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ファレノプシス: 名牝の血は確かに

(父)ブライアンズタイム (母)キャットクイル (母父)StormCat

総評 : 桜花賞、秋華賞、エリザベス女王杯の牝馬G1を3勝した名牝。
母のキャットクイルはナリタブライアンを輩出したパシフィカスの半妹で実績と血統面から輸入された。
その初年度産駒がファレノプシスでいきなり大成功である。競馬がブラッドスポーツである事の見本だ。
ファレノプシス自体は展開次第で位置取りを変えられる自在性があり、牡馬と走っても遜色の無いレースを
見せた。2000年に引退、繁殖入り。初年度産駒は2004年出走予定。

私評 : 馬券的にもお世話になった馬。最後のレースも獲らせていただきました。
引退前には後方一気の競馬が多かったような気がしますが、その切れ味は最高でした。
(母父)の影響か若干距離に限界があったような気がしますが産駒にはどうでるか?楽しみですね。


フサイチコンコルド: 名手の悲願を阻む「音速の末脚」

(父)Caerlean (母)バレークィーン (母父)Sadler'sWells

総評 : 史上最年少キャリアで挑んだダービーで優勝を果たした。
その時の1番人気は武豊騎乗で後に菊花賞を制する名馬ダンスインザダーク。
これまでダービーだけ勝てなかった武騎手の悲願達成は間違いなしと思われていた。
しかし、直線抜け出したダンスインザダークにゴール寸前で襲い掛かり見事優勝。
その後のレースでは故障もあってG1はこれ1勝だけだが、印象深い1勝でした。

私評 : 武騎手はこの敗戦が余程悔しかったらしく、何度も夢にみたそうです。
その武騎手も一旦勝てば3度のダービー勝利。この敗戦が無ければ4勝でしたね。


フジキセキ: 未出走の幻の3冠馬

(父)サンデーサイレンス (母)ミルレーサー (母父)Le Fabuleux

総評 : 新馬戦、もみじ賞、朝日杯3歳ステークス、弥生賞と4連勝して3冠間違いなしと言われていた。
しかし、弥生賞後に故障して引退。
クラシックレースに1度も出走していないのに「幻の3冠馬」とも言われた。
産駒は結構優秀で先日引退したダイタクリーヴァなど、粒そろい。
しかし、まだG1ホースがでていないので、1頭でも出して欲しいですね。「幻」ではないように。

私評 : この馬自体は見たことが無いのですが、同期のジェニュイン等よりも評価が高いようです。
産駒も活躍していますのでその内G1ホースがでるのでは?