てきぱきワーキン♥ラブ

23世紀、どの役所の管轄でもない仕事をするための独立採算性をとる役所「その他省」で働く少女(エダルトは男の子だが)たちの奮闘の物語(でもコメディ)。どの役所の管轄でもない仕事をするため、変な仕事やなんだかよくわからない仕事が舞い込むことはしょっちゅう。
その他省の職員はサイボーグの動物(パートナー)を連れており、そのパートナーを通じて秘書が職員の行動をモニターする。
なお、この時代では公務員にもスト権があるらしく、あっちこっちのお役所でストが行われている。もちろん、その他省も例外ではない。

登場人物

オルリン・ヒカル・M(モスデューク)
結構お気楽な女の子。歌うことは好きらしい。15歳
じーく菜
ヒカルのパートナーの猫。
パープキン・ナオミ・K(コシガヤ)
活動的な17歳の女の子。高いところが苦手。(高所恐怖症というわけでもないですが)
ヘルシンキ
ナオミのパートナーのコリー犬。目つきがちょっと変。
クリャリャ・エダルト・N(ンゴロ)
本が大好きな16歳の男の子。まじめな性格。身体を使うのは苦手。四つ子の妹たちがいる。
セバスチャン
エダルトのパートナーの猿。
アルラ・ナーナ・L(ラクチ)
美人で有能な秘書。実は酒乱で方向音痴。
アメリゴ・トフ・D(ダブリン)
ヒカルたちの上司の上司で主任。

なお、ヒカルたちの直属の上司は、ゲームの方ではプレーヤーであるので登場しません。そのため、コミックスの方にもいっさい登場しません。

てきぱきワーキン♥ラブ1 Chapter1 ヒカルたち3人は、南太平洋のアンドルード島で1日を過ごすという仕事を受ける。そこは自然回復地域で絶対的立入禁止なのだが、火星公使からの依頼で特別なのだという。しかし、その島には、いるはずのない猫と人間がいた。
Chapter2 ヒカルは出張中の人事部長の猫、ヘルちゃんの世話をすることになった。ところがこのヘルちゃん、かなり凶暴な猫だった。
Chapter3 ナオミは仕事で海の真ん中に来ている。その海域では、ここ2ヶ月ほど変なものが出没するという噂。それを調査するのが今回の仕事。
Chapter4 今回のエダルトの仕事は、紙の本の図書館で、行方不明になったアメリカーナ大百科事典の1冊を探すこと。いつもは館長がやっていたのだが、今は休暇中。結局、ブリタニカの棚に紛れ込んでいたのだが、今度はブリタニカが1冊行方不明。
Chapter5 ヒカルは3日間だけ孫娘になってコーヒー王のおじいさんの誕生日を祝うという依頼を受ける。しかし、その孫娘は下品で乱暴であったので、ヒカルはそれになりきる。
Chapter6 ナオミとエダルトは南極の公園から逃げ出したペンギンを探す仕事を引き受ける。(ちなみにヒカルはこの時ヘルちゃんの世話をしていた)
Chapter1 ヒカルは、考古学者ローゲンディック教授とともに、70年に1日だけ存在する幻の町マルカポスの探索に行く。
(この回から連載が月刊アスキーコミックから月刊コミックビームになり、作品名も「てきぱきワーキン♥ラブFX」となった)
Chapter2 ニューギニアの仕事で日に焼けたナオミ。ボーナスでエステや美容院、温泉に行って肌もつやつやでおしゃれもする。
Chapter3 今回は、なぜだか仕事が来ない。
Chapter4 エダルトはジュースのモニターのお仕事。
Chapter5 いつも遅いヒカル。息切れしたり、腕がだるいのはじーく菜を抱えているから?
Chapter6 ナオミは仕事で山登り。そして、山にいる依頼人の知人に、謎めいたアルファベットと数字の書いてあるプレートを渡すのが依頼。
Chapter7 ヒカルやナオミが誘っても、エダルトは仕事があるという。ナーナもそれを不審に思う。
てきぱきワーキン♥ラブ2 Chapter8 仕事中、雨に降られてヒカルは風邪を引いてしまった。そこにナオミとエダルトがお見舞いに来る。
Chapter9 ナオミに注文しておいた新しい服が届く。その服を来て仕事に行ったら、エダルトの態度がちょっとおかしい。
Chapter10 エダルトが仕事でチュニジアまでシャトルに乗っていく。その時ハリケーンと遭遇。なぜだかエダルトは雲の上に投げ出された。
Chapter11 ナオミが「たえられないー」と泣き叫んだ仕事をヒカルが引き継いだ。休暇中のトフ主任からの依頼で古いレシピにあった料理「にくじやが」を作るのだが、初めて見る食材に四苦八苦。
Chapter12 ナオミは鯨のベンジャミンと共に、海に沈んだシャトルの乗組員救助の仕事をする。シャトルの沈んだ海域は、クジラの聖域になっているため、クジラも入れず、クジラに対して心理的に中立なナオミが選ばれた。ベンジャミンは心理的に問題があるからいいのだという。
Chapter13 エダルトは、映画プロデューサーのロンバルディの別荘の庭で見つかった洞窟の探検隊長になる。しかし、何か怪しいのであった。
Chapter14 ヒカルは、その他省所有のアンゴロモ灯台の階段の段数を数えるという仕事をする。しかし、なぜか8課のゲルゲも同じ仕事をしていた。
Chapter15 ナオミのホームシステムが不調。ついには鍵が壊れて閉め出されてしまい、エダルトの家に押しかける。
Chapter16 地球連合艦隊の防衛線を突破してきたサールス人の依頼で、3人はボルネオのジャングルで「ご神体」を探す。
Chapter17 ヒカルの今回の仕事は、毎日4時間、1週間公園で立っているだけ。しかし、特に何かが起きるという訳でもない。
Chapter18 今回のナオミの仕事は、同じ課のタントのパートナー、トルーマンを連れてきて欲しいという依頼。タントが風邪で早退してしまい、トルーマンはその他省の中をうろつき回っている。
Chapter19 エダルトは、組合からの要請で有給消化で2週間休むことになった。しかし、急に休めと言われても何もすることを思いつかず困ってしまう。
Chapter20 ヒカル、ナオミ、エダルトは何故か高校生ライフ。
Chapter21 ヒカルはなぜだか夜中に歌を歌うという仕事をする。
てきぱきワーキン♥ラブ3 Chapter22 宇宙の彼方から巨大な小遊星が地球に接近、ヒカルはその観測隊に参加したのだが、邪心復活をたくらむ怪しい組織に捕まってしまう。その時、映画のロケ隊に正体を隠してその組織を監視していたナオミに助けられるも、2人とも捕まってしまう。ところが、その組織には、手伝いとしてエダルトがいた。
Chapter23 エダルトが描いた絵を見て、依頼主は絵の特訓を命じるも、成果は上がらず全然下手。特訓のモデルになってくれた人も怒り出す始末。
Chapter24 ヒカルとナオミは作家のヴァン・ハイヤームの秘書の仕事を受ける。しかし、その実体は部屋の片づけだった。
Chapter25 ナオミは「ヒカルじゃふつうすぎるから」という理由でぬいぐるみのモニターをする。ナオミ以外にもにもその他省から何人かモニターが集められていた。そこで見せられたぬいぐるみは妙に変なものばかり。
Chapter26 エダルトは目覚めると、そこにナオミがいた。ナオミはエダルトの奥さんだという。その上、エダルトは今までのことをよく憶えていなかった。
Chapter27 ヒカルが妙な髪型をしてきた。美容院に行って居眠りしていたらそうなったという。しかもその髪型は最新式の機械によるもので、3週間絶対に型くずれしないのだという。確かにナオミが色々やってもその髪型になってしまう。
Chapter28 開いている人手がいないため、ナーナが地磁気応用工学研究所まで卵を届けるという仕事を受ける。しかも先方はクルマの自動ナビゲーションが使えない区域にあり、方向音痴の気のあるナーナは道に迷ってしまう。
Chapter29 ナオミから送られてくる映像が横になったりずれたり、おかしい様子。しかし、ヘルシンキの検査では異常は見つからない。
Chapter30 ここしばらくは雨続きで連続28日も太陽が出ていない。ヒカルもナオミも不快感をあらわにしているが、エダルトは平気な顔をしてお茶を飲んでいる。
Chapter31 ヒカルの「わたしのお仕事&じーく菜かわいい日記」といいつつ、最近じーく菜がかわいくない。
Chapter32 ナオミに服を着る仕事の依頼が来る。はしゃぐナオミにエダルトは何か言いたげ。その服は80年前に流行っていたそうだがとても変。そんな変な服を何着も着て写真を撮られるナオミだった。
Chapter33 ヒカルもナオミも、朝出勤するとエダルトにキスをする。するとエダルトの頭の上にキスの点数が出る。エダルトはキスの点数をはかる機械のモニターをしているのだった。
Chapter34 ヒカルは迷子捜しの仕事を終えて、3日間の休暇。そんなヒカルに道行く人が振り返る。家でもヒカルは何かの視線を感じたり、じーく菜もヒカルに対して飛びかかってきたりする。
Chapter35 ある朝ナオミは起きてみると何もかもめんどくさくなってしまった。とりあえず出勤してみたものの、やっぱりめんどくさい。
Chapter36 エダルトは迷子の猫探しの仕事を無事にやり遂げる。次は迷子の犬探し、その次は迷子のワニ探し、その次は迷子の仔トラとハクトウワシとオオアリクイ。皆同じ人がエダルトを指名で依頼してきているらしい。
てきぱきワーキン♥ラブ4 Chapter37 ヒカルはトフ主任と月植民市へ。そしてヒョーローシの地図作りの手伝い。空調が壊れて暑いのだが、薄着をするとヒョーローシが怒るため、ヒカルは暑い中、厚着をしている。
Chapter38 ご先祖供養で帰省したナオミにヒカルも同行。一人っ子だったヒカルは兄弟の多いナオミがうらやましい。
Chapter39 ナーナの机に女の子が座っている。彼女はバーナード星への植民船が遭遇した異星人で、地球のことをよく見聞きして友好関係を結ぶかどうかを決めるというのである。その彼女の世話をエダルトが任された。
Chapter40 ヒカルがじーく菜のほかにもう一匹猫、もちもちを連れている。ヒカルの仕事はそのもちもちをその他省まで連れていくこと。しかも、1マイル遠回りするごとに1ポンドのボーナスも出るという。しかし、なぜだかもちもちを連れ去ろうとする人が多くいる。
Chapter41 ナオミの今回の仕事は、千年時計財団のねじ巻きの一行に外部スタッフとして同行すること。一方エダルトも千年時計財団の会員であるため、休暇を取って一行に加わっていた。
Chapter42 セバスチャンは定期検診で2週間の入院。その間エダルトはデスクワークをするが、セバスチャンがいなくて寝付かれないのか、仕事中もあくびや居眠りや仕事をミスするようになった
Chapter43 エダルトは動物禁止の所に派遣される。一方、休暇中のナオミも毒キノコにあたって入院。その間のセバスチャンとヘルシンキの世話をヒカルがすることになった。
Chapter44 その他省でおへそを出している服を着ていると、サンダーマスクなる怪人にお腹を触られる。この怪人サンダーマスク、正体はナオミらしい。
てきぱきワーキン♥ラブ5 Chapter45 エダルトが仕事をしようとすると、何者かがエダルトの端末で仕事をした形跡がある。しかも、していないはずの仕事までなされている。さらには休暇で休んでいたはずなのに、同僚はエダルトが出勤していたという。そこで、エダルトはヒカルに「偽物」の調査を依頼するのであった。
Chapter46 ヒカルは片道2時間もかかるような離れ小島に住む作家のロー先生の原稿取りのの仕事をする。しかし、ロー先生、遅筆なのであった。
Chapter47 ナオミはアイスランドの火山噴火活動研究観測所の臨時要員となる。しかし、仕事というのは2時間おきの計器のチェックだけ。暇をもてあましたナオミは付近の温泉に入りまくる。
Chapter48 エダルトの部屋に、執事ロボットのアレックスがいる。記憶喪失で迷子になった所をエダルトに拾われたのだった。アレックスの記憶喪失を直すには、普段通りの仕事をさせればよいと言うことで、エダルトが預かることになったのだった。
Chapter49 美人で、仕事ができるナーナは、女の子たちのあこがれの的。そんなナーナのようになりたいヒカルは、ナーナを観察していて奇妙なことに気づく。
Chapter50 ヒカルは78年ぶりの打ち上げ花火の見物という仕事を受ける。本物振興財団が試作品の完成にこぎつけたのだった。しかし、許可の取り忘れなどでなかなか打ち上げができない。
Chapter51 ナオミはこのところ、苦手にもかかわらず高い所での仕事が続く。
Chapter52 人格バックアップ技術を開発したエトバ博士のバックアップの一部が発見された。さらには、当時開発に関わった科学者達十数人分のバックアップもあることがわかった。そのバックアップの救出をエダルトが手伝うことになった。主に作業をするのは、記憶が一部足りないためコンピューター人格では再生できなかったため、ひ孫娘のマルタの身体を借りたエトバ博士である。
てきぱきワーキン♥ラブ6 Chapter53 ここしばらく、人混みの中の仕事をしていたヒカル。次の仕事は大気省の気象観測ポッドのオペレーターで太平洋の真ん中でひとりぼっちというもの。ところがそこに台風6号が接近してきた。
Chapter54 結婚したパレアンナの所に遊びに行ったナオミ、急に一人暮らしが寂しくなった。
Chapter55 今回は原始時代。エダルトは芸術家のバンシのアシスタントで岩絵の具を作っている。
Chapter56 ナーナが休暇をとり、その間ヒカルが秘書代行をすることになった。しかし、思いの外大変。
Chapter57 ナオミはおもちゃ工場に来ている。作った数より出来上がった数の方が多いので、調査を依頼されたのだ。
Chapter58 エダルトはある女性からお弁当を受け取っている。メニューは卵サンド。
Chapter59 ヒカルはハークンマ・エブラムというその他省の職員を捜している。身分証の更新をしてもらう必要があるのだ。通常は入り口で自動更新されるのだが、彼はずっとその他省の建物の中にいるのであった。しかも、彼と直接会った人がいないという。
Chapter60 最終回。その他省はストをやっている。ヒカルとナオミはお気楽だが、エダルトはストで仕事をしないことに罪悪感を感じている。

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