日付 2001年8月7日〜8日

場所 兵庫県・出石→玄武洞→城之崎温泉
→京都府・天橋立→伊根町

結婚して初めて旦那様実家へ帰省した際、実家のある京都から城之崎温泉へ旅行することになりました。
メンバーは旦那様の両親と私たち夫婦。
今から考えると、これから何度も顔を揃えて出かけるこのメンバーの初旅です。


8/7
父さんの運転する車に乗って約3時間ほどで出石市へ。時間はPM 3時になっていて、昼食には良いタイミングです。
「出石」といえば、やっぱりそば♪ 道沿いに点在する手打ちそば屋さんに入ってお食事です。
定番、ざるそばや鴨肉そばなどを美味しくいただきました♪

そして再び車で城下町として栄えた出石市内へ向かいます。
今や出石のシンボルとなっている時計塔(画像:左上)が見下ろす町には、現在でも家老屋敷、武家屋敷や商家が軒を連ねています。もちろん、武家屋敷などは公開しているのでお屋敷探訪! 中には実際に使われていた駕篭や武器などが展示されていたので、歴史好きの旦那とお父さんは熱心に見入っていました。
少し歴史に触れた後は、地学のお勉強(笑)。城之崎温泉に行く
途中で寄った「玄武洞」は、160万年も昔に起こった火山活動で流れ出た溶岩が固まり、規則正しい割れ目を作り出したもので、国の天然記念物となっています。目の前に切り立った玄武洞は壮観! まるで霜柱が石でできたように綺麗で、本当に同じ大きさで割れ目ができているのです。それが160万年も形をとどめていることにも驚きです。
ちなみに玄武洞での写真はあまり良いものがなかったので、ご紹介しませんでした。
ちょっと地学にも詳しくなった(?)ところで、本当の目的地、城之崎温泉へLet`s Go!

城之崎温泉での宿泊先は、温泉屈指の老舗旅館「西村屋」さん。
門構えからして歴史を感じさせる雰囲気があって、素敵な旅館だということがわかります。Pong夫婦だけではとても泊まれそうもないところだったので、興奮もひとしおです!
純和室の客室にもゆとりがあって、落ち着くこと〜。
部屋の窓から見える旅館の中庭には小さな池や石灯籠があり、左の画像の様に浴衣でお庭をお散歩できるのです♪ 夕食前の腹ごなしにはうってつけですね。そして写っているのはお父様です(うふふ)。タイトルは「俺の庭」。
そうそう、お茶菓子に出た羊羹が絶品で、お土産に買って帰りました。

そして温泉です。実はPongは「温泉地」という温泉はワクワク、ドキドキの初体験。
さっそく「西村屋」さんの内風呂を楽しみました。
露天風呂の湯船は木で作られいて、やっぱり純和風の庭づくりを見ながらのんびり入ることができます。
Pongが入った時には数人いた他のお客さんが、しばらくして誰もいなくなってしまったので、その露天風呂をひとり占め!
あ〜、なんて贅沢な時間なんでしょう。一度目の温泉体験にして、さっそくハマッてしまったPongでありました。
ちなみにお湯は無臭透明だったと思います(うろ覚えでスミマセン)。

それぞれがのんびりと過ごして夕ご飯の宴〜。
もちろん部屋出しなのですが、これまたステキな器でお料理が運ばれてくるのです!
一口に器といっても陶器のものだけでなく、葉にくるんでみたり(画像:右)、溶岩(?)の上に但馬牛を乗せてみたりとユニークで美味しそうな演出で、もう食べきれないほどに品数も多い!普段はあまり飲めない日本酒もいただきながら、満足な時間を過ごしました。
大いに楽しんだ夕ご飯が済んで少しお腹がこなれた頃、浴衣と下駄で城之崎温泉の外湯をいただきにでかけました。
明治の文豪が愛したといわれる城之崎温泉には、旅館とは別に外湯がいくつかあって、好きなところに宿泊客がまわって入浴することができます。
私も早速「美人の湯」をいただきました☆ 効果はともかく、中の様子はというと‥。
なんだかあんまり情緒のある温泉、ということはなく、Pongの個人的な感想からすると「普通の銭湯」という感じでした。
本当はもっとたくさんのお風呂を回りたかったのですが、一件目で十分にのぼせてしまったので、そのまま夕涼みへ。
温泉街のメインストリート(?)に流れる大谷川を挟んで、石灯籠が明かりを灯している風景は何とも情緒があります。柳に灯籠はやっぱり合うものですね。
温泉情緒にうっとりしてブラブラ歩いていると、突然「パーン」という音が聞こえ始めました。
何かと思って人々が見上げている方向に目をやると、打ち上げ花火があがっています。
どうやら偶然花火大会と重なっていたようで、なんともうれしいハプニングでした。
川にかかる橋に腰を下ろしてたっぷりと花火見物を楽しみがら、城之崎の夜は更けてゆくのでありました〜。
どちらもピンボケで
ゴメンナサイ〜。

8/8
何日でも逗留したい城之崎温泉を後にして、次に向かうは日本三景のひとつ「天橋立」です。
実はお恥ずかしいことに、P
ongは今まで「天橋立」が京都にあるなんて知りませんでした^^;)
天橋立は、京都の北端に位置する丹後地方にあります。松林を約1時間ほど歩き、リフトにのって「笠松公園」へ。今歩いてきた松林が上から望むことができて、さらにここには名勝な「股のぞき」があります。逆さまになって股の間から松林を覗くと、まるで黒竜が天を昇っていくように見えると言われていますが、どうです?みなさんはどのように見えますか?
この「股のぞき」にもちろん私たちも挑戦。ちょっと恥ずかしい格好になって絶景を楽しみました。
立って見た景色
股覗きで見た景色
そしてこの旅行の最後の目的地となる「伊根町」へ。映画やテレビでも有名なのらしいですが、Pongはやはり知らない場所でした(汗)。
海のにせり出した家が水の上に建っている設計で、家の軒下にはその家庭の船がプカプカと水に浮いているのです!そんなお家がたくさん軒を連ねていて、今まで見たことのない不思議な光景でした。
漁港の町「伊根」はとても静かで、なんともゆったりとした時間の流れる町でした〜。

ここで今回の旅は最後の地となりました。
一泊で回るには少し忙しかった様な気もしますが、Pongの知らない土地をたくさん訪ねることができて勉強になりました!

■□THE END□■