、うん。
ま、稽古も佳境に入ってきているわけです。
この『キャンディード』音楽がL・バ−ンスタイン、超カッコイイ。今ねオールキャストで毎日稽古してると、コーラスがなんていうのかな、気持ちいい。コーラスの中に抱かれてる、包まれてる感じ?凄くコーラスが美しいし、その中でも主旋がね、ただの主旋じゃないんですね、コーラスとしっかりと交わって一緒になって一つのメロディーとなって聴こえてくるような、そんな曲なんです。
だから、ほらコーラスがあって主旋がビーンと聴こえてくるというよりは、コーラスの中に主旋がなくては成立しないし、主旋だけでも成立しない。そこにコーラスがないと成立しない。ま、皆が主役ってことです、要するに。皆の音が大事ってこと。一人でも音を外すと、怖〜いピアノの先生に
「コラ〜(ラが上がる)」って言われるわけね。そんな大変な稽古ですが。
皆さんからメール募集してます。どんなメールよ! このキャンディードに向けたメールでもいいです。
皆さん、送って下さいね。

今夜の1曲目です。僕の2ndアルバム【himself】の中から“WHAT ARE YOU AFRAID OF”

            
 〜 ♪  ♪  ♪  ♪  ♪ 〜

ほんと、オレって世界を皮肉ってるよね、この曲。ノーウォーよ、NO WAR!戦争ダメ!
ふふっ、何を突然言い出すんだって?そうそう、そういう意味は込めてないんだけど。なんていうか、何を恐れているの、そんな気持ちを歌にストレートに込めた“WHAT ARE YOU AFRAID OF”聴いて頂きました。

何?もうちゃんと言えよ!(BGMの語りに絡んでる)すぐそうやってキレる、ひどいよ。
ということで、なんで被るの人の話と!もう歌ってて。(やっと歌い始めたBGM)
今、1曲目にお送りした曲はリクエスト頂いてたんです。
名前が書いてないんだけど、こんな質問頂いています。いや、こんなコメント頂いています。
「いつかアキノリ君も映画に出るのかな?アキノリ君はいろいろと曲を聴いてるんだなと思いながらこのアルバム【himself】を聴いていました。」
びっくりしたの。映画に出るのかな?って何で知ってるの?なんでオレが映画に出るの知ってるの?出ない出ない。でもね、映画に出たいなって思ってるの。スゴクね今映画に興味があって、なんでだろう、映画に興味あるけど、映画音楽にも興味ある。映画音楽にも興味あるけど舞台音楽にも興味ある。でもね、役者という部分にもね日々興味が湧き出てきています。実はね、市村正親さんって『M!』で僕のお父さん役で共演させて頂いたんですけど。その市村さんにこんなことを言われたんですよね。
「アッキーは勿論ミュージカルもステキだけど、ミュージカルじゃない芝居だけ、ストレートプレイにも挑戦してほしい。」
っていう言葉を頂いたのね。それを聞いた時、ドキっとしたんだけど、その言葉がきっかけなのか日々ストレートプレイやりたいってどんどん思ってきています。
でもそれって許されないよね。そんなことやる前にもっと音楽出せって話ですよね。もっと曲書けって話ですよね。書いてるんだけどね、一杯、うん。
でも芝居をやる事によって、ミュージカルに挑戦することによってそれが自分自身の音楽にフィードバックされて来てるってことは今回の2ndアルバムを聞いて頂ければなんとなく気付いて頂けるんじゃないかなと思います。
また、音楽は自分の中に生きているものだけど、芝居に関しては何かもっとね、自分の中では身近なもののようで一度も挑戦したことがない。人前でやった事がない。
ミュージカルの場合は音楽がいつもそこに流れているから、そういう意味では芝居だけの、ストレートプレイだけの緊張感も味わってみたいなと思ってるんです。
今回のライヴアクト『himself』では芝居のテイストも沢山入れてみたいなと、プロデューサーの方や演出家の方と話しています。とっても楽しみです。
そういう風に思っていた中で「アキノリ君も映画に出るのかな?」というメッセージを頂いたのでドキッとしたの。でも、映画もやりたい!いつかやれたらなと思っています。
では2曲目聴いて下さい。僕のアルバムの中から、この季節に持って来いの曲でしょう?
“Don't change my soul”

             
〜 ♪  ♪  ♪  ♪  ♪ 〜

さてこの時間は週替りでテーマを設けてお送りするテーマトークのコーナーです。
今日は第3週目の水曜日ですから、マイラ〜イフ♪
――BGMにマタドールhimself.ver が流れて――
はい、何故かhimself.ver(BGMのこと)。実は皆さん『キャンディード』の本番まであと5日。
そんなわけで、今日のマイライフは初日を目前に控えた中川晃教の語らい?語らいじゃないな、つぶやきにしたいなと思っています。
僕の手元にL・バーンスタインのCDがあります。買ってしまいました。
キャンディードという作品を演ると決まってから買ったんですけど、エッセンシャル・L・バーンスタイン作曲家編。
この方ってたっくさん曲を書かれてるんですね。このアルバムは3枚組みのアルバムなんですけど、とってもバーンスタインの音楽の個性が伺えるアルバムです。この中にキャンディードの楽曲も収録されているんです。
稽古をしていく中で前作の『PURE LOVE』や『モーツァルト!』等もやっていて、いつも実感してるんだけど ――BGMはhimself.verからキャンディードの序曲に変わり――
最初に聴いた時に、あっ、この曲好き!と思う曲と、この曲あまり印象に残らないなと思う曲と。
でも、稽古していくうちにどんどん、どんどんあまり印象に残らないなと思ってた曲もある日突然、おっとっとちょっと待てよ、この曲もなかなかいい曲じゃない?っていう感じになって行くんですね。
このバーンスタインのキャンディードの曲も同じくです。今かかっているこの曲、とっても有名なのね、序曲。
パンパンパンパパパパパ、この間テレ朝の『題名のない…』っていう番組で神奈川フィルハーモニーがこの曲を演奏してましたね。
その番組に僕も出演してクネゴンデ役(相手役)の鵜木さんと“Happy we”という曲を歌ったんですけど。
この曲はデュエットの曲なんです。どの曲もバラエティに富んでいるんですけど、ミュージカルって掛け合い?
1曲の楽曲の中で掛け合い、または一人で歌う曲でも自分の中で掛け合ってるというか、相手はそこに居ないんだけど、ソロの曲なんだけど。いろいろとそこには感情的なテンションがあり、テンションが入れ違いに出てくる、1曲の中でね。
だけど、バーンスタインの曲は、何ていうんだろう、1曲1曲が楽曲なんだよね。単独で取っても充分楽しめるし、その1曲を聴けばそのシーンがすべて解決してしまうというか。
ある意味掛け合いとかいうのはではなく、ミュージカル的ではなく、もっと1つの楽曲として聴き手がどう捕らえるかで、ストーリーが凄く変化していくようなバーンスタインの音楽のチカラを本当に感じるそんな作品なんですね。やっていて大変な事もたくさんあるし、また回りがクラシックの方がほとんどなので慣れない部分がたくさんあるんですね、稽古もあと5日しかないけど、でも全然違った環境に身を置くことで学ぶことや、自分の勝手ではなく、自分の知らない部分にも気付く事の出来る環境に自分自身を置く事が出来て、本当に改めていい経験をしてるなと思います。
もちろん経験は僕にとってとっても重要な事だけど、結果としては本番でどのように幕が開きどのように幕が閉じるか、それが一番だと思います。
なのでどうぞ皆さん楽しみにしていて下さい。
ということで『キャンディード』の中から、キャンディードが旅をする時のド頭の曲なんだけど、とっても哀愁漂う曲なんです。この旋律のね、微妙なところがね感情とぴったしなの。
僕の感情を込めなくてもこの楽曲が充分キャンディードの感情を歌ってくれてるっていう曲なの。
聴いて下さい。『キャンディード』の中からL・バーンスタインで“It's must be soul”

            
 〜 ♪  ♪  ♪  ♪  ♪ 〜

――焦らずに進めばいいのBGMに乗せて――
さあ、あっという間にエンディングの時間です。

 ★あと5日後ミュージカル『キャンディード』いよいよ初日を迎えます。
  4月26日からです。いよいよです。皆さん楽しみにしていて下さい。

 ★アルバム【himself】から連動してライヴアクト『himself』をやらせて頂きます。
  出演者の方もとっても個性に富んだ方々ばかりで、えっ、このキャスティングって、どういう意味?何てね。
  そういう風に思わせるところもいいでしょう?
  でもね、まだ具体的には言えないけど、音楽、演劇そしてパフォーマンス、この3つが今の時代だからこそ  それぞれが一つのステージの上で融合しあう、まさに2004年の中川晃教の挑戦がライヴアクト『himself』で  発揮できたらなと思っています。どうぞこちらも楽しみにしていて下さい。

DJは中川晃教でした。チャオ
!!