とっておきの1枚

2003/02/21UP


ここに載せた写真は、他人から見れば、なんでもない写真でしょう。
実は、私が見ても、なんでもない写真です。
でも、なぜか、この写真を見るたびに、私は立ち止まってしまいます。
パソコンで見てるので、
実際に“立ち止まる”わけではないけど。

今回ホームページを作るにあたり、
この2年半ほどの間に撮ったデジカメ写真をひっくりかえして見ています。
デジタルだから、
実際に“ひっくりかえして”るわけではないけど。

ウナるほどある写真の中で、なんでこの、なんの変哲もないこの写真に
私は目がとまるのか・・・。
実は答えはありません。私も分からないから。
「なんだよ〜〜。何が言いたいんだよ〜〜。」って感じですね。

しいて言えば、ちょっと遠めで分かりにくいかもしれませんが、
この写真で、うちの犬、ぽちゃりは私のことを見上げています。
そして私もぽちゃりのことを見下ろしています。
走りながら、
何かお話しているようです。

ぽちゃりと私の関係は、実をいうと、まだ
発展途上
私はぽちゃりのこと、まだ何でも
分かってやれる訳ではありません。
ぽちゃりも、私のことを
信頼しきっている訳ではありません。
犬と人間とのいい関係は、そんなにたやすく築けるものではないようです。
ある方は、「犬と本当に解り合えるようになるのに3年はかかる。
5年を過ぎるともう
一体になってる感じ。」とおっしゃいます。

私はぽちゃりと、そんな風にしっくり来るような関係になる日を楽しみにしています。
でも、将来良い関係を築けるかどうかは、
日頃どう関わってきたかに大きく左右されるでしょう。

私は日頃、ついイライラして、ぽちゃりのこと
怒鳴ってしまい、
ぽちゃりの心を
傷つけてしまうことが多いです。
「こんなことでは、いつまでたっても良い関係になれないなー。」と
ため息ついてしまいます。

でも、お互いに見詰め合っているこの写真を見ると、
「ああ、こんな瞬間もあるんだな。良かった。」と、
少し
ホッとできるのです。
だから、とっておきの1枚なのかもしれません。







ホームへ エピソードのページトップへ