でっかいどー!ほっかいどー(古!でも行きたい!)
 第一印象でその大きさに惚れてしまいました。当然重い(270kg)のですが、なんか味があるというか、
存在感のあるバイクだと思いました。ずいぶんとバイク屋やネットオークションで程度のよいものを探しました
が、最終的にふとした近場のバイク屋にて運命の出会いとなりました。
 まずはその大柄なボディは、たっぱのある私(180cm)でもハンドルがちょっと遠いかな?と思うような
軽い前傾姿勢を必要とするもので、またがると目の前には今までノンカウル派であった私には違和感のある立派
なアッパーカウルの中に乗用車用か?と思えるほどでっかいメーターパネル、そして見やすい位置にあるサイド
ミラーが私を駆り立てています。
 後姿もなかなか堂々としていて、さすがに現在では迫力があるとは言えないけれど、150/80-16のリヤタイ
ヤもツアラーとしては充分と思えるものです。
キュルン、ドウン!、ドオーン!キュイーーーン!
 私のFJは、'92年式の4CCというモデルで、国内仕様です。本当は3XWという逆車を探していましたが、
私のレベルでは130psなどというモンスターは操れないであろうということで、97PSの国内仕様に落ち着きま
した。というより、このバイクを店で見たときにはもう買う気満々だったので、結果的に国内物になったわけです

 表題の擬音はこのバイクの始動から加速、そしてスロットルをちょいと開けた感じを表現したものです。伝わり
ましたか?その感想は、国内仕様で良かった!。これが逆車だったらとってもスロットルを開けられないなーという
ものです。全くのノーマルですが、その排気音は低く重いもので、アイドリングはとても静かです。ひとたび走り
だすと、270kgの巨体は意外に軽く、コーナリングもそこそこ楽しめるものでした。また、一ひねりでたちまち
別世界に旅立てるスムーズなエンジンはとても軽快です。
 
いいことばかりじゃないけれど・・・・・・
 とりあえずいいことずくめでまとめてきましたが、やはり12年という歳月は確実に疲労・磨耗等を引き起こし、
私のFJにもその兆候は見られます。

 実はこのFJは走行2800kmというまるでタイムスリップでもしたような状態で購入しました。その状態はエ
ンジン、マフラーには錆が出ていますが外装、またシート下などはまるで新車のようでした。ところが、納車の日
バイク屋から帰る途中に燃料を満タンにしてもFUELインジケーターが消えないので、家に帰って調べたところ私
のFJはABS付きなので、FUELインジケーターなど無く、その位置にはABS警告灯があるはずだとわかりました。
 
 つまり、メーターは変わっていたのです。でも、エンジン、足回りなどにもそんなにやれは見られなかったので、
始めからわかっていた右側への転倒歴によるメーター交換であろうとそこは納得しました。でも、ABS警告灯が点
くというのは見逃せませんので、自己診断やハイドロリックユニットの作動点検を行いましたが、一向に反応が無く
これはECUが飛んでるな、と思い、バイク屋さんへ納車後すぐに入院となりました。

 その後やはりECUの交換作業及びハイドロリックユニットの徹底洗浄を終え帰って来ましたが、その修理費は当
然バイク屋さん持ちですが、15万もかかったそうです。恐ろしや、ABS!


 他にも気まぐれタコメーターや、段差での何かの揺れる音(カコン!という大きな音)、バリバリ伝説並みのい
わゆる「ビリビリ!バリバリ!」というカウルのビビリ音、軟らかく腰の無いフロントフォークなどこれから手を
入れて行きたいところは多いです。まあ、まだまだ長く付き合っていくのでどんどん良くすればいいんです!
 
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