2004年3月24日(水)放送

From S 中川晃教イェ〜ス!ドゥビデバビデドゥ〜♪Yeah!
皆さん今晩は!
先週、3月17日リリースの2nd アルバム【himself】聴いて頂けたでしょうか?
2年3ヶ月ぶりということでお久しぶりということです。お待たせしましたということです。
首を長くして待って下さったファンの方から、または僕の事を応援して下さってる方からのメール沢山頂いているんですが、2年3ヵ月の間優しく応援して下さった皆さん、この番組を通じて頂いたメールで、あっ、待っていて下さったんだなぁって、嬉しいなって、勇気付けられるなって思いました。
そういう意味では先々週位で100回目を迎えたんですけれども、僕にとっては大切な番組になってきています。日に日に実感しています。仙台の皆さんと大切にして行けたらなと思っています。
さて今日は、3月24日ということで卒業式ももう終わってね、入学式はすぐという事で、一通メールを頂いているんです。
ラジオネーム〔ゆり〕ちゃんから
「大好きな先輩がもうじき卒業してしまいます。一度告白して断られたのですが、同じ高校に入りたいと思います。アッキーいいと思いますか?」
いいんじゃない!!(即答!)
だって恋する気持ちを止められる?〔ゆり〕ちゃん!
普通だったら止められないよ、でもねちゃんと自分の学生の本分である勉強、これが一番かもしれないけど、でも大好きな先輩のいる学校に行けるんだったら行こうよ。〔ゆり〕ちゃん頑張ろう!
っていう感じで、皆さんからのメッセージ待ってます。

今夜の1曲目です。僕の2nd アルバム【himself】から聴いて下さい。“焦らずに進めばいい”

          
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さて今回の僕の2ndアルバムについて話していきたいなと思っています。
先週ですね、一週間前の3月17日に発売されたんですけども、今回のこのアルバムは全部で12曲入っています。
実は今回のアルバムを創る上でコンセプトが幾つかありまして、一つはレボリューション、革命、その時代、その時代の革命家あるいは革命人、それはあらゆる分野で芸術化だったり、政治家だったりまたは組織の中の人物だったり、ジャンルを越えた部分でのレボリューションというのが一つのコンセプトでした。
そしてもう一つ、これは僕の大きな課題でもあるんですけど、デビューして今年で(8月で)4年目に入るんですね。それで2年3ヵ月ぶりのアルバムなんですが、この2年間何をしていたかというと、知って下さってる方も沢山いらっしゃると思うんですが、ミュージカルをやっていたんですね。

始めてやったミュージカルは『モーツァルト!』2作目は現代版ロミオとジュリエットの『PURE LOVE』そして今回4月からやらせて頂く『キャンディード』。
ミュージカルというものを経験して、またその経験が自分自身の音楽活動にも大きく影響を与えている、それは今回の2ndアルバムを聴いて頂ければ分かるんじゃないかと思うんですが。
ミュージカルというものを経験してまた自分の音楽というものが日々成長していく中で、僕の大きな課題というものが見えてきたんですね。
それはまさにアート性と大衆性というものをしっかりと両面持った音楽、または作品を創って行きたい、これは大きな課題として見えてきたんです。
今回この2nd【himself】はそういう意味ではレボリューション、革命というものが大きく影響しているんですがそれだけではなく、僕が今後活動して行く上でも大きな課題になってくるアート性と大衆性、この辺がキーワードになって出来あがったアルバムなんです。
ま、ジャケットの1ページを開くとタイトルというかメッセージ、何と言ったらいいんだろう、テーマかも知れないね。表紙を開いてまず目に飛び込んでくるのが 
《that is the question》《それが問題だ》
これはかの有名なシェイクスピアの『ハムレット』の中でハムレットが言っている言葉なんですね。
日本語で言うと「生きるか死ぬか、それが問題だ」ま、その辺ともリンクしてくるんですが。
1曲目に“焦らずに進めばいい”っていう曲があって全12曲入りのアルバムになっているんですが。
“焦らずに進めばいい”この曲は'70〜'80年代のイギリスのテイストが入っている曲なんです。

今回のアルバムを創り始めたのが去年の11月の真中くらいから創り始めたんですね。
僕はニューヨークとロンドンにアルバムのテーマ探しとあとちょっといろいろ考えたくて行って来たんですが、そこで発見した数々のテーマ、そこから“焦らずに進めばいい”を書き始めたんです。
次にお送りする曲はアルバムの11曲目に入っている“善も悪もピースフル革命”
これも“焦らずに進めばいい”と同時期に書いた曲です、聴いて下さい。

         
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この時間は毎週テーマを設けてお送りするテーマトークのコーナーです。
今週のマイライヴは2ndアルバム【himself】の《インスピレーション☆イギリスの旅》で僕が出会ったバンドホリーズ、この曲についてちょっと語りたいなと思っております。
どんな曲かというと“He Ain't Heavy. he's My Brother”(音出るかな、この曲)
実はこのホリーズ、日本にもコアなファンがいるらしいんだけど、僕は恥ずかしい事にこの2ndアルバムの《インスピレーション☆イギリスの旅》で初めて知ったんです。
この“He Ain't Heavy. he's My Brother”っていう曲は、60年代のイギリスにおいて、ビートルズの次に多くトップテンシングルを出したホリーズの最も有名な曲でもあるんです。
聴いて下さい。イギリスの国歌とも言われているらしいです。
ホリーズで“He Ain't Heavy. he's My Brother”

          
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ということでホリーズ、何故今になってホリーズかというと、僕がたまたま旅先で知ったバンド、ホリーズ、だからこのコーナーで取り上げてるってこともあるんだけど、最近このホリーズ、再注目されて来ているんです。
実は2003年にデヴュー40周年を迎えていて、イギリスの方では2枚組のベスト盤を出しているんですが、日本ではそれにちなんで6枚組のBOXをリリースしたりと、結構デヴュー40周年という記念も後押ししてこのホリーズ再注目を浴びているわけです。
このBOXのタイトルが【ロングロードホーム】の意味はロングロングロードっていう歌詞からもらって来てるんだって。
ということで、2004年にまた再注目されているホリーズ、アルバムのタイトル【ロングロードホーム】にちなんだ曲“He Ain't Heavy. he's My Brother”を聴いて頂きました。

――メインのマタドールのBGMに乗せて――

さぁ、あっという間にエンディングの時間です。
 ★2ndアルバム【himself】について
  先週の水曜日にリリースしました。
  今回はレボリューション、反逆がテーマになっているアルバムです。
  もちろん僕のピアノ弾き語りの曲も入っています。
  来週はその辺りも掛けたいなと思っております。
 ★ミュージカル『キャンディード』について実は再演というカタチなんです。
  2001年にスコティッシュオペラヴァージョンで上演されています。
  それが今回は新たにジャパニーズヴァージョンということで世界が、このジャパニーズ
  ヴァージョンに注目していると宮本亜門さんから先日聞いたばかりです。
  僕もワクワクしています。どうぞみなさんよろしくお願い致します。
  どうぞメッセージもお寄せ下さい。
  そして来週なんですが、マイシアターでお送りして行こうと思っているんですが、
  新近松心中物語、皆さん知ってますか?今、巷ではブームですよ。
  この特集をしたいなと思っております。
  DJは中川晃教でした。それではまた来週、チャオ!!