日時 2006/3/31 19:00〜 場所 王子ホール(銀座4丁目)
レポ隊員 あこさん イベント名 ギンザめざましクラシックス Vol..35

コンサートは第一部、第二部に分かれていて、今回は軽部さんいわく新宿コマ劇場みたいな構成(芝居+歌)。

曲は全てモーツァルト。ゲストに呼ばれた理由が分かりましたね(笑)。
第一部は高嶋ちさ子さんが白いカツラを被ってモーツァルト役、軽部さんもカツラを被ってレオポルト、真っ赤なドレスのコンスタンツェ(衝撃!)、サリエリを演じていました。
そして芝居の合間に曲というか、曲の合間に芝居という、初心者の私にも曲の背景なんかが楽しく分かりやすいつくりで、とても面白かったです!
演奏は中央奥にピアノ、そしてその手前にヴァイオリン×2、ビオラ、チェロのカルテット。
第二部はゲストが登場。
今回のゲストは3人。キャンディードで共演したプリマドンナ幸田浩子さん、天才ジャズ青年の松永貴志さん、そして中川晃教さんです。
開演前、同じ列のお客さんなどから、「中川さんって知らないな」という声が聞こえていたので、身内気分で「どうなるのかな?」と心配&期待で、あっきーの登場前は椅子が揺れてるんじゃないかというくらいドキドキしました(笑)。

あっきーが歌った曲は2曲。
♪僕こそ音楽
♪影を逃れて

ピアノと先程のカルテットをバックにスタンドマイクで歌いました。
久しぶりに聴くM!ナンバーは色々な思いが蘇って、感動しました。
舞台で演じているときの歌とはもちろん違うんだけど、曲を大事に、伝えようとしている感じがしました。曲の合間に軽部さん、高嶋さんとのトーク。

晃:一幕?一部?とは打って変わって。別人ですね!(高嶋さんは水色のドレスに着替え)
軽:モーツァルトを演じていた中川さんから見たら滑稽だったでしょう?
晃:…いや…(笑)。意外と可愛いなと。
軽:私の?
晃:いや(笑)。でも嫌いじゃないですよ!(軽部さんのコンスタンツェ?)
軽:中川さんはミュージカルのM!でモーツァルト役を演じられました。
晃:(笑)。いいのかな?そんな関わり方で。
高:いいんですよ〜!
軽:中川さんはシンガーソングライターとしてデビューして、ミュージカルの世界の人じゃないのに抜擢されて、話題になりましたね。
晃:運命の作品だと思います。モーツァルトのことをそんなに知らないでやったんだけど、音楽家という共通点もあり、自然に感情移入できた。役を生きることが出来たんですね。モーツァルトはウピャーとかウピョーとか言っちゃうオカシイ人なんだなと思う反面、なんて素敵なメロディを作るんだろうって。信じられなくて、その信じられないところが好き。この作品に出会えて、それからの人生にいい影響を与えてると思います。
軽:中川さんのデータがあるんですが。「体をゴシゴシ洗うのが好き」って本当ですか?
晃:たわしで。ボディたわし?ボディブラシ?で。インタッチっていう面白い雑貨の店があって、日本のモノとかネイチャー系の石鹸とか売ってて、手作りのボディブラシも売ってたんで買っちゃいました。それで全身の皮膚に刺激を与えるのがやめられない!それをしないと気が済まない。
高:皮膚が硬くなっちゃうんじゃない?
晃:でも、亀の子たわしまで硬くなくて、刺激するのにちょうどいい硬さなんです。
軽:お風呂は長いの?
晃:1時間くらい入る。朝は頑張って30分。
軽:もう一つデータがあります。「キングサイズのウォーターベッドを持っている」え?どういった経路で?
晃:…どうです?寝たことあります?(高嶋さん経験アリ)どうでした?
高:気持ち悪い!
晃:よくそう言う人いるんですけど、水の量なんですよ。僕のはキングサイズで普通2人が寝るサイズだから、1人だとゆるいというか、沈むんで業者さんに固めに水を入れてもらったんです。すると、ぬくい!あったかい!最近、夜寒かったじゃないですか。もう、家に帰ったら真っ先に脱いでお風呂に入って、ベッドに潜り込むんです。すごい深い眠りにつける。だから業者さんに頼んでちゃんと固めにしてもらうと、これ以上ないベッドですよ。
高:こだわり君だ(笑)。
軽:続いて歌ってもらうのは、「影を逃れて」。これは、どんな曲ですか?
晃:オールキャストで歌う曲です。…M!が最後、幕をしめていくときの。M!はモーツァルト、ヴォルフガングの人生のストーリーなんだけど、一人の人間として何を考え、生きたのか?それを知るには手紙とかの本や曲から想像するしかない。この歌は、一人の人間のメッセージとして我々が受け取れるものだと思います。

歌い終わると、丁寧におじぎ。去る前にもう一度おじぎ。顔をあげると鼻に手を当ててバイナラをして帰っていきました(笑)。
最後、みんなで一列に。ゲストの真ん中に立っていて、隣の松永くんとお話してました。軽部さんからあっきー含め皆さんのお仕事の告知があり、幸田さんのコンサートの告知のときも幸田さんと何か話していました。演奏メンバーにも拍手〜!でおしまいです。
衣装はクラシックコンサートなので、黒の燕尾服に白い開襟シャツ、首にグレーのスカーフといったきっちりした格好でした。
当日券並んでいる間、風も強くて物凄く寒かったんですけど、コンサートは楽しくて素晴らしくて、観れて本当に良かったです!あっきーも様々な分野の方と仕事が出来たことで新しい刺激になりそうですね。