日時 2008/8/23 13:00 場所 nakano f
レポ隊員 ゆきこさん イベント名 7YEARS 7DAYS 7WORDS

中野の商店街を少し横にそれると、すぐ住宅街になっていて、ファンらしい女性がぽつぽつと離れて立っていました。
12:45少し過ぎてから開場しました。
受付で会員証とはがきの確認と席順のくじびきをして、「今日、中川晃教にきいてみたいことは」アンケートに記入しました。
受付横にグッズが並べてあり、新作コーヒー、#F、黒いエコバック、CD、DVD、楽譜が置いてありました。
アンケートを書き終わったので、階段そばに立っていると、2Fに金髪の青年(あっきー)が立っていて、難しい顔をしながら、DVDの調整をしているのが見えました。
中村さんが「笑顔の練習をした方がいいですよ〜。顔がこわばっていますよ〜。皆さん準備はいいですか。誰にあってもびっくりしませんか〜」と声をかけてくれました。
2階に行くと、階段側の壁には大きなテレビ画面で、洋楽のミュージックビデオが流れていました。
窓側の壁には777の案内状ポスター、側面の壁には7の置物、各テーブルにはガーベラの花が飾られ、ミルクと砂糖、席番号とタルトが置いてありました。
早速、あっきーに遭遇して、真面目な顔で「ようこそ」と言われました。
今日の服装は、若葉色の長袖Vネック(開き大きめ)Tシャツを腕まくりし、細身のジーンズ、黒のドライビングシューズ。
席は窓側に12席、壁側に18席ぐらいの配置になっていて、私の席は奥側で、隣にキッチンカウンターがありました。キッチンカウンターでは高屋さんがコーヒーを入れていました。
反対側の窓側テーブルからあっきーがオーダーを取り始めました。でもキッチンカウンター近くなので、お茶を入れに来る様子がよく見られました。
みんなにお茶を配ったコップは7 Years days words とサインがゴールドのマジックで書いてあります。
ブロック体風や筆記体風などそれぞれ違っていました。
『お待たせしちゃって、すみません』「大丈夫ですよ〜」『皆さん、もう召し上がってください。お代わりも言ってください』って感じでした。
お茶の説明をしながらオーダーを取り、くじ引きに使った紙にメニューを書いていました。
今回のコーヒーはONNACafa 初テイスティイング
ガラパゴス50%とグアテマラ? ノチェより香りが高く酸味も抑え目で飲みやすい、ミルクを入れてカフェオレで飲むのに向いているとのことでした。
他はあっきーのおすすめのアイス緑茶、沢山飲み比べて、一番甘くて美味しいものを選んだということでした。パックになっていて、水を注ぐとすぐに飲めるタイプでした。築地交差点の近くのcafe付の御茶屋さん。「芽茶」という商品らしいです。
紅茶はダージリン、トワイニングの缶が見えました。
お菓子は伊藤久右衛門の宇治抹茶チーズケーキとほうじ茶チーズケーキ。インターネットのお菓子専門サイトで購入したらしいです。
お菓子はあっきーがいろんな人に聞きまくり、試食した結果のセレクトで、各回、違うものを出しているそうです。
ようやく全員に飲み物を配り、コーヒーのお代わりも注ぎ終わり、始めようかなという雰囲気の時に、緑茶のお代わりの声がかかり、『皆さん今の内ですよ』ということで、またお茶を配り始めました。別のものを飲む人には、一旦、コップをすすいでからという気の使いようです。コップも間違えないように注意していました。
この時点ですでに、1時半を過ぎていました。
キッチンカウンターでは、高屋さんが野菜を刻み、鍋で煮込んで、夜用のスープを作っているようでした。
あっきーがカウンターを背にして座り、話し始めました。
まず、カウンターにある大きなベルが2つ付いた目覚まし時計を手にとって、『こんなところに目覚まし時計が』といって鳴らしはじめました。そのままカウンターに時計を戻したので、「落ち無しですか」のツッコミが、『コレが鳴り出したら、話しを巻きはじめる合図です』ということで、ツッコミをいれた方が「すみません」と謝っていました。
『今日の目標はえーとなんて言ってたっけ、高屋さーん』高屋さん「聞いてない」とそっけない返事。
『今日は落ち着いていること、みんなを楽しませること』
『まず、最初に皆さんとの距離を縮めるために質問に答えようと思います。質問はどこ〜』で1Fから中村さんがセレクトした質問を持ってきました。
『また行きたい国はどこですか。行ってみたい国は』という質問。
『ベタな質問ですね。よく聞かれます。この質問をしてくださった方は』で、手を上げた窓側の方に、『あなたがまた行きたい国は』と逆に質問。
「ドイツです」の答えに『即答ですね、ドイツのどこがいいですか』「ベルリンです」
『ドイツのハンブルグには行ったことがある。3年ぐらい前にドイツのアンダーグラウンドのロック?音楽に興味があって行きたかったけれど、その時は行けなかった』
『好きな国はエジプト。ただボーっとして、太陽浴びてとかなら2,3時間で行けるグアム。スイスも行ったことがある。ロンドンにはまた行きたい』
ここから3、4年前にイギリスのロンドンに親友と一緒に行った時の話し。
最初は航空券だけ買ってNYに行き、親戚の家に泊まって過ごしていた。余ったお金でロンドン行きの航空券を買い、飛行機で7時間ぐらいでロンドンに行った。ロンドン在住の友人の友人で会ったことがないクマさんというベーシストの人を当てにして行き、ホテルを紹介してもらった。ロンドンの若いミュージシャンのスタジオも紹介してもらい、お互いに良い刺激を受けた。友人はミュージカルを見るので、別行動でギャラリーを見ながら歩いていると、「誰でもピカソ」とつぶやく声が聞こえ、「中川さんですか」と日本語で話しかけられてびっくりした。BBCで働いている日本人女性で、日本にいる時に、誰ピカに出演しているのを見て、興味を持っていた。ロンドンで見かけて、思わず声をかけた。名刺をもらい、日本に帰ったら連絡をすると別れた。その晩、親友とミュージカルを観に行く予定だったが、親友は別のを見ることにしたので、チケットがあまってしまったため、その人に電話をして誘ってみた。「行きたいけど、行けない。でも誘ってもらってすごくうれしい」という反応で、好感を持ったので、日本に戻ってからすぐ連絡を取り、良い友人関係が続いている。最近、その人は、出会ってしまったということで、ロンドンに拠点を移しているそうです。別に恋愛感情はないけど、ちょっとショックでもあり、嬉しくもある。あと、リバプールや、プリマスにも行ってみたいと言っていました。
地名が思い出せなくて、『高屋さん、なんだっけ?』と聞いても、高屋さんは調理中で聞いてない。『高屋さ〜ん』「何?」『イギリスの上の方の都市なんだっけ、ロンドンから、2時間ぐらいの場所』「リバプール?」『そうそう』みたいな感じでした。
『外国では、現地の原住民になりきる。現地人ですね。そういう格好をして、地図もポケットに隠しながら見て、危ない、行っちゃいけないといわれるエリアに行くのが好き。小声で『こっちでいいんだよな』、『こえー』、『やばい』とかつぶやきながらぶらぶらする。はたから見たらかなり危ない人だよね。』
次の質問『中村さんはどんな人ですか』ちょっと考えてから『照れ屋ですね。この質問をした人はどなたですか?なぜ、中村さんに興味があるの?』「明るそうな人なので」『中村さんって誰だかわからない人』10名ぐらい挙手。1Fの中村さんの様子を伺いながら『N.ANETWORKの強力な助っ人です。アディダスが好きです。中国語を勉強中。夢は世界一のダジャレ王』とカンペを持ちながら登場の中村さんを見ながらコメント。中村さんのファンですと名乗りをあげた方2名ほど。カンペで「加油」という反応。中国語で「頑張る」という意味。
他のスタッフの紹介。2年前からお手伝いしてもらっている現役慶応大生の方。あとは、高屋さん。それぞれに拍手。

7年前、東京に出てきた頃の話し
東京に親戚がいたが、一人暮らしを始めた時は、事情を聞いた管理人さんがよく気遣いをしめしてくれたのが嬉しかった。でも、なかなか「ありがとう」が言えなかった。
最初の部屋は7畳ぐらいで、玄関脇に無印の組立式戸棚だけ。コンロは1つで、IH?だけど触ろうとしたら熱かった。古かったから?窓の外に隣の駐車場の上の緑があるスペースが広がっていて、そこも、自分の部屋とつながっているようで、気に入ってその部屋を選んだ。
部屋を説明する時に、たまには奥側の人の方にということで、目の前まで来て、部屋の様子を手振り身振りで説明してくれました。
あるとき、ブラインドを開けたままの部屋で、お風呂から出たら、丁度、管理人さんがその駐車場の上で水撒きをしていて、手を振ってきた。こっちは裸なのに。
それ以来吹っ切れて、よく話しをしたり、ちゃんとお礼を言えるようになった。裸の付き合い?っていいよね。
斜め上の部屋には、弁護士志望の男性が住んでいて、勉強をしていた。(管理人さん情報)
ピアノはヘッドホンで音を出していないのに、何度か苦情を言われた。キーを叩く音?テレビのボリュームは15にしていた。今でもそうしている。換気ダクトがつながっていたから?いつも忘れたころになると、やってきて、ドアをガンガン叩かれ、出て来いと言われた。いろいろ言い返したかったけど、デビューしていたので、我慢しつづけた。親の顔が見たいと言われたのが一番こたえた。
今は思いっきり音を出しても大丈夫な所を探して、そこに住んでいる。
仙台の大学は3カ月ぐらいしか行かなかった。4年在籍したが、中退。今でも心のこり。
事務所のスタッフなどにデビューしたら忙しくなるよ。と言われ続けていた。確かに忙しかった。でもその状態が楽しくも感じていた。
自分の音楽をどう表現するかということに頭が一杯で、ミュージシャンの方やスタッフに一生懸命説明しても、出てきたものが違っていたりして、自分のことで精一杯だった。
まわりのことがあまり見えていなかった。今はもう少し、視野が広くなってきた。音楽に感謝の気持ち込めたい。
自分は音楽を目を瞑って聴く。音楽が立体的に形、色、光のように感じるから。スタジオでも足や手でリズムを取る音も、入らないようにしている。
オワクリのイベントで北海道の大丸で歌を歌ったとき、ずっと目を瞑って聞いている方がいて、感動して、最後のコメントに含めたら、そのまま目を瞑ったままだったので、失言したかと思って気になっていた。たまたま楽屋に行くときのエレベータで再会したので、『大丈夫でしたか』と声をかけた。目が見えない方だったが、たまたま来店して声を聞き、「この声、聞いたことがある」と言って娘さんと聴きに来てくれたそうです。

『皆さんは7年前は何をしていましたか』と名前を呼びながら数名に質問。
7年前はまだあっきーを知らなくて、友人に誘われて行ったシローを観にいったその日にファンクラブに入り、舞台を観に行ったりするようになって、感謝している。」
『今日の人のコメントはオアシスのようです。昨日とおとといは・・・』
「新感線のファンでやはりシローを見てファンになった。7年前は丁度50歳になり、いろいろなことがふっきれて自由になった。」別の方が大きくうなづいているので、『そうなんですか』「わかります。50歳を過ぎると、好きなものを好きと言えるようになりました」他の方に『7年前は?』「恋愛でボロボロでした。テレビであっきーを見たのを覚えてます。家族でこの人ホゥとかいうんだよね〜って言ってました」『えーと、失恋とは関係ないですよね。』

今回のイベントについて
今年は音楽活動をやるという決意を示したくて、新年会では、できるだけ歌を沢山歌おうと思った。自分の音楽の良さを伝えるには、ギターとピアノだけというのが良いと思った。BOBはアコースティックなものにするつもり。
だけど、あとから、顔が見られなかった、握手できなかった、サインがもらえなかったという声をきき、反省した。今回は、スタッフに反対されても、こういう形式にしたかった。イベント用のポスターのデザインとかも、全部自分で決めた。
『今回のイベント、30人での開催についてどう思いましたか。』「緊張しました。」「他の人はお友達同士で来ていたりするので、なじめるか心配でした」「最初は緊張したけど、信頼していたので心配はしていなかった、ここに来たら、そんなに緊張していません」「新年会が大好きです。ピアノをもう少し高いところにすれば良かったと思います」『ありがとうございます。うれしいです』「スタッフの方がすごい大変だと思いました」『スタッフ目線ですね』「会社でこういうことをしているので」『確かに、セレクトは僕ですが、いろいろな手配はスタッフですね。スタッフのみんないつもありがとうございます』
『皆さん今日は楽しんでいただけていますか。僕が楽しむんじゃなくて、みんなを楽しませなくちゃいけないのに。大丈夫ですか?』と何回か聞いていました。
この当たりで目覚ましが鳴ったかな。中村さんも時間を気にし始めて、カンペでサインを送っていました。

2月の舞台、スーパーモンキーについて
今回始めてオーディションを受けた。人より何か秀でたものを持つ人を探していた。僕はダンス・・・じゃなくて歌です。演出はシルク・ド・ソレイユの人で、最初は舞台に何もない状態で始めるという話を聞いて、とてもわくわくしている。シルク・ド・ソレイユは、音楽もオリジナルのものを使っている。ミュージカルみたいなものになると思う。
音楽は浅倉大介さんで、テクノとかで有名だけど、ディズニー好きでもある。

シャンプーに来てくれた人、12名ぐらい挙手。ライブCDで聞いてくれた人、15人ぐらい挙手。
最初は浅野さんがSTBでやるのに参加しないかと声をかけてもらった。それなのに、新しいことをしたくていろいろ要望を出してしまった。でも「誰かが新しいことをやらなくちゃいけない」とあのゴダイゴの浅野さんに言ってもらえたのが嬉しかった。
昨年の舞台が3つ(トミー、エレンディラ、M!)だったから、三つの柱を作ろうと思って、新曲を三曲書いた。
踊れる、乗れる曲、映画のような曲、社会性、メッセージ性の強い曲を作った。反応は、賛否両論でした。(踊れない、難しい。)シャンプーは今後もライブハウスのようなところで続けて行きたい。
今年はライブレコーディングを続けて行きたい。日本の業界では初めてらしい。海外ではすでにある。CDのレコーディングも計画している。
今年の集大成で11月〜12月25日くらいにコンサートを計画中。10月のライブはスタンディングになるので、足を鍛えておいてください。

今日の記念にサイン入りのコップはお持ち帰りができます。スタッフが梱包用の紙を配ってくれました。『こんなところに777デザインバックが。WWFのパンダ付で寄付されます。コーヒーも各100個ずつあります。』
『あと、マルサンの方にイベントのお話しをしたら、豆乳の差し入れをいただきました。』あっきー自ら配付。『これ両方ともおいしいですよ。僕も良く飲みます。温めると美味しいですよ。』

このあと、集合写真撮影。4列になって。高屋さん撮影。イスの上に立った最後尾の方に7の置物を持ってもらう。
『僕のあとから同じように言ってリピートしてください。はいテスト』「テスト」『はいもつけてください。はいテスト』「はいテスト」『わたしはとても美しい』「わたしはとても美しい」『今日の人はちゃんと言ってすごい〜』『はいポーズで何かポーズしてください。はいポーズ』「はいポーズ」『わたしはあなたを愛してます』「わたしはあなたを愛してます」など、カメラを替えながら6枚ぐらい撮影。『写真は皆さんのもとにお届けします。僕が直接・・・は無理ですけど。』
ここでもう3時10分過ぎぐらい『このあと下でお見送りします。』
1Fでコーヒーやバックを購入後、入口のところで、あっきーが一人一人と握手をしながら会話をしてくれました。
こちらが数歩、歩きだした後に、もう一度、声を掛けたりして、きちんとお見送りしてくれました。